3月某日「東大阪で地場野菜を食べながら受講できるワインセミナーが立ち上がりつつある」と聞きつけた、週刊ひがしおおさか。日頃からグルメや体験セミナーなどを取材しまくる身としては、絶対に紹介せねばなるまい！と首謀者である「お野菜料理ふれんちん」に行ってきました。以前、高コストパフォーマンスのフランス料理を東大阪野菜を中心に提供していると記事でお伝えした東大阪の名店です。

店先には「貸切」とあります。この試験実施のために1日お休みを作る気合の入り方。

河内花園駅から徒歩5分のお店に集結したのは、試験実施すると聞きつけて目ざとく集まった5人。そして店主白山さんと、ワイン講座をしてくださる柏原市・カタシモワイナリーの山本哲史さんでセミナーが始まります。

ふれんちんの白山さん(左)とカタシモワイナリーの山本さん(右)

カタシモワイナリーとは、知る人ぞ知る柏原のワインの醸造所。柏原で採れたブドウから作られるワインは、多くのファンに愛されています。

1本目のワインは白のスパークリング。もちろんカタシモワイナリー製。

セミナーは山本さんの「大阪のワイン事情」からスタート。かつてブドウの生産量が日本一であったことや、柏原がその中心産地であることなど、東大阪に住む私たちがなかなか知れない周辺知識を滑らかな口調でお話してくれます。

参加者の皆さんも、山本さんの話に程よく食いつきます。

「お酒は脇役。料理や会話を引き立てるもの」とのお話の通り、ワインの細かい講釈はなし。
赤と白の違いや、日本でワインが親しまれるようになった歴史などを映像に合わせながら解説。参加者の雑談の手綱もしっかり引いてくれるので、もっとワインのことを知りたくなってしまいます。

仔羊の骨付き塊肉と特製ソースを自家製のパン生地で包み、オーブンで焼き上げたアニョパン。

白山さんが作る料理が運ばれると、セミナーも中断し撮影会に。みんなで撮る撮る撮る！

撮影タイムに、ドヤ顔の白山さん。

最後のデザートの登場に合わせて、デラウエアから作られた「デザートワイン」が。やるなカタシモワイナリー、さすが山本さん。最初から最後まで、やられっぱなしでした。
もちろん質問タイムでも、笑いが絶えずあっという間に2時間が経過します。

女性陣が大絶賛だったデザートワインは、甘くて飲みやすい危険なアルコール。

今回は極秘で行われた東大阪野菜と楽しむワイン講座。ふれんちんの白山さん曰く、今後は定期的に開催されるとのこと。
おいしい料理とおいしいワイン、そして楽しいワインのお話に、会が終わる頃には参加者全員すっかり仲良しに。

料理が出てくるたびに、セミナーが中断。撮影会に。

次も必ず参加しようと、固く心に誓いました。
次回の開催が決定したら、週刊ひがしおおさかでもおしらせします。

■お野菜料理　ふれんちん
住所：大阪府東大阪市花園本町1-1-38
営業時間：ランチ  11:30～14:00(ラストイン)15:00クローズ
ディナー  営業日により異なりますのでご確認ください
定休日：日・月曜日不定休
TEL/FAX： 072-961-4910
アクセス：近鉄奈良線「河内花園」より徒歩で約5分
駐車場：なし。近隣にパーキングあり。
備考：※予約優先なので、1度ごお電話を。
※料理の内容はその日によって変わります。
ランチ(スープ・天然酵母パン・前菜・メイン料理・デザートなど2400円)
ディナー(スープ・前菜・メイン料理・デザート・コーヒーなど3800円)　※4名様～
おとな食堂(シェフのおまかせ3000円)※単品料理も選ぶことができます。