【主観的見どころ解説】花園近鉄ライナーズvsレッドハリケーンズ大阪 大阪ダービーはシュミットのギャップと野中の肩に注目せよ!

   

10月より練習試合期間に突入した、花園近鉄ライナーズ。
10月12日(土)は東大阪市花園ラグビー場にて、プレシーズンマッチ第2戦・レッドハリケーンズ大阪戦が開催されます。
高校ラグビーOBチームが出場する交流大会「マスターズ花園」のスペシャルマッチとして実施され、観戦無料。
・本拠地花園でのファーストゲーム
・同じ大阪に拠点を持つレッドハリケーンズとのダービー戦
・観戦無料でほかの試合も見放題
・会場前ではキッチンカーやマルシェなどのイベント出店あり
という、盛り上がる好条件が整っています。まだ見たことない人は、これを機に見に来て!
シーズン初のホスト戦に向けライナーズは気合い十分。週刊ひがしおおさかが、初心者にも優しく見どころを解説します。

今シーズンからキャプテンに就任したパトリック・タファを筆頭に、ホスト戦初陣いざ参る。

花園近鉄ライナーズとは
日本最高峰のラグビーリーグ「ジャパンラグビーリーグワン」に所属するライナーズは、前シーズンでぶっちぎりの最下位。入替戦にも負け、ディビジョン1(1部)からディビジョン2(2部)に降格しました。
1929年創部、日本有数の歴史ある古豪として今の立場に甘んじるわけにはいかない。今シーズンで絶対絶対絶対ディビジョン1に復活を遂げるんだ!

プレシーズンマッチって?

公式戦のリーグワン開幕は12月21日。その前に他の色んなチームと対戦して、夏合宿を終えたチームの出来や現在の立ち位置を確認したり、新メンバーを試したり。本格的なシーズン前の練習試合として位置付けられています。
ライナーズは定期戦や興行試合をするのがこの時期の恒例。初戦はリコーブラックラムズ(格上)との対戦で21-52の黒星でした。
練習試合なのでスコアは重視しないものの、過去互角に戦っていた相手だけにこの点差は辛い…。

ブラックラムズ戦にて、「モノが違う」と大活躍を見せたSOウィル・ハリソン。

レッドハリケーンズ戦の意味合い

ブラックラムズが古き良きライバルならば、レッドハリケーンズは現ライバル。
昨シーズンこそライナーズはディビジョン1、レッドハリケーンズはディビジョン2でしたが、今シーズンはともにディビジョン2。
公式戦での対戦は、遡ると…あれ?2018年が最後。しかも6-20で負けてます。そんな前だったっけ。練習試合は毎年勝ったり負けたりを繰り返しています。
現在の実力が拮抗しているのかは公式戦に持ち越すとして、今回のターゲットは「今やりたいこと、システムを理解できているか。」
来る公式戦開幕に向け、チームはまだまだ発展途中。アタックへの意識が共有されているかなど、夏に培ってきたものへの理解度を確かめます。

2018年のトップチャレンジリーグ2ndステージ。懐かしっ!

ライナーズメンバー

1 井上 優士
2 上山 黎哉
3 文 裕徹
4 シミオネ・シュミット
5 パトリック・タファ(キャプテン)
6 梅村 柊羽
7 宮下 大輝
8 野中 翔平
9 中村 友哉
10 ウィル・ハリソン
11 片岡 涼亮
12 ティモ・スフィア
13 小林 広人
14 林 隆広
15 竹田 宜純
Re. 高橋 虎太郎
Re. 岡本 慎太郎
Re. 三竹 康太
Re. 練習生
Re. 松田 一真
Re. 金子 惠一
Re. 佐原 慧大
Re. 野口 大輔
Re. アカウオラ・マヌ
Re. 髙野 蓮
Re. 丸山凜太朗

ブラックラムズ戦と同じ意図をもって臨む、今回のメンバー編成。
シーズン初頭の7月から集まったメンバー、中でも若手を中心としています。
ハーフ団はテンポの良い球出しが強みの3年目SH中村友哉&リコー戦で抜群の存在感を放ったSOウィル・ハリソン。
向井昭吾ヘッドコーチは「いろいろな組み合わせを試して、ウィルとどう合っていくか、誰がやりやすいかを見ています」と相性を見ます。

メキメキ頭角を表すSH中村友哉。

練習には参加しているものの、プレシーズンではまだ登場しない世界的プレーヤーSHウィル・ゲニアとSOクウェイド・クーパーのコンビについては「ゲニアは出られるが、彼がいない場合でも問題ないように」と選手層を分厚くしていくよう強調。
7月頭から参加したメンバーを「第1グループ」、続けて合流した「第2グループ」、高知合宿以降合流した「第3グループ」とし、ゲニアやクーパーは最後に当たります。
第3グループはプレーを見ずとも実力がわかるので出場しない、というわけではなく、「今シーズンの動きを理解しているかなども考慮して。まず実際の動きを見てもらって、理解してもらう必要がある」。

休憩中もパスを出し続けるゲニア、応え続ける中村。こういうのいいよね。

シュミットの笑顔、野中の肩。大阪ダービーの見どころ

みなさんギャップ、好きですか?週ひが的注目はLOシミオネ・シュミット。
かつてライナーズにいたLOラディキ・サモを思い出させるかのような大柄な体と、特徴的な髪型。
アフロのようなボリュームヘアを8月にさっぱり切り、心境の変化があったかと思いきや「う〜ん、暑かったから!ネスタ(・マヒナ)と一緒に切って、おそろい。ネスタは大好きな先輩だから」とはにかむキュートさ。

写真撮って良い?と聞くと、このサービスショット。好きになるよね。

昨年初春からアーリーエントリーでメンバー登録されていましたが、「今シーズンが本当のファーストシーズン」と流暢な日本語で話します。「試合が楽しみ!」と無邪気に笑う愛されキャラクターとは裏腹に、出身・帝京大学仕込みの強いキャリーが自慢の大型LO。
「真面目で一生懸命。さすが帝京というか、普通のことが普通にできる選手。ゆくゆくはチームの核となりうる存在です」と向井HCのお墨付き。
フィジカルバトルでのフレッシュな活躍をこの目に焼き付けたい注目株です。

でかい!強い!シュミット!

一方昨シーズンまでキャプテンを務めた入団6年目のNo.8野中翔平は、プレシーズンマッチは若い選手がリーダーシップを発揮していく期間と位置付けます。
「(河村)謙尚は情熱を表に出さないタイプだけど熱い気持ちがあるし、(上山)黎哉なんかは言葉と態度で体現できているし…そういう選手がゆくゆく近鉄を支えていくんだろうなと、おじさんみたいな気持ちでいます(笑)」と目を細めます。

現在は選手とコーチの繋ぎ役などをする「クラブキャプテン」として、オフフィールドでキャプテンシーを発揮。

キャプテンの役目を交代し、肩の荷が降りた?という質問には、「肩?肩幅は狭いですよ!キャプテンじゃなくなったし、めっちゃ怒り肩になるかも」と、冗談で返答。昨シーズンよりもそういった余裕が出てきたように見えます。
若手・ベテラン入り混じりながら、どこまで選手層の厚さを見せられるか。大事な2戦目、思い通りのプレーを。そして願わくばやっぱり勝利を!

Youtubeでも今回のメンバーについて喋ってます。見てね。

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mihorobot東大阪探検隊・記者

投稿者プロフィール

生粋の八戸ノ里っ子。人気の八戸ノ里東小・小阪中学校校区に住んでいる。
取材へ行けば、同級生のお父さんがやってるお店だった・・・ということが多々あり。
尊敬する人は藤子・F・不二雄先生。

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