3月3日は雛祭り。
明かりをつけましょ爆弾に♪ドカンと一発ハゲ頭♪
なんて歌っている記者・ミホロボットももう29歳。「桃の節句とは何なのか」くらいスマートに答えたいお年頃です。
ってことで、行ってきました旧河澄家。
2月19日(火)から3月10日(日)まで「桃の節句展」が開催されているのです。

わ〜い!七段飾りのお雛様だ〜!雛壇の前で少女に戻る29歳児・ミホロボット。

東大阪市の指定文化財・旧河澄家。江戸時代の庄屋を一般開放。企画展やイベントが多く行われています。
毎年恒例の「桃の節句展」。施設内には、8組の雛人形が展示されています。

古民家の雰囲気が、雛飾りを引き立てる。
8組の雛飾りは、すべて地域住民からの寄贈品。最古では100年ほど前のものも現存しています。
スタッフさんによると「桃の節句展をやっていると聞いたから、うちのも良かったら…」という具合にどんどん増えていったとのこと。

約100前の雛人形。保存の状態が良い。大切に扱われてきたんだなぁ。
それぞれに個性があり、ジーッと見つめて違いを探すのも楽しい!
私は女雛注目してみました。

大きな目が印象的。下睫毛が艶っぽい、深田恭子系。

ふっくらとした丸顔の長澤まさみ系。

鼻筋が通りさっぱりとした顔立ち。小西真奈美系。
施設内をぐるりと回りながら、違いを楽しむのが大人の女・ミホロボット。
で、この写真を見てください。何か違和感を感じませんか?

豪華な七段飾りが3つ横並びに。
最上段に大きな違いが。女雛と男雛の立ち位置です。
現在の主流の「関東雛」は向かって左が女雛ですが、関西の「京雛」は逆。
「『より偉い人が右の上座に』という伝統的な考えで、京雛は右に男雛。関東では外国の『偉い人は左』という文化を取り入れ、逆なんです」と施設のスタッフさん。

ほー!知らなかった。知識オタクはこういうのが嬉しいっす。
館内にはパネルが掲示され、雛人形の歴史や由来などを説明しています。
ひし餅が三色の理由、桜の木と橘の木の由来…などなど、妙に知識欲をくすぐるパネル。
ネットで検索するのも良いけれど、実物を前にするとより一層息吹が感じられるはず。
時代をたどってきた美女たちに囲まれて、今年の雛祭りは少しインテリに。
旧河澄家で、桃の節句を味わおう!
なお「型絵染展」も同時開催中。こちらも3月10日(日)までなのでお早めに。

型絵染展では作品をはじめ道具も展示し、技法を紹介。
■桃の節句展
日時:2月19日(火)〜3月10日(日)
開館時間:9:30〜16:30
会場:旧河澄家
住所:東大阪市日下町7-6-39
TEL:072-984-1640
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)、祝日の翌日・12月29日~1月3日
入館料:無料
駐車場:5台
公式サイトはこちら
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。