2月22日(土)、第71回近畿高等学校ラグビーフットボール大会(近畿大会)が宝が池球技場(京都市)にて行われました。
府・県大会を勝ち抜いた近畿の16チームが、選抜大会への出場をかけ5枠を争います。
先週15日(土)に1回戦、16日(日)に2回戦が行われ、本日が準決勝。同時に上位5チームに与えられる、第21回全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会(選抜大会・3月24日開幕)の出場権に向けた戦いでもあります。
というわけで、週刊ひがしおおさかは花園を盛り上げてくれる逸材を発掘しに、取材へ行ってきました。
冬の花園同様、知ったかぶれるダイジェストをお届けします。
明日の朝礼は
「東海大大阪仰星、完璧だったね。決勝よりも第5代表決定戦の常翔学園対関西学院が面白そう」
で決まりかな!
全試合ダイジェスト
京都成章 24-0 大阪朝鮮
前半19-0
堅守で勝ち上がってきた大阪朝鮮が、全国制覇を狙う京都成章に挑む構図。しかし、コンタクトで上回る京都成章は密集でペナルティを奪うと敵陣でのプレーを得る。15分、残り5mのマイボールラインアウトからモールを押してトライを奪い先制する。24分にはマイボールスクラムから、ラックを継続して7森がトライを奪うと12-0。さらに28分には敵陣10mライン付近のラインアウトを起点にモールを組むと9がサイドを攻めて右の狭いサイドを14中川にパスし一気に駆け抜ける。絶妙のコンビネーションを見せて前半3トライ。19-0で折り返す。
後半は大阪朝鮮がディフェンスを修正。堅守が復活するが、敵陣に攻め入ることはできない。終わってみれば24-0で京都成章の圧勝だった。
東海大大阪仰星 38-0 大阪桐蔭
前半17-0
キックをうまく使い、大阪桐蔭を自陣へと押し戻す東海大大阪仰星。エリアをしっかり取って試合を優位に進める。
前半15分、仰星は敵陣スクラムから8がサイドを走り、5がラインブレイクしてトライ。先制する。その後も1トライ1ゴール1PGを決めて17-0で前半を折り返す。後半も仰星ペース。9分にラインアウトから8宮本が、15分にはGラインに迫り連続攻撃から8宮本が抜けてトライを奪い圧倒。完璧な試合運びだった。
大阪桐蔭はいいところなく、ノートライに抑えられた。東海大大阪仰星は明日の決勝で京都成章と対戦する。
関西学院 79-5 熊野
前半43-0
試合開始から、関西学院が自力の差を見せる。前半2分関西学院がゴール前スクラムから8甲斐がトライを奪うと、前半を43-0で折り返す。後半、なんとか1トライをと挑む熊野は、23分。敵陣深くのラインアウトからモールを組み、ラックを継続する。最後は18西尾が押し込んでトライをあげて一矢報いた。関西学院は第5代表決定戦に進んだ。
常翔学園 26-0 御所実業
前半5-0
試合開始からしばらくは、御所実業が優勢。前半はほほ常翔学園陣内でプレーが進みます。しかし先制したのは常翔学園。22分、敵陣で10のパスに15が反応し、ディフェンスの間を抜けてトライを奪う。
後半もしばらくは鍔迫り合い。互いにハンドリングエラーが目立ち、決定機をモノにできない。後半17分、ついにスコアが動く。10がラインブレイクした常翔学園は、しっかり左を8がフォロー。パスを受けてトライを奪うと、勝利をぐっと手繰り寄せる。その後も10のキックパスでトライを上げて、19-0。ロスタイムにはFWのパワープレーでゴールポスト下にトライを決めて26-0。常翔学園は選抜出場を賭け、明日の関西学院との第5代表決定戦に臨む。御所実業は、竹田監督ラストイヤーに選抜出場を逃してしまった。
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