「小阪の書庫」と週刊ひがしおおさかが勝手に呼んでいる、小阪駅高架下の栗林書房。
地域の書店としてその地位を確固たるものにしながらも、大阪樟蔭女子大学とコラボレーションしたりSNSで書籍紹介をしたり、イベントや情報発信に力を入れています。
そんな前のめりな姿勢の栗林書房が、昨年12月から新たな企画である店内トークイベントをスタートさせています。
第1回は、12月にWEB学習サービス「スタディサプリ」講師の伊藤賀一さんによる「47都道府県の歴史と地理がわかる事典」(幻冬舎新書)刊行記念として企画されました。
そして2月23日(日・祝)、第2回トークイベントの開催が決定し、現在参加者を募集しています。
今回のテーマはずばり、万葉集!
開催日の2月23日にピンと来る人はまだ少ないかもしれません。が、この日は令和初の天皇誕生日なのです。
新元号は万葉集の歌が典拠ということから、開催日が決定しました。なんて粋な決め方なんだろう。
話し手は、第1回と同じくスタディサプリ古典の講師である岡本梨奈さん。
「万葉集キャラ図鑑」「古文単語キャラ図鑑」などを執筆した古典のプロです。
新著は昨年12月に発行された「ざんねんな万葉集」(飛鳥新社)。
名歌ぞろいのイメージがある万葉集ですが、この歌は人としてあかんやろ…という残念な歌ばかりを紹介した逆ベスト版です。
大好きな君に踏まれたい!
とか
付き合ってくれないなら死ね!
など、現代語訳するとなかなかヤバい歌がイラストとともに紹介されています。
記者ミホロボットも読みましたが、結局どの時代にもクズな人はいるんだなとなんだか安心しました。
万葉集にこの歌が載るって、どういう神経してるんだ!?
イベントでは古典や万葉集、著書のトークをはじめ、岡本さん自身の話や質問コーナーなどを予定。
当日は店内の北側レジ付近に椅子を設置し、本棚に囲まれながら心ゆくまで万葉集の話を聞くことができます。本の虫にはたまらない!
「今年は店内イベントを大小合わせ色々やっていきたいです。次は児童書関連の企画もしてみたいですね」と栗林書房社長の栗林さんは意気込みます。
本を売るだけじゃない、地域の書店の進化系を体現する栗林書房。
令和とともに、書店の新しい時代を切り開くのだ!
■第2回店内トークイベント
開催日時:2月23日(日・祝)14:00~16:00(13:30開場)
会場:栗林書房レッド小阪店(東大阪市小阪1-8-39)
定員:35名
参加費:1,200円 高校生まで600円
申し込み:電話・FAX・メール・店頭にて店員まで
電話番号:06-6724-1200
メール:info@kuribayashi-shobo.jp
通常営業時間:平日9:00〜21:00、日曜・祝日10:00〜20:00
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