NTTドコモとのオープン戦は24-61で近鉄ボロ負け…後半大差をつけられる。11月4日の公式戦でリベンジ
- 2018/10/14
- ラグビー
- NTドコモレッドハリケーンズ, 練習試合, 近鉄ライナーズ
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24-61。この現実を直視しなければいけません。
10月13日(土)近鉄ライナーズはNTTドコモレッドハリケーンズとの練習試合で、24-61の大敗を喫しました。
NTTドコモとは11月4日(日)の公式戦での対戦が決まっていましたが、「ファーストステージ後半に入るにあたって、このレベルの相手とどこまで戦えるかを図るためにお願いしました」(有水HC ヘッドコーチ談)と組まれた練習試合。
前半はライナーズが追いかける展開で14-14の同点となりましたが、メンバーが総入れ替えした後半は連続トライをあげられ大差となりました。

試合終了後、円陣を組み課題を話し合うライナーズ。
天気は晴れでグラウンド状態も良く、風は弱風。
前半は互いにペナルティに悩みながらも、ボールを持てば前へ進むことができているライナーズ。ゴール前まで迫られる場面もありますが、堅いディフェンスでピンチを脱出します。

バイスキャプテン・12ファインガを中心に、守るライナーズ。
試合が動いたのは前半22分でした。
テンポよくパスを回していたライナーズのボールを、NTTドコモの10マーティーがインターセプトしトライされます。Gも同じくマーティが決め、0-7に。
さらに30分にも2本目を許し、なかなか相手陣出プレーすることができないライナーズ。
しかし気持ちは切れていません。
10野口を中心にキックでエリアを取ると、セットプレーで前へ。
前半35分、相手陣ゴール5m前でのマイボ-ルラインアウトからモールで押し込むと、中央左に樫本がトライ!Gは野口が決め、7-14と追いかけます。

樫本、復帰戦でトライ。キャプテンの威厳を見せつけた!
その後は自陣に戻されるも、ディフェンスで耐え相手のペナルティを誘ってマイボールに。
前半46分の2本めも、理想の形と言っていいトライを奪いました。
相手のペナルティから得たボールを10野口がタッチで出し、敵陣ゴール直前でのプレーに。ラインアウトから何度もフェーズを重ね、ラックから9福居が右へ球出しして12ファインガへ。一番右にいた14ロテにクイックパスを出すと、右端にトライを決めます。
Gも決まって14-14。同点まで追いついたところで前半が終了します。

トライへ向かうロテ。相手のディフェンスをかわして飛び込んだ!
いよいよ面白くなってきた後半、ライナーズはメンバーを総入れ替え。新加入の外国人HO・17ミュアーや「ライオンズの英雄」の異名をもつ27コンブリンクが入ります。

初披露のミュアー。ライナーズで、外国人選手のHOって珍しい。
前半の波に乗っていきたいところでしたが、後半に先制したのはNTTドコモでした。
後半6分、アタックを仕掛けてきたNTTドコモに対し、ディフェンスが遅れるライナーズ。中央から抜け出され、トライをあげられます。
リスタート後も立て直しを図る間もなく、相手外国人選手の攻撃に対応できずに連取され14-26に。
そんな嫌なムードを吹き飛ばしたのはコンブリンクでした。
NTTドコモが陣地を戻そうとハーフウェイライン付近にキックすると、18尾上がピックアップ。コンブリンクがすかさず反応してパスをもらうと、相手ディフェンスをスルスルとかわして走り抜け、左端にトライを奪います。19-26。

コンブリンク、4人抜き!さすがのプレーを見せつけてくれました。
しかし、その後はNTTドコモのペース。
自陣で守るも突破され、4本連取を許してしまいます。
大きく離された後半33分、ようやく22m内でのマイボールスクラムのチャンスを得たライナーズ。スクラムからBKでつなぎ、ゲインした住吉がタックルを受けながら左へパス。受け取った22吉井が後ろから走ってきた尾池へ渡すと、相手ディフェンスを2人なぎ倒してトライします。

トライへ向かって猪突猛進。フィールドプレーが光る尾池!
これがライナーズ最後のトライとなりました。
38分に1本返され、24-61でゲームは終了。
前後半でメンバーが入れ替わり、内容もかなり違った今回の戦い。
前半は「アタックはできていた。ただゲームの流れが自分たちにあるときに相手に渡してしまっている。その結果、追いかける展開になってしまいました」と有水HC。
後半については、「自分のプレーレベルが通用したのか、選手が考えないといけません」。
NTTドコモは日本代表のファンデルバルトやミフィポセチなどの主要メンバーが出場していなかったのに、この点差。選手層は厚いことがわかりました。
一方、ライナーズは新加入選手の調整も含めまだまだ発展途上の完成度。
次節の三菱重工相模原戦からは、さらにレベルの高いチームとの対戦になってくるため、ギアをあげていかなければなりません。
まだ少し先ですが、11月4日(日)のNTTドコモとの公式戦はホーム花園。それも、リニューアル後の新生花園です。絶対に負けたくない戦い。ぬぬぬ、次は本番の大阪ダービーでリベンジだ!
■週ひがピックアップメンバーの試合後
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