FC大阪 阪奈ダービーで奈良クラブに敗れ、今季初黒星

2019年5月4日(土)、JFL(日本フットボールリーグ)第7節が行われ、FC大阪はホーム大阪・ヤンマースタジアム長居で奈良クラブと対戦し0-1で敗戦。今季初黒星となりました。

まさかの結果に肩を落とす選手たち。

奈良に本拠地を置く奈良クラブ。FC大阪の本拠地である東大阪とはすぐ隣のため「阪奈ダービー」と呼ばれます。試合終了後、和田治雄監督は「この試合にはどうしても勝ちたかったです。でも、相手のプレッシャーに負けてしまいました」と、悔しさをあらわにしました。

6節が終わり、4勝2分の勝点14で首位のFC大阪。対する奈良クラブは1勝4敗1分の勝点4で15位と、誰もがFC大阪が有利だと思うでしょう。しかし「阪奈ダービーに勝ちたい」という思いが強かったのは、僅差での敗戦が続いていた奈良クラブ。その悔しさをぶつけられ、FC大阪は気持ちで負けてしまったのです。

最高気温が26度という、夏のような暑さの中での試合。

試合は、奈良クラブボールでキックオフ。
奈良クラブのボールポゼッションが高く、サイドを使った攻撃でFC大阪ゴールに迫ります。

一方FC大阪は、カウンターから1トップのFW11・川西へとボールを集めますが、奈良クラブの早いプレッシャーを前に、シュートを打たせてもらえません。

ケガでチームを離れているDF13・岩本知幸に代わってキャプテンを務める、MF7・木匠貴大。

序盤から奈良クラブにボールを持たれる時間が多かったですが、試合中盤からは木匠(きつい)を中心に、自分たちでボールを保持する時間が増えてきます。

すると、前半16分前半最大のチャンスが。MF22・前田悠斗の裏へのパスがFW11・川西誠に通ります。

今日は無得点に終わった、エース川西。

ゴール前までドリブルで持ち込みシュートを打ちますが、最後は相手DFの足に当たり得点とはなりませんでした。

その後も奈良クラブの猛攻を受けますが、GK1・永井文也のナイスセーブなどでゴールラインを割らせません。
スコアレスのまま前半が終了するかと思われた、44分。奈良クラブのMF33・山田晃平がどフリーの状態で、ペナルティエリアの左隅から蹴ったボールは弧を描きながら、永井の頭上を超え、ゴールの中へ。

見たくなかった瞬間。

ここまで6試合を終え、1失点だったFC大阪ですが、奈良クラブに1点を献上してしまいます。
フリーでシュートを打たせてしまっているので、来週までの改善点でしょう。

0-1で前半は終了。後半逆転してくれることを信じます。

気持ちを落ち着かせる選手たち。

FC大阪ボールで後半開始。
前半とはうって変わり、後半はFC大阪のボールポゼッションが高くなります。
奈良クラブゴールに迫る回数も多くなりますが、焦りからかシュートは外れてしまいます。

シュートを打つ、DF3・端(はた)駿介。

1本しかシュートを打たせてもらえなかった前半に対し、後半は6本のシュートを打ちます。しかしゴールは遠く、時間だけが過ぎていきます。

アディショナルタイムは4分。ベンチにいるリザーブメンバー、会場にいるサポーター全員が、得点が入ることを祈ります。

最後まで声を出し続けるサポーター。

しかし、その思いは届かず0-1で悔しい1敗め。阪奈ダービーを制したのは奈良クラブでした。


和田治雄監督

負けた後のインタビューは辛い。

ー今日の試合を振り返ってください。

和田 前半良い形でプレーできませんでした。それでも同点で折り返せたら良いと思ったんですが、失点。そこがゲームを厳しくしてしまいました。暑さの影響でいつものようにアグレッシブなプレーができないところもありましたが、それは言い訳にできません。

ー前半に失点してしました。

和田 何度もマイボールにできるチャンスがあったのに、相手に渡してしまったのが要因です。

ー今季初黒星となりました。何が敗因だったのでしょうか。

和田 暑さが影響していないとは言えませんが、相手も同じ条件。今季負けなしで来ているので、隙があったのかもしれません。奈良クラブは厳しい戦いをしてきて、悔しい結果になることが多かったです。その部分の差が出た試合だったと思います。

ー阪奈ダービーでしたが、何か意識した点はあったんでしょうか。

和田 クラブとしてはやっぱり勝ちたかったです。負けたのは私の責任です。

ー木匠選手がキャプテンマークを巻いて3試合になりますが、何か変わったところはありますか。

和田 まだ3試合。これから試合を通じて成長してほしいです。

ー次週の天皇杯予選決勝に向けて。

和田 リーグ戦と違って負けたら終わりの試合。なんとしても天皇杯出場権を勝ち取りたいと思います。

木匠貴大副キャプテン

「やっぱ勝ちたかったっす」と、木匠選手。

ー今日の試合を振り返ってください。

木匠 立ち上がりから相手にペースを持っていかれてしまいました。なんとか耐えて、FC大阪のペースに持って行きたかったんですが、無理でした。立て直せていれば、違う結果だったと思います。

ー初の敗戦となりました。

木匠 今までは、立ち上がりから得点を決めてFC大阪ペースで試合を進めることができていました。今日の試合はずっと相手のペースで、追いかける試合は初めてでした。それでも、勝ち切れるチームにならないと優勝は難しいので、練習を積むしかないです。

ー阪奈ダービーでしたが、何か意識はありましたか。

木匠 みんなも気合が入っていました。FC大阪のサッカーは、縦に早いパス、裏に抜け出すプレー。しかし今日はプレスが早く、自分たちのサッカーができませんでした。

ー木匠選手がキャプテンを務めて3試合めになりますが、自分の役割は何だと思いますか。

木匠 キャプテンであることをあまり意識せずにプレーしています。勝ちたい、勝たせたいという思いはありますが、気負わずやっていこうと思います。

ー天皇杯予選決勝に向けて。

木匠 今日は負けてしまいましたが、切り替えて来週の試合に臨みたいと思います。

吉澤正登会長

いつもより笑顔が少ないように感じた、吉澤会長。

ー今季初黒星となりました。

吉澤 リーグ戦30試合を通して、負け試合というのは必ずあります。それが今日。ただ、奈良に負けたというのは何か運命を感じます。ずっと負け無しで来ていて、少し浮かれていた部分があったんだと思います。気持ちを切り替える良い試合になりました。

ー天皇杯予選決勝へ向けての意気込みは。

吉澤 天皇杯に出場することが我々の使命なので、必ず勝ちます。そして、大阪府代表として本戦で戦いたいです。

ー次節はいよいよ東大阪での試合ですね。

吉澤 待ちに待った花園でのホームゲームは非常に楽しみです。我々は20年間サッカー文化を温めてきたので、存分に発揮したいと思います。良い調整をして、良い試合をして、もちろん勝って。東大阪のみなさんに、サッカーっていいなと思ってもらいたいです。


昨年まで奈良クラブに在籍した横野選手、岩本キャプテンに代わってDFを務める端選手にインタビューしました。

MF18・横野純貴選手

横野選手、勝っても負けても、イケメンっす。

ー初の敗戦となりましたが、今日の試合はどうでしたか。

横野 阪奈ダービーなので、絶対に勝ちたかったです。率直にすごく悔しい結果でした。

ー昨年まで在籍していた古巣との対戦でした。

横野 全員が去年まで一緒にプレーしていた選手。お互いのプレースタイルを知っているので、やり辛かったです。

ー天皇杯予選決勝に向けて。

横野 対戦したことがない相手(阪南大クラブ)ですが、この1週間しっかり練習して、来週の試合に臨みたいです。

DF3・端(はた)駿介選手。

しっかりと代役を務める端選手。

ー今季初黒星となりました、DFからみて、今日の試合はどうでしたか。

 阪奈ダービーで、気持ちも入っていたんですが、前半残り1分の場面で失点してしまったのが残念。引き気味になっていて、奈良クラブに簡単にボールを持たせすぎたのが敗因です。前半からもっと前線でのプレスをかけれていれば、違う結果になっていたと思います。

ー岩本キャプテンがケガをしてから、端選手がスタメンを務めていますが、ご自身の役割は何だと思いますか。

 岩本選手とはプレースタイルが違うので、完璧に同じことはできません。でも、毎試合無失点に抑えるつもりでプレーしています。ここまで昨年より少ない失点で来ているので、これからも継続していきます。

ーこれからの試合に向けて意気込みを。

 今季初黒星で、チームは少し落ち込んでいます。しかし来週は天皇杯予選の決勝、2週間後には東大阪での試合があるので、切り替えて戦います。個人としては、無失点に抑えること、セットプレーから得点を決めたいです。

まさかの結果になってしまいましたが、下を向いている場合ではありません。来週は天皇杯大阪予選の決勝、2週間後には東大阪での試合があります。さあ前を向くんだFC大阪イレブン!次戦は、5月12日(日)天皇杯大阪予選決勝。阪南大クラブとヤンマースタジアム長居(13:05K.O.)で戦います。天皇杯出場目指して、次週は勝利を!

■FC大阪公式ホームページ:FC大阪公式ウェブサイト

■公式記録:JFL公式

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