可愛くなったトライくん!誕生から現在までの軌跡をたどってきた
- 2016/8/3
- 暮らし
- ゆるキャラグランプリ, トライくん, トライくん先輩
- コメントを書く
東大阪人なら一度はどこかで目にしたことがある、市の公式マスコットキャラクター「トライくん」。昨年10月に着ぐるみをリニューアルし、以前の4等身から、今風の1.5等身に変貌を遂げました。
「ゆるキャラ®グランプリ2016」にも刷新後のトライくんでエントリーし、現在投票数を稼ごうと目下PR中。

新トライくんは、ちゃんと宣材写真まで撮ってる。(写真:東大阪市提供)

旧トライくん。こうして比較すると、デザインがものすごく変わったことに気づきます。
あの個性的な旧トライくんはどこへ行ってしまったのか?
流行りに乗って可愛くなってしまったことに遺憾の意!どういうことなんですか!と、東大阪市役所に乗り込んで…いえ、新しくなった経緯を聞きに、取材に行ってきました。
トライくんのおうちでもある、経営企画部企画室へ。「お待ちしていました!」と担当職員さんが見せてくださったのは、数々の資料。

左の分厚いファイルに、トライくん誕生の秘密があるはず。
トライくんのプロフィールを確認すると、1992年生まれ。前年、東大阪市が「ラグビーのまち」を表明したことを機にマスコットキャラクターを市民公募し、25件の応募の中から選ばれた「トライくん」が誕生しました。
「ゆるキャラ®」という言葉が生まれるよりもずっと早く誕生しています。

ファイルから出てきた原案!ジャージのカラーに、試行錯誤の跡が見えます。
誕生してからトライくんは広く市民に浸透し、使用されていきました。東大阪市消防局の「消防トライくん」や東大阪市保健所の「メタボトライくん」をはじめ、個人飲食店でもトライくんモチーフの商品がどんどん生まれています。

若江岩田「希来里」内中保健センターにいるメタボトライくん。すごいビジュアルだ!

時代を感じる資料も出てきた。これは…ト、トライくん?
「実は、着ぐるみのリニューアルは、トライくんの整備をするためでもあるんです」と職員さん。
誕生後いろいろなトライくんが生み出されるものの、見た目やカラーがバラバラ。「基準はこれ」と示すことができるよう、統一化を図ったのが今回のリニューアルだったのです。今後は色ナンバーや目や鼻の位置なども定めていくよう調整中とのこと。
確かに、リニューアル前は着ぐるみも4等身でなんとなく「別の人」感がありました。
余談ですが、「旧着ぐるみを制作する際、走って踊れる阪神タイガースのキャラクター『トラッキー』を参考にしたという話を聞いたことがあります。」と、すごい情報をぶっこんできた職員さん。
なるほど、トライくんはラガーマン。ボールを投げたり、走ったりすることを想定し、動きやすさを重視したのかもしれません。そのための4等身だったのか…。
ともあれ、ノリでリニューアルした訳ではなかったんですね。背景には「キャラクターの整備」という、全然ゆるくない正当な理由があったんです。
さて、冒頭部分でも書きましたが、新トライくんは現在「ゆるキャラ®グランプリ2016」にエントリー中。現時点で総合157位/1408エントリー、ご当地部門101位と健闘しています。
これも、2019年のラグビーワールドカップに向け、「ラグビーのまち」の名をを全国に広めるため。
ゆるキャラ®より先に誕生したトライくん先輩なら、1位を目指せるはず。
10月24日(月)18:00まで投票受付中のため、1日1回投票ボタンをポチッと押して、応援しよう!

投票活動に勤しむトライくん。過去5回エントリーしましたが、リニューアル後は今年が初めて。(写真:東大阪市提供)
最後に意気込みを語ってくれてのは職員さん。「トライくんは、『2019年には忙しくなるので今のうちに1位を目指す』と言っていますが、組織としては3年後の上位入賞と『ラグビーのまち』の広報を視野にいれています」と冷静なコメントをいただきました。
がんばれトライくん!

週刊ひがしおおさかは旧トライくんが大好きでしたよ、動きやすくて!ありがとう!
■ゆるキャラ®グランプリ2016
投票期間:2016年7月22日(金)10:00〜10月24日(月)18:00
投票方法:「ゆるキャラ®グランプリ2016」グランプリ投票方法を参照
トライくんの投票ページはこちら
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。