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八戸ノ里駅南ロータリー 〜まず密にならない東大阪名所案内09〜
- 2020/9/1
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水害から地域を守る、治水の要
■概要
近鉄八戸ノ里駅前に広がる広場。近鉄バスの停留所もあり、土地の所有は東大阪市、管理は近鉄と二重構造になっています。
ロータリー部の地下は地下雨水貯留施設になっています。昭和50年代まで東大阪市内は、その平坦な地形から浸水被害が多発しましたが、市内複数箇所に整備された貯留施設により、今は大雨による浸水はほぼなくなりました。
ちなみに、駅から見えるロータリー内の温度計は、いつ正確な数値を表示しているのかわからないほど。たびたび「60℃」などの高温が表示されて、SNSで話題になります。
■歴史
八戸ノ里駅は1936年(昭和11年)11月19日に新設されました。1969年に高架化が実施されますが、そのときはまだ駅前交通公園はありません。
1982年8月、大雨により東大阪市に大規模な水害が発生したのを期に、治水計画がたてられます。
計画に基づき、1985年7月施設建設に着手。長い工期の末に1990年1月駅南地上にロータリーと雨水を地下に溜め込む雨水貯留施設が完成します。
さらに1992年2月に雨水レベルアップ計画を策定。周辺主要動地下などに、雨水増補管(雨水を流す大きめの管)等を整備していきます。
全事業の完了は2009年。カバーするエリアは西が長瀬川、東が第二寝屋川、北が近鉄奈良線、南は東大阪市全域。300〜400haに及ぶ地域を水害から守っています。
結果、1987年は床上浸水655戸、床下浸水11,663戸だった被害は、同規模の大雨だった2013年時には、床上浸水2戸、床下浸水58戸と威力を発揮しました。
※駅名の由来となった「八戸ノ里」は、Wikipediaを見てください。
■動画
■データ
歴史度 ★★★☆☆
密にならない度 ★★★★★
写真映え度 ★★☆☆☆
■アルバム
■アクセス
〒577-0803 大阪府東大阪市下小阪5-1
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