福岡堅樹選手の15人制引退試合だと思って来てみたら、20-21シーズンもトップリーグにいるかもしれないと判明

   

やっぱりすごかった!福岡堅樹はすごかった!!
ラグビー日本代表にして、パナソニックのスーパーエースで。オリンピック種目である7人制ラグビー(通称セブンズ)に専念するため、今節の試合をもってトップリーグの試合から退く福岡堅樹選手の最終戦が豊田スタジアムである。

福岡堅樹のパナソニックカラージャージが見られるのも今日限り。

この1週間、週刊ひがしおおさか編集長前田は葛藤しました。
行きたい。日本ラグビーの至宝、福岡堅樹の最後を記事にしたい。

でも僕たち週刊ひがしおおさかは、東大阪市の地域情報サイト。普段からはみ出しがちとはいえ、さすがに豊田スタジアムはやりすぎだ。
「東大阪のにおいがすればいい」
なんて言っているけれど、今回ばかりはなんのにおいもしない。ラグビーってだけじゃ、もう東大阪感が出る時代は終わったんだよ!
と読者諸兄から怒られそうです。

そこへ入ってきたのが金曜日のミホロボットの取材先。都ホテル京都三条で行われる「イチゴとあんこのスイーツブッフェに行ってくる」と。

え?
それ、東大阪なんか関係ある?

ミホロボット「んー…楽しそうやしいいじゃないですか」

なんだよその割り切り方。なんだよその判断。
それじゃ俺も行ってやるよ、福岡堅樹15人制引退を熱い記事にしてやんよ!
と勢いで来てみた豊田スタジアムが
なんじゃこりゃー!

豊田スタジアムまで、人人人!

ワールドカップから続くラグビーブームのためか、福岡堅樹引退の余波か、それともトヨタ自動車気合いの動員か。おそらくその全てでしょうが、スタンドはほぼ満員。わずかな当日券を求めて、8時から行列ができていたと言うから驚きです。総勢37,050人。トップリーグの観客数レコードを塗り替えました。

トップリーグ史上最多入場者数を記録。2018年シーズンのトヨタ自動車vsサントリーの31,332人を超えた!

そんな満員のスタジアムで、トヨタ自動車対パナソニックは開始されました。
世界のスーパースターが集まる両チームは、互いにプレッシャーをかけあって根比べが続きます。
開始早々に元近鉄の12ダミアン・デアリエンディのトライで先制したパナソニックが主導権を握るかと思われました。

RWCでは南アフリカ代表として出場した、デアリエンディ。ライナーズにいた頃より、体が大きくなった。

ところが、ここからトヨタ自動車のディフェンスが固くなります。パナソニックが攻めきれずにキックでエリアを取ることが多くなり、観客席が湧くことも度々。ワールドカップで目の肥えたファンに最高の試合を両チームが見せてくれます。

話題の人、福岡堅樹は随所に良さが光るもののボールにタッチする機会が少なく前半はノートライ。対するトヨタ自動車は、昨年度新人賞の13岡田優輝のトライなど2トライで13-7。トヨタ自動車が6点リードで前半を折り返します。

前半も存在感を見せた、福岡堅樹。かっこいいなぁ。

後半、先にスコアしたのはパナソニック。11分に10山沢がトライを取ると13-14。すぐにトヨタ自動車も取り返します。14分、タッチキックのような長い左奥へのキックに23小原が反応。ワンバウンドで拾い、トライ。20-14、ああなんて素晴らしい試合なんだ。これがトップクラスのラグビーなのか。
何がすごいって、両チーム選手が交代しても戦力が落ちないこと。それどころか、パワーアップして自分たちのラグビーを遂行しようとします。

そんななかで、より輝くのが福岡堅樹です。試合後自身は「満足いかないことも多かった」と話しますが、そんなそんな。グラウンドの29人が彼に注目し、ボールを持てばスタンドから敵味方関係なく大歓声が上がるのです。

ふくおかー!!!ファンの声援はグラウンドまでハッキリ聞こえる。

さて、試合は後半22分のパナソニック13ライリーがトライを奪ってからは、ワンサイド。体力ゲージが0になったトヨタ自動車の選手たちの動きは鈍く、パナソニックの速い動きに対応できません。
そして後半35分、この日の主役がらしいトライを披露します。トヨタ自動車の飛ばしパスがうまく通らず前に弾いたのを福岡堅樹が強奪。落としかけたかに見えましたが、絶妙なバランスで立て直しインゴールへ。世界で誰にもできないトライの取り方で、15人制を去るスーパースターにこの日1番の歓声が降り注ぎました。

最終スコアは20-40。ダブルスコアにはなりましたが、こんな試合を観れば多くのファンはまたラグビー場に足を運んでくれるでしょう。

試合後にパナソニックの監督ロビー・ディーンズは「福岡は特別な選手。大観衆の前でパフォーマンスを見せたことは私もうれしい。セブンズでもがんばってほしい。福岡堅樹を観られる我々は非常に幸せだと思う。」と最高の賛辞を送っていました。

記者会見で握手を交わす福岡堅樹とロビー・ディーンズ監督。

これで福岡堅樹ともお別れ。日本の、いえ世界で最も優れたウイングに別れを告げなければいけません。
ところが会見の最後、ある記者から「オリンピックのあと15人制ではもうプレーしないのか」と質問が出たとき。彼は
「15人制の代表に戻ることはないです。トップリーグは2020-2021シーズンは出るかもしれません。それ以降は勉強の時間に充てたいと思います」
と答えたのです。


って、なんか話変わってないか!!!
誰や15人制引退試合や言うたん(笑)
まだ可能性の話やけど。うれしいねんけど、いや絶対うれしいねんけどなんか複雑。

誰もが一瞬耳を疑った。

また福岡堅樹の勇姿が見られることを願って。オリンピックで爆発する彼の姿を楽しみにしましょう。
あー、楽しかった。

 
mihorobot

mihorobot東大阪探検隊・記者

投稿者プロフィール

生粋の八戸ノ里っ子。人気の八戸ノ里東小・小阪中学校校区に住んでいる。
取材へ行けば、同級生のお父さんがやってるお店だった・・・ということが多々あり。
尊敬する人は藤子・F・不二雄先生。

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