4月10日(金)東大阪市は、東大阪市花園中央公園エリア 官民連携魅力創出整備事業の運営委託先が「東大阪花園活性化マネジメント共同体」に選定されたことを発表しました。
いわゆる「Park-PFI」事業で、ラグビー場、児童文化スポーツセンター(ドリーム21)、 美術センター、野球場、多目的球技広場などの花園中央公園一帯を整備・管理・運営を任されます。
指定管理業務だけでなく、公園内に関わることならハードからソフトまで一体的に何でもやるというスタイル。
「候補者を選定」しただけなのでまだ正式決定ではありませんが、優先交渉権を得てこれから調整に入っていきます。実質上の決定と言っても良いでしょう。
市の一大事業として注目をあびる中選定された「東大阪花園活性化マネジメント共同体」。
聞き慣れない団体名ですが、代表企業は株式会社東大阪スタジアム。構成企業は株式FC大阪、天正株式会社の計3社です。
敏感な読者ならもうおわかりでしょう。そう、あのHOSが主体。小阪フィットネスクラブやボウリングスペースHitなど小阪・八戸ノ里に拠点を構えるHOSさんです。
天正は東大阪スタジアムのグループ企業。
フィットネスや文化教室などの運動・文化施設経営は東大阪スタジアム、不動産管理・開発コンサルティング部門は天正と棲み分けられています。
そこに共同体として参入したのが、東大阪をホームタウンとするサッカークラブチームFC大阪。花園第2グラウンド改修整備の協定を市と結んでいます。
東大阪的目線で語るならば、この結果は「順当だな」といったところ。
なんせ東大阪で長年親しまれ、PFI事業の公募前からラグビー場の管理の委託を受けていた「HOSさん」です。
小阪スイミングスクールから多くの卒業生を輩出したり、地元イベントに積極的に協力したり…長く地元で商いを続けてきたからこそ得た土地勘や経験値が強み。そこにFC大阪という新たな風を呼び込み結果を出した、というのが週ひがの見解です。
対抗馬として株式会社ヒト・コミュニケーションズや公益財団法人日本ラグビーフットボール協会などで構成された「ワンチーム花園」が手を上げていましたが、次点となりました。
マネジメント共同体は公園整備・運営のほか、
・スポーツフェスティバル、ナイトイベントなどの開催
・ラグビー場内カフェの整備
・公園北側に食品・飲食提供店舗を整備
・バーベキューエリアの設置
・トイレの整備
・3×3 バスケットゴールの整備
・ランニングができる園路を整備
を提案しており、実現可能かどうか含めて市との協議で順次検討していくとのこと。
スタジアムカフェにバーベキューエリアは「いいね」を100回くらい押したいし、地味にうれしいのはトイレの整備。園内の公衆トイレに行くのが怖くて美術センターへ駆け込んだ幼い頃の思い出が、昇華されるかも…!
花園が地域の公園から、行けば楽しいスタジアムパークへと進化を遂げようとしています。
その新しい一歩となるPFI事業の始動を、我々はリアルタイムで見ることができるのです。
移行は今年2020年10月からを予定。
2021度の有料公園施設の利用者を70.2 万人とし(2018年度比より8万人増)、年間200万人の集客が目標とのこと。
ああ、待ち遠しい。2021年のワールドマスターズ・ゲームズに向け、さらにバージョンアップした花園へ!
変わりゆく花園を、時代を、見届けましょう。
ライナーズがどうとかは、別に心配しなくていいんじゃないかと思うけどね。たぶん。
コメント
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この記事を書かれて3年が経とうとしています。
FC大阪が言った第2グランドの整備の進捗も含め、当初掲げていた約束がどこまで進んでいるのか、全く進んでいないのか、検証の記事を書くのも、讃える記事を書いたマスコミの責任だと思います。
必ず、調べて下さい。花園がラグビーの聖地ではなくなるのも時間の問題です。
もちろん書くつもりです。しかし、なんでそんなに喧嘩腰なんですか?