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- ラグビーの練習を再開し、ライナーズの決意を感じた日
待っていました。この日を待っていました。
東大阪市花園ラグビー場を本拠地に置くラグビーチーム「近鉄ライナーズ」が6月22日(月)、ラグビーの練習を再開しました。
普段なら「ラグビーの練習」という言葉が、ここまで大きな意味を持ちません。
しかし、世界的に猛威を奮う新型コロナウイルスの影響で社会活動の多くが停止。スポーツも例外ではなく、ジャパンラグビートップリーグもシーズンの中止を余儀なくされました。
ライナーズは、下部にあたる「トップチャレンジリーグ」に所属していたため、1月までのシーズンは無事終えることができました。ぶっちぎりの全勝優勝で。
次のリーグは、まだ決まってはいませんが「1月からの予定」と言われています。まだオフのチームもたくさんあります。
ライナーズも今シーズンのスタートは大きく遅れ、5月はオンラインのトレーニングが中心に。6月に入り、6班に分かれた個人練習をクラブハウスなどで再開。基礎的な体作りをしていましたが、なんとか6月22日にラグビーボールを使った3班制の練習にこぎつけました。
この日は個人でのフィットネス後、走り込みや2人1組のパスなどコンタクトを避けたトレーニングを実施。
佐藤幹夫ディフェンスコーチは「例年なら今の時期、タックルなど人対人の練習をもう少ししています。ただ、今日のような練習もコロナに関係なく基本のメニューなので、やるべきことはできているとういう状態。」と話します。
この体制は3週間を予定しており、情勢が良くなれば全体での練習に移行する見通しです。
ではなぜ、ライナーズはリスクを犯してこの時期にラグビーを始める道を選んだのか。
それは、ライナーズが絶対に新リーグ(2021年度から開始予定)で輝き、日本ラグビーを新しいステージに導かなければならないから。その喜びをファンとともに分かち合わなければならないから。
プロ野球は6月19日に開幕し、Jリーグも6月27日に再開します。※J1は7月4日。
ラグビーはまだ、次のシーズンが具体的にいつ始まるのか決まっていません。新リーグへの移行期に当たるため、
・何チームなのか
・昇格や降格がどうなるのか
・新リーグに向けて何をクリアしなければならないのか
全くわかりません。もちろん、新型コロナウイルスの影響は多大にあります。
しかし、ライナーズは留まりません。他チームに先駆けてInstagramLIVEでファンと交流し、ライナーズ体操を作ってシーズンイン後を見据えたPR策を今模索しています。
大型補強をし、どこよりも早くチームを始動させ「新しいラグビーの形」を作る一員だと宣言しているのです。そして「東大阪を鼓舞するのは俺達だ」と雄叫びを上げています。
ライナーズの再開を知った多くの人が
「ラグビーの練習ができるなら、世の中だいぶ戻ってきたよね」
と感じるはず。
これから徐々に、タックルをして、スクラムを組み、普通に向けて歩んでいきます。その立ち振る舞いは、常に周囲から期待されそして評価される。控えめに言って、責任重大だ。
しかしだからこそ強くなれる。強くなろうとできる。
社会とともに、いや私たちとともに。絶対に強くなるぞ、ライナーズ。
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