7月15日(金)東大阪市花園中央球場にて、第98回全国高校野球選手権大会大阪大会2回戦、PL学園対東大阪大柏原が行われました。

多くのプロ野球選手を排出し、野球ファンのみならず日本人なら知らない人がいないと言っていいPL学園と、2011年の夏に甲子園出場を果たし、その後も毎年好成績を残す東大阪大柏原。

PL学園が今年を最後に休部するとあって、花園球場は2000人を超える観客と見たことがないくらいたくさんの報道陣。周辺の駐車場はもちろん満員で、東花園駅からも球場へ向かう人を見かけるという、普段は目にしない光景が広がっていました。

PL学園が先攻、柏原が後攻。ピッチャーはPLが藤村、柏原が平田で試合開始です。

1回表　PL学園攻撃
1　ヒット
2　デドボール　ノーアウト1,2塁
3　送りバント失敗
4　センター前ヒット 満塁
5　ショートフライ 2アウト
6　ライト前タイムリーヒット
PL2-0柏原
7　ショートゴロ
立ち上がり、東大阪大柏原・平田を攻めて満塁に。6番安達の2点タイムリーでPLが先制。

6番安達の先制タイムリー。

1回裏　柏原攻撃
1　四球
2　送りバント成功 1アウト2塁
3　レフト前ポテンヒットタイムリー
PL2-1柏原　1アウト1塁
4　ワイルドピッチ 3塁へ　1アウト3塁　四球　1アウト1,3塁
5　ゲッツー崩れ
PL2-2柏原　2アウト1塁
6　パスボール 2塁　三振
制球に苦しむPL藤村から柏原が1安打で2点を奪い同点。

技ありの一打。柏原・3番住谷がレフト前へ落とす。

2回表　PL攻撃
8　三振
9　サードエラー　1アウト1塁
1　レフトフライ
2　盗塁死

冷静に盗塁を刺す柏原・捕手西島。

2回裏　柏原攻撃
7　レフトフライ
8　ライト前ヒット
9　四球
1　四球　1アウト満塁
PL守備位置交代
捕手・梅田が投手へ　投手・藤村がライトへ　ライト・森實が捕手へ

PL学園はキャプテン梅田がマウンドに上がる。

2　1塁ファールフライ　2アウト満塁
3　ライト前2点タイムリー
PL2-4柏原　2アウト1,2塁
4　四球　2アウト満塁
5　ワイルドピッチ
PL5-3柏原　センターフライ
9人しかいないPL学園の苦しさがでた回。守備位置をローテーションさせて、キャプテン梅田がなんとか抑えた。

初回に引き続き3番住谷がタイムリー。今回は痛打。

3回表　PL攻撃
2　三塁ゴロ
3　三振
4　二塁ヒット
5　ピッチャーゴロ

獅子奮迅の活躍を見せるキャプテン梅田。

3回裏　柏原攻撃
6　センターフライ
7　ショートエラー　1アウト1塁
8　サードゴロ　2アウト2塁
9　四球　2アウト1,2塁
1　セカンドエラー　満塁
2　ショートゴロ

しっかり守ったサード谷口。なんとかこの回を無失点に。

4回表　PL攻撃
6 四球
7 送りバント成功
8 三振
9 ピッチャーゴロ

しっかり選んで先頭打者の役割を果たした6番安達。

4回裏　柏原攻撃
3 センター前ヒット
4 送りバント成功 2塁
5 レフト前ポテンヒット 1,3塁
6 ショートフライ
7 レフトフライ

5番高橋のヒットでチャンスを作ったが、活かせず。

5回表　PL攻撃
1　ライトフライ
2　ライト前ヒット
3　ショートゲッツー

全盛期と同じように、スタンドから大きな声援が飛ぶ。

5回裏　柏原攻撃
8　レフトフライ
9　右中間を破りスタンディングダブル
1　三振
2　ライトフライ

右中間を破る2塁打を打った9番麻生。

6回表　PL攻撃
4　レフトオーバースタンディングダブル
5　四球
6　送りバント失敗　1アウト1,2塁
7　センターオーバー2点タイムリー
PL4-5柏原　1アウト2塁
8　三振
9　三振
PL打線がつながる。強烈な飛球が2本飛び出し、ついに1点差。

7番水上がセンターオーバーの2点タイムリー。

6回裏　柏原攻撃
3　セカンドゴロ
4　ショートゴロ
5　センターフライ

1点差に迫った次の回を三者凡退。さすがキャプテン梅田。

7回表　PL攻撃
1　ストレートの四球
2　送りバント成功 1アウト2塁
3　レフトへ逆転ホームラン
PL6-5柏原
4　ライトフライ
5　セカンドライナー

値千金、3番藤村のホームラン。

7回裏　柏原攻撃
6 ライト前ヒット
7 送りバント成功 1アウト2塁
8 センターフライ
9 四球
1 レフト前タイムリー
PL6-6柏原
2 センターフライ
1点ほしい時にあっさりと取ってくる強豪らしい東大阪大柏原。

逆転されてもすぐに追いつく。さすが強豪。

8表　PL攻撃
6　レフトフライ
7　三振
8　三振

独特のフォームで9回を投げ切った平田。

8回裏　柏原攻撃
3　四球
4　四球
5　送りバント成功 1アウト1,2塁
6　ストレートの四球 1アウト満塁
7　センター前タイムリー
PL6-7柏原　1アウト満塁
8　ホームゲッツー
ここまで踏ん張ってきたPL学園梅田がついに乱れ、3四球。柏原7番・近藤はさすが。

7番近藤の勝ち越し打。

9回表　PL攻撃
9　ピッチャーゴロ
1　ライトフライ
2　ライトフライ

結果は1点差でしたが、それ以上の差を感じさせた東大阪大柏原。

プレーできる選手が9人しかいないPL学園が、東大阪大柏原を脅かした試合。チームを司令する捕手として、チームのピンチには自ら投手としてマウンドに上った梅田キャプテンは「OBに申し訳ない」と泣きながら報道陣の問いに答えます。

創部60年の歴史を一旦終わらせるPL学園硬式野球部。野球推薦ではなく一般入試で入学し野球をする選手たちが見せた最後の戦いは、相次いだ不祥事とは関係なく、胸を張って次にステージへ向かえるものでした。

今後の詳しい日程は朝日新聞の大阪大会サイトをご覧ください。

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