日本、韓国に70点差で快勝!アジアラグビーチャンピオンシップで2連勝
- 2017/4/30
- ラグビー
- アジアラグビーチャンピオンシップ, 日本代表, 韓国代表
- コメントを書く
サンウルブズのスーパーラグビー参入で、1年を通して試合が行われるようになったラグビー界。
でも「春はスーパーラグビーを見ておけばOK」なんて言わないで!
忘れてはいけないのが、アジアラグビーチャンピオンシップ。
毎年4~6月に開かれる、アジアのレベルアップと発展を目的とした大会です。
ラグビーファン以外にはなかなか知られていないのですが、アジアで飛び抜けた強さを誇る日本は、2015年の初開催以来2年連続優勝しています。
目指すは3連覇。プール1戦めの韓国戦は勝利したものの、ジェイミー・ジョセフHCはタックルの甘さを酷評しました。
1週間で反省点を修正できるのか。
続く2戦めも韓国戦。4月29日(土)、ホーム秩父宮にて行われました。

やってきました秩父宮。桜ジャージのファンたちで埋め尽くされた会場は、観客数7692人。
日本代表はFB野口竜司やCTB松田力也などがメンバー入りし、若手選手中心。
強い追い風が吹く中、韓国ボールでキックオフです。

キャプテンは前回に引き続き、SH流。
風が味方し、試合早々相手陣でのプレー。先制トライを決めたのは、我らが日本代表でした。
3分、相手陣22m付近のラインアウトからモールで一気に攻めこむと、LOサムエラがトライ。SO小倉のGも決まって7-0に。
よし、いい!順調な滑り出しです。

モールでトライへと一直線。
スクラムで押される場面があったものの、すぐに修正。
前回の課題だったタックルも改善され、相手の前進をしっかり止めます。それどころか、ターンオーバーで攻め返す場面も多く見られます。
韓国PRキム・カンシクがシンビンで一時退場すると、数的優位に立った日本は15分、ボールを右へと回し、最後はWTBロトアヘアがトライ。12-0。
さらに勢いに乗る日本は19、23、31分とトライをあげ、危なげなく点を重ねます。

インゴールへと激走するロトアヘア。
しかし試合が進むにつれ、少しタックルが高くなってきた日本。ディフェンスミスやラインアウトでのミスが目立ち始め、自陣でのプレーがしばらく続きます。
前半終了間際の39分、ディフェンスの間を抜けられトライを許すと31-5。
後味悪く失点しましたが、点差を大きく開けて前半が終了します。

諦めずにアタックを続ける韓国代表。
気持ちを切り替えて挑んだ後半。
12分、相手陣22m内でのマイボールラインアウトからフェーズを重ね、じりじり前へ。最後はHO坂手が押し込み、トライを奪います。
さらに14分、今度はターンオーバーし、右へ右へとボールを回します。一番外にいたCTB松田にボールが渡ると、走りきってトライ!
間髪を入れない攻撃で、好調な入りだしです。

強靭なフィジカルでアタックする松田。
ただ、韓国も弱気になりません。機敏なパス回しで反撃し、1本奪い返すと45-10。
日本は体制を立て直し相手陣へ攻め入りますが、今度は相手のタックルに阻まれます。
う~ん、あと少し…という場面が続くと、LO小瀧、SO山沢、HO日野、FL徳永など大幅にメンバーを入替え仕切り直します。
すると57分、相手陣ゴール直前でスクラムから出したボールをつなげ、CTB山中が中央にトライ!
メンバーチェンジでうまく切り替えもでき、集中力が戻ってきました。
62分、67分、71分、78分とさらに得点し、ゲームの主導権を完全に握った日本。ここまで来れば、もう安心です。

華麗なステップでディフェンスを突破する山中。
そして最後のトライとなった78分。日本コールが沸き起こります。モールからトライを奪い、Gまできっちり決めて80-10で試合が終了。
終わってみれば計12トライを量産し、70点差。前回の汚名を晴らしての快勝となりました。
「前回からここまで改善したプレーを見せてくれたチームメンバーを讃えたい。タックルと、ボールをもっていないところでの動きを前回から修正できた。代表メンバーは、コーチングしがいがあるチーム。前回を踏まえてハードトレーニングをしっかりした結果だと思う。全員が試合へ取り組む姿勢を反省し、今週は向上してくれた。この姿勢を続けていきたい。」とジェイミー・ジョセフHCは今日の試合内容を振り返り、選手を讃えます。
これで日本は2勝0敗。この勢いで全勝突破も夢じゃない。次回の戦いも、期待大です。
若き桜の戦士たちが、春を熱くする!
次回は5月6日(土)、香港代表と秩父宮での対戦です。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。