重光泰昌&金哲元よ、永遠に!ライナーズ勇退ハーフ団へささぐ「お疲れさまトークライブ」は超満員

   

別れの季節!
近鉄ライナーズを支えた2人のハーフバックが、今季をもって勇退します。
名キッカーにして、予測できないステップでチームを勝利に導いてきた「いぶし銀」SO重光泰昌選手。
熱い心とプレーでチームを牽引し続けたSH金哲元(キム・チョルオン)選手。
2人の労をねぎらおうと、3月19日(火)大阪市・北浜のラグビー居酒屋「ラグビー部マーラー」にて「お疲れさまトークライブ」が開催されました。

左から金哲元選手(12年在籍)、重光泰昌選手(16年在籍)、司会のラグビージャーナリスト・村上晃一さん。

平日夜にもかかわらず、30人超え満席ぎゅうぎゅうの会場でのディープなトークライブ。
2人が登場すると、会場は大きな拍手に包まれました。

熱気むんむんの会場。ファンもほとんどお互いに顔見知りで、ホーム感たっぷりのトークライブ。

あいさつにはじまり、ライナーズでの思い出話やファンからの質問、各テーブルを回ってのフリートーク。最後には抽選会も行われ、濃密なイベントとなりました。

お酒を飲むのも取材のうちってことで、ミホロボットが行ってきました。うまい酒飲むぞー!

ハーフバックとしてコンビを組むことが多かった2人。
お互いの選手としての魅力や、仲の良さについても話が広がります。

終始笑いに包まれるトークショー。2人の息もぴったり。

・2人でコンビを組んだ中で、印象的だった試合は?
 2010年の、加古川での試合です。

重光 あの試合、ぼくは途中出場でしたが2人で流れを変えることができました。勝ち点1をもらって終わるという選択肢もありましたが、勝ちに行こうと。大雨でミスも多かったですが。

・互いの選手としての魅力は?
 ポジショニングが速くて、仕事の幅が広いのがシゲさん(重光選手)。FWが劣勢のときはぼくがどんどんボールを出すけど、だいたいシゲさんがパスを受けに来てくれるんです。ぼくにとって、1番のSOかと言われると…うーん(笑)。

重光 チョル(金選手)は判断が強気で、パスが絶妙にうまい。ディフェンスでのカバー力もあるし…ぼくにとって、1番のSHです。

 ぼくが悪者に見えるやんか!(笑)

重光選手への思いを話す金選手。視線や会話から、本当に信頼しているということが伝わってくる。

・重光選手の2017-2018シーズン豊田自動織機戦でのさよならドロップゴールについて
重光 FWの動きが悪く、動きもバラバラになってきていたので、セットピースになる前に蹴ろうと狙っていました。全然練習したことないんですが。

 その時ぼくはベンチにいました。シゲさんが蹴った瞬間、周り全員が「なんでやねん!」と。でも、入った瞬間「やったー!」って(笑)。

・プライベートでの2人の交流は?
 先日ですが、シゲさんと韓国へ行きました。チームメイト何人かも一緒に。ソウルを案内して、たくさん飲み食いして…。

重光 チョルとは一緒にご飯を食べることが多かったですね。食事中、プレーのことでチョルに怒られることがよくありました(笑)。ケンカしそうになることもありました。でも、本音をぶつけ合って意見交換はずっとしてきた。それくらい熱いのがチョルです。

 同時の勇退になりましたが、ぼくの方が先に退団が決まって。シゲさんに報告しました。

 ぼくもすぐ後を追うから、と言いました。1人で引退させるわけにいかないので!

「1人で引退させるわけにいかない」と重光選手が言った瞬間、「優しい〜」と黄色い声が上がった。

・現役選手へ伝えたいことは?
重光 練習したことだけを試合で出してもダメだと思うんです。今までしたことがないプレーをする勇気をもって、思い切ったことをしてほしい。ぼくみたいにドロップゴールできたらいいけど(笑)。自由な選択肢をもち、状況判断、コミュニケーションをあげていくことが大事なのかなと思います。

 楽しくラグビーしてほしいですね。スキルは、ほかのチームとそんなに差はありません。周りの目を気にせず、自分で考えて楽しくプレーすることにつきます。

中盤には、元ライナーズの大西将太郎さんからのビデオメッセージも。

フリートークでは、選手と村上さんが順番で席を回ります。
ファンはその場でサインをもらったり、手紙を渡したり…。各々が熱い思いをぶつけ、さらに濃い時間に。

慣れた手つきで写真にサインをする重光選手。

余談ですが、なぜか記者・ミホロボットも参加者にサインを求められました。
2人のサインの隣に、震える手でサインっぽく殴り書き。

金・重光・ミホロボットの謎のサイン色紙が完成。カメラマンで来ていたホッケー梶間もほかの色紙にサインしてましたが、多分おまけ。

プレゼント抽選会では、10名以上が当選する大盤振る舞い。サイン入りボールはじめ、2人の貴重な私物も。
金選手は2007年にオーストラリア留学時に使用したワラタスリュック、重光選手は2017年シーズンに使用していたスパイクをプレゼント。

リュック、喉から手が出るほどほしい!

自動織機戦でのドロップゴールを決めた、ありがたいスパイク。

昨年の「トーエ・ミキオ 近鉄おつかれさん会」でジャージを当てたミホロボットは、運のツキを使い果たしたのか何も当たりませんでした。無念…!

ホッケー梶間はサイン入りミニボールが当たってた。うらやましい!

終了時刻が近づき、2人から最後のあいさつ。
重光選手からは「みなさんのおかげでいい経験できました。歯がゆい思いいっぱいさせたましたが、これからも近鉄を応援してください。本当にありがとうございました!」と16年間の思いを凝縮した感謝の言葉が。
金選手からは「自分のラグビー人生、大満足です。これからは後輩たちが頑張ってくれるので、前を見て応援よろしくお願いします!」とこれからのライナーズを思うメッセージが送られ、終了しました。

言葉で、態度でチームを引っ張り続けた2人のハーフバック。
最後までライナーズの顔であり続け、最後までかっこいい2人でした。
重光選手、金選手、本当にお疲れ様でした!

終了後のお見送り時、流行中の指ハートでポーズを決めてくれた2人。ミホロボットの指ハートは失敗。

■重光選手、金哲元選手、お疲れさまトークライブ
日時:2019年3月19日(火)19:00開演
会場:ラグビー部マーラー
住所:大阪市中央区東高麗橋5-6南野ビルB1
※イベントは終了しました
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mihorobot東大阪探検隊・記者

投稿者プロフィール

生粋の八戸ノ里っ子。人気の八戸ノ里東小・小阪中学校校区に住んでいる。
取材へ行けば、同級生のお父さんがやってるお店だった・・・ということが多々あり。
尊敬する人は藤子・F・不二雄先生。

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