2月23日(日)、第71回近畿高等学校ラグビーフットボール大会(近畿大会)が宝が池球技場(京都市)にて行われました。
府・県大会を勝ち抜いた近畿の16チームが、選抜大会への出場をかけ5枠を争います。
15日(土)に開幕した戦いも、いよいよ決勝戦。府・県大会を勝ち抜いた近畿の16チームが、頂点を賭けて戦う伝統の大会。
週刊ひがしおおさかは、昨日に引き続き東大阪からは超遠い極寒宝が池へ。
冬の花園同様、知ったかぶれるダイジェストをお届けします。
連休最終日、地元の友達に会ったら
「やっぱり東海大大阪仰星強かったね。でも、京都成章も後半29分から2トライ奪って惜しかった。」
をあいさつ代わりによろしく。
もっと知ったかぶりたい人は、「例年だと第3・第4代表決定戦は抽選で決まるんだけど、日程が早まったから今年は実施されたんだって。」
で完璧!
全試合ダイジェスト
第5代表決定戦
関西学院 21-22 常翔学園
前半7-10
前半3分、常翔学園は22mライン付近でペナルティを獲得。先制点を狙いショットを選択するも、わずかに左に外れる。その後も試合を支配するのは常翔学園。スコアが動いたのは前半9分。常翔学園は敵陣マイボールラインアウトからゴール前で細かくつなぎ、10仲間がブラインドサイトを突いて右隅にトライ、0-5と先制する。さらに攻め続ける常翔学園は前半23分、敵陣ラインアウトからモールで押し込み8知念がトライ(0-10)。このまま前半終了かと思われた28分。関西学院13川村がハーフウェイライン付近から約30mのゲイン。最後は左外にいた11立巳に渡ってトライ。ゴール成功し、7-10で折り返す。後半、先にトライを奪ったのは関西学院だったが、常翔学園は2トライ1ゴールを加え、試合を優位に進める。諦めない関西学院は、24分に15武藤のトライで1点差に迫り、会場は逆転のムード。しかし最後はオフサイドを犯し、万事休す。第5代表は常翔学園に決まった。
第3・第4代表決定戦
大阪桐蔭 5-54 大阪朝高
前半0-35
大阪朝高は前半10分、ゴールまで残り5mのラインアウトから細かくつなぐ。アドバンテージを得ると、10金侑悟が真ん中から左大外にいた11趙廣來にキックパス。これが通ってトライを奪う。その後も15金洸寿の2トライなど、前半だけで5トライ。後半はしばらく膠着状態に。それでも後半14分、大阪朝高は敵陣ラインアウトからモールで押し込み、2李淳弘がトライ。その後も2トライを加え、0-54で迎えた後半ロスタイム。大阪桐蔭がゴール前で攻撃を継続。最後は13井上が右隅にトライを決め一矢報いたが、試合終了。大阪朝高が全ての面で上回り、5-54で圧勝した。
決勝戦
東海大大阪仰星 26-22 京都成章
前半5-10
キックオフ後しばらくは京都成章が仰星陣内でプレーするも、前半8分、仰星14大畑が自陣から約40mゲイン。京都成章はたまらずペナルティ。このチャンスを仰星13河村がトライし、先制。しかし、その後は再び京都成章ペースで進む。前半12分、10辻野のキックパスに反応した13山田がインゴールで抑えてトライ。さらに前半20分、9宮尾のトライで5-10と逆転し前半を終える。
後半に入ると、仰星が息を吹き返す。後半7分、京都成章陣内で2度ペナルティを得て前進。最後は5堤がラックから持ち出してトライ。12近藤のゴールも決まって逆転する。後半12分、21分にも仰星がトライを奪い26-10と試合を決定づけたかに思えたが、後半29分、京都成章は自陣10mの位置から14中川が1人で走り切ってトライ。ロスタイムにも敵陣22mラインから14中川がトライ、26-22としたが、ここでノーサイド。昨年の決勝戦と同カードとなった戦いは、仰星のリベンジ達成となったが、京都成章の最後まで諦めないラグビーが印象的な試合であった。
これにより、近畿から全国選抜高校ラグビー大会出場は以下の5チームに決定。
第1代表 東海大大阪仰星
第2代表 京都成章
第3代表 大阪朝高
第4代表 大阪桐蔭
第5代表 常翔学園
会場は埼玉・熊谷ラグビー場。3月24日(金)に開会式が行われ、3月31日(日)に決勝が行われます。
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