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- なぜ…コカ・コーラ戦の「ダメな方の近鉄」再び!勝ったけど負けた気持ちのライナーズvs九電戦
前後半で、まるで違うチーム。一言でいうとそんな試合でした。
12月15日(日)ヤンマーフィールド長居で行われたトップチャレンジリーグ第4節近鉄ライナーズ対九州電力キューデンヴォルテクスの試合で、ライナーズは47-15で大勝しました。
勝ち点5をゲットし、スコアだけみれば「大勝」と言っても良いでしょう。
前半は確かにそうでした。6トライを重ね、相手を完封。しかし、問題は後半です。ライナーズは後半はじめの1トライ以降スコアできず、九州電力に3トライを奪われ巻き返すことができなかったのです。
後半だけ見れば負けの試合でした。

う〜ん、後半だけ見ると7-15…。なんとも煮え切らない試合に。
言いたくありませんが、久しぶりにダメな方の「近鉄らしい試合」でした。
思い出すのは今季行われたコカ・コーラとの練習試合。
あの時は後半に4連続トライで試合をひっくり返される展開で、ライナーズは何もできずに終わってしまいました。
先週できすぎて「軽く考えてしまった」と思われても仕方のないゲームが、シーズン真っ只中のここに来て出てしまったのです。

10月30日に行われたコカ・コーラ戦。思い通りにいかなくて、ディフェンスが崩壊した苦い思い出。
有水ヘッドコーチは「確実に進化はしていて、先週のマツダ戦のような試合ができる割合が増えています。しかし、今回のようにできない時もある。3歩進んで2歩下がるといった状況。」と苦汁をなめます。
前半の出来は上々でした。
7分、マイボールスクラムから回して13矢次が先制トライを決めるとライナーズのペースに。セットプレーで優位に立ち、パスをつなげてトライを重ね、あっという間に前半合計6トライを奪います。40-0で前半終了。

前半7分、クーパーからパスを受け、トライへ向かう矢次。
あえて前半に課題があるとするなら、自陣深くに切り込まれてしまうような、ややゆるいプレーがあったことでしょうか。
そのゆるさが全面に出てきたのが後半でした。
後半2分に先制トライをあげてから、その後はほぼ自陣でのプレーに。九州電力がディフェンスを修正し、ライナーズは対応しきれずペナルティを連発。自滅していきます。

相手のディフェンスで、思うように前へ進めない。
後半28分に10クーパーが危険なタックルで一時退場するとさらに崩れ、残り時間は完全に負け試合。
3トライを連取され、取り返すことなく47-15で試合が終了しました。

後半15分、ストーバークがグラウンディングする場面もあったが、その前のスローフォワードでトライならず。
スコアでは勝ったのに、負けた気持ち。
「前半はボロ勝ちしたし、後半のダメだったところを修正すれば大丈夫」ではありません。
ライナーズの悪癖、根は深い。根本からチームを変えるには、何が必要か…もう一度考えなければいけません。
奇しくも次節12月21日(土)はコカ・コーラ戦。練習試合でボコボコにやられた相手です。
豊田自動織機に並ぶビッグゲームとなるはずです。ただ勝つだけではないスタンダードの高い戦いに。
今のライナーズに、余裕を持って戦える試合は一つもありません。目を覚ませ、ライナーズ!

スタンダードの高いチームになろう、ライナーズ!
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