花園ラグビー場(東大阪市)を本拠地にする近鉄ライナーズが、11月17日(日)より始まる公式戦・トップチャレンジリーグに向けた練習試合の日程を発表しました。全て花園以外、遠方2試合＆近畿圏1試合が行われます。

現在ライナーズは2部にあたるトップチャレンジリーグに所属。1部にあたるトップリーグ復帰に向けてチーム体制を強化中です。
トップリーグと合同で開催された春シーズンの「トップリーグカップ」では、優勝した神戸製鋼に肉薄し、リコーやNECのトップリーグ勢に大勝してプール戦を3勝1敗で終え、成長を内外に示しました。

ルーキーながら春シーズンMVPの菅原選手。まだ他チームには知られてない。と思いたい。

練習試合は、秋の合宿中(今年は沖縄。週ひがは5日間行きます)である10月14日(月)の豊田自動織機戦からスタート。その後、10月26日(土)に福岡(週ひがは1泊します)でコカコーラと対戦します。公式戦開始直前の11月9日(土)には、トップリーグ勢であるHondaと三重県鈴鹿市で試合を行います(御在所SAのソーセージが楽しみです)。

ラグビーワールドカップ開催の影響で、トップリーグ勢との試合は限定的。さらに今シーズンは入替戦も実施されない見込みのため、トップチャレンジで優勝しても昇格はなく、チームもファンも目標の設定苦戦していますが、週刊ひがしおおさかでは以下の3点に注目してライナーズを愉しみたいと思います。

その1 レベルズとの業務提携の成果
ライナーズは9月13日(金)にスーパーラグビーのメルボルンレベルズと業務提携を発表しました。コーチングスタッフの交流や情報交換だけでなく、練習試合の実施なども視野に入れた契約との報道もあります。練習試合でどこまで業務提携の影響を感じることができるのか、試合ごとに追っていきたいと思います。
レベルズのコーチ陣とか来るのか。そもそも業務提携って何よ。とかそんなところを解明していきたいですね。

今日はクーパー選手 @QuadeCooper のPR用の写真を撮りました。
ついに近鉄のジャージに袖を通す姿が！#WeAreLINERS pic.twitter.com/QuNebGglCR

— 近鉄ライナーズファンクラブ(公式) (@liners_players) September 6, 2019

その2 新外国人の合流と活躍
ラグビーワールドカップを前にした、8月。ライナーズは日本ラグビー界の話題を独占する補強を発表しました。上述したレベルズからワールドクラスのハーフ団(司令塔とされるSHとSO)をセットで獲得したのです。
1人は、長くうわさのあったウィル・ゲニア。開催中のラグビーワールドカップでもオーストラリア代表として来日しており、初戦のフィジー戦では苦境に立つチームを救う活躍で、ライナーズファンのテンションを上げました。
さらにゲニアと長年コンビを組むクウェイド・クーパーも入団。世界で最もファンタスティックなゲームコントロールをすると言われるスーパープレイヤーは、なんとすでにライナーズに合流済み。精力的に練習をこなし、徐々に馴染む姿が確認されています。
このハーフ団がトップチャレンジリーグでどんな活躍をするのか。ライナーズのラグビーにどんな影響があるのか注目です。

花園第2グラウンドに立つクウェイド・クーパー選手。Twitterのフォロワーは35万人超。

その3 新キャラクター「ラビナーくん」の活躍
9月、突如「情報発信担当」として発表されたキャラクター「ラビナーくん」。ライナーズはもともと「トライナー君」というキャラクターが存在したものの、
・足がない
・微妙に色味が多い
などの理由から、活躍は限定的でした。
ラビナーくんは使い勝手のよい「ウサギ」をモチーフに、東大阪の土地柄が滲み出る「目つき」が特徴。設定も「ライナーズに憧れるもウサギだから入団が叶わず」と言った、ウケを狙ってオチが見つからなかった若手芸人並みの滑りっぷりを登場時から披露しています。
と言っても露出がこれから多くなることは確実視され、シーズン開幕に向けてラビナーくんがどこまで練習試合シーズンに食い込んでくるのかが期待されます。
ウサギつながりで、プロ野球のジャイアンツ・ジャビットくんと…。いや寝言はこの辺りにしておきます。

お父さんは近鉄電車の車掌という設定で「運輸部はウサギOKなの？」と話題に。

ともあれ、ワクワクドキドキのプレシーズンまであと1ヶ月足らず。日々変化するライナーズを、週刊ひがしおおさかは着実にお知らせします。ワールドカップもいいけど、やっぱり僕らはライナーズ！
チェケら！