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ライナーズ、春のオープン戦で初戦挑むも惜敗!イオプよ、FWは頼んだ。
- 2018/6/4
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- Honda HEAT, イオプ・イオプアソ, 近鉄ライナーズ
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今年も近鉄ライナーズ春のオープン戦の季節がやってきました。6月だけど「春の」です。みんなそう言ってるんだから「春の」です。
新体制となり、景気づけに勝利を…と挑んだ6月2日(土)Honda HEATとの初戦は21-29で惜敗。
前半はセットプレーが安定し2トライをあげたものの、後半は失速。アタックに課題が残る結果となりました。
前後半で大幅なメンバーチェンジがあった今回のオープン戦は、「全員にチャンスを作る位置付け」と有水HC(ヘッドコーチ)。
若手からベテランまでが名を連ね、週ひが的にはオールライナーズが見られて楽しい初戦でした。
新加入選手では福居武、トゥキリ ロテ、パトリス オリビエがスタメン入りし、リザーブにはパトリック ステイリン、タウモエピアウ シリベヌシィ。
そんなオールライナーズの中でも、特に今回輝いていたのはNo.8のイオプアソ。80分間出続け、アタックでは突破口となってチームを牽引しました。有水HCからも、「期待通りのプレーをしてくれた」と太鼓判を押されます。
今シーズンのファーストトライも彼でした。
追い風も味方して野口の長距離キックで前進し、相手陣ゴールライン目前に迫った前半10分。マイボールラインアウトから、モールドライビングでインゴールへなだれ込みます。前年から引き継いだFWの攻撃スタイルで、イオプアソが先制トライを決めたのです。
もちろん、イオプアソだけではありません。2本目のトライは前半29分、同じくFWの萩原(FL)でした。
野口のロングキックを受けたHondaがパスミスでファンブルしたボールを、相手陣10mライン付近ですかさず反応した萩原がキャッチ。一気に40mを駆け抜け、トライ!Gも決まって14-5とし、相手を離しにかかります。
モールを押し込むトライは前年も見られた得意の得点源でしたが、今年はアンストラクチャーな状態での処理がうまくなっている、そんな成長が見られます。
しかし、流れが変わったのは大幅なメンバーチェンジをした後半。計4トライを奪われます。
キックをチャージされ被トライという精神的ダメージが大きい後半2分の失点を機に、崩れていくのです。
焦ったライナーズはレイトチャージでFL辻がシンビンとなり、1人欠けた状態に。スクラムで押し負けトライを許してしまう場面も…。前年までのライナーズを知るファンにとっては、目を覆いたくなるようなシーン。
やばい、このまま得点できずボコボコにされるパターンでは…。と不安がよぎりますが、後半中盤から入っていたSH金やFB重光がボールを動かし、なんとか相手陣でのプレーに持ち込みます。
フェーズを重ね、徐々に相手陣ゴール10m前まで迫った後半30分。密集からSH金からSOステイリンにボールが渡ると、後ろから走ってきたノーマークのWTBシリべヌシィへパス。相手のディフェンスの不意をつき、シリベヌシィはライナーズ初出場でトライを上げます。
ただ、21-24と3点差に迫りますが、残りは10分。
焦りからかラインアウトの乱れや雑なパスが目立ち、自陣でのプレーに。ラストプレーではトライを奪われ、21-29で試合が終了しました。
有水HCは振り返ります。「単純に1人1人の勝負がまだできていないことと、ユニットとしてラインアタックをする意識がまだ足りていません。春シーズンは今回を含む最初の3戦で様子を見て、後半の2戦をベストメンバーで戦う予定です。」
「お試し」の意味合いが強かった、練習試合らしい初戦。まだまだやりたいこともできておらず課題も多いですが、6月後半にかけてはメンバーの選考と方向性は見えてくるはず。
…と理屈は述べてみますが、やっぱり見たいのは新体制ライナーズでの初勝利。
次回は6月9日(土)キヤノンイーグルスとキヤノンスポーツパークでの対戦です。今回出場がなかったメンバーの起用がある可能性も高いでしょう。
まずは一回、喜ばせてくれ!もちろん週ひがは来週も追いかけます。
【週ひがMVP】
週ひがMVPは、イオプ・イオプアソ選手。メンバーチェンジが多かった今回ですが、フル出場し突破役として体を張り続けました。
ー今日の自己評価は?
まだまだベストじゃないです。足の手術があって、2週間前に復帰したばかりで。そこからいきなりの出場でしたが、ラグビー大好きだから問題ないよ!
ー今シーズンのファーストトライ、ゲットですね。
ぼくはサポートしただけで、FWみんなのプレーが良かったです。FW全員でとったトライです。
【週ひがピックアップメンバーの試合後】
アンソニー・ファインガ バイスキャプテン(CTB)
ーバイスキャプテン就任、おめでとうございます。
光栄です。みんながついてきてくれるようなプレーを心がけたいです。
ープレッシャーはありますか?
プレーでの役割は一緒だし、去年と変わりません。ひとつひとつのプレーでベストを尽くさないとね。
ー今日のプレーに関して、チームとしての課題は?※ファインガ選手は後半からの出場
前半は見ていて、良いところも悪いところもありました。後半は、アタックのときに良い判断ができていなかったです。各選手、自分の役割を理解して各々取り組んでいかないといけません。
萩原寿哉選手(FL)
ー前半のモール、うまくいきましたね。
モールでトライを取れたのでうれしかったです。今日はFWでゲームを作っていくという話をしていたので。
ー2本めのトライをご自身で決められました。
相手がパスのモーションに入っていたので、狙っていきました。
野口大輔選手(SO)
ー今日の自己評価は?
固くなりすぎました。今週やってきたアタックのプランを遂行しようということに囚われたのが反省点です。
ーチームの雰囲気は?
相手はトップリーグのチームですし、初戦でみんな気合いが入ってました!
パトリック ステイリン選手(SO)
ーライナーズデビュー戦の感想は?
スピードが速かったですが、リラックスしようと心がけて自分のプレーに集中できました。
ー後半のコンバージョン、蹴られていましたね。
はい。トライのアシストもできてよかったです。
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もう40年以上近鉄ラグビーを応援しています。
全国社会人大会や日本選手権優勝を知っている者としては
現状は最しいものがありますが、頑張ってください。
応援しています。
みんなでトップリーグにいきましょう!