【情報提供:東大阪市】
2019年10月4日(金)、米航空宇宙局(NASA)のチーフ・サイエンティストのジェームズ・グリーン博士が、東大阪市文化創造館で講演会を行いました。
この講演会は「ラグビーワールドカップ2019™日本大会」などを通して東大阪市と交流を行っている駐大阪・神戸米国総領事館などの協力のもと実現。1969年に宇宙船アポロ11号が月面着陸してから50周年になるのを記念して行われました。NASAの科学者が来日し、講演会を行うことはきわめて珍しく、貴重な機会。参加者は熱心に聴講しました。
講演会ではアポロ11号の月面着陸の歴史やNASAにおける宇宙開発について説明が行われたほか、これまでの活動で月の南極と北極に水(氷)が存在していることが発見されたことなどを説明。さらに、2024年までに月に着陸する計画「アルテミス計画」を紹介しました。グリーン博士は「あなたたちは月の上を人が歩くという、実にエキサイティングな経験を、人生の中で目の当たりにします。この中にいる皆さんが宇宙に興味をもってくれればと思います」と聴講者に呼びかけていました。
ロマンあふれる月。もっと技術が進歩すれば、週ひが月支局も夢じゃないかも…なんて思える講演会。東大阪と月の距離がグッと近づいた日となりました。
【講師経歴】
米航空宇宙局(NASA) チーフ・サイエンティスト
ジェームズ・グリーン博士
2018年5月よりNASAのチーフ・サイエンティスト。
2006年から2018年4月までNASA惑星科学部門の最高責任者。地球や木星の磁気圏研究のスペシャリストである。彼の開発した宇宙物理分析ネットワークは世界の研究者に利用され続けている。
また、2015年に公開されたマット・デイモン主演のハリウッド映画「オデッセイ」の監修を務めた。
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