12月17日からいよいよジャパンラグビーリーグワンが開幕。
リーグワン公式Twitterがカウントダウンをしたり、各メディアが選手インタビューに勤しんだりとラグビー界のムードは高まっています。

一方で我らが東大阪の雄・花園近鉄ライナーズは開幕前の練習試合最終戦で静岡ブルーレブズに21-71で大敗を喫してしまいました。
さらに昨シーズンチームをディビジョン1昇格に導いたクウェイド・クーパーは長期の怪我で、日本代表のサナイラ・ワクァも右に同じ。
ファン心理的にちょっと心細い中今シーズンを迎えますが、
「ブルーレブズとの対戦でチームが大きく変わったので、開幕が楽しみ」と話すのは水間良武ヘッドコーチ。
12月12日に行われた、東大阪市長への表敬訪問で発した言葉です。

就任から2年、チームへの思いも強くなる水間ヘッドコーチ。

同じく出席した、今シーズンキャプテン2期目を務める野中翔平選手も
「大きな敗戦から、目を覚まし出しました。メンバーが変わった時でも、一定のパフォーマンスができる準備ができています」と自信を見せます。

野田市長への表敬訪問。ホーム開幕戦では市と連携し、東大阪市民1000人を招待する予定。

誰が出場してもスタンダードの高いチームづくりは、有水剛志ヘッドコーチ時代からの強化方針。
昨シーズンからはボールを動かすテンポの早いラグビーを意識し、今シーズンもそれを継承したプレシーズンマッチでした。
ブルーレブズ戦でも負けはしたものの随所にその動きが見られ、そう悲観することはないのかもしれません。

クーパーの穴を埋めるべく新戦力となったSOのジャクソン・ガーデン-バショップに、11月末入団が発表されたばかりの竹田祐将(SO/CTB)と前ハイランダーズのサム・ケアード(LO)。
バショップはブルーレブズ戦でも判断力あるプレーを見せました。竹田、ケアードの両選手は試合でのお披露目はまだであるものの、足りなかったパーツを補ってくれる実力者です。

司令塔バショップはブルーレブズ戦でも存在感をアピールした。

開幕戦2日前の12月16日(金)には、メディアに向けた開幕前記者会見が花園で実施されます。
飯泉景弘ゼネラルマネージャー、水間ヘッドコーチ、野中キャプテン、シオサイア・フィフィタ選手が登壇予定。
チーム側からこうした場が設けられるということから、チームの意識の高さが伺えます。
首脳陣、選手の口から何が語られるのか。

ディッビジョン2から1へあがった「挑戦者」であるライナーズにとって、厳しいシーズンになることは覚悟しなければいけません。しかし、その先近い未来に待つベスト4、優勝に向かって邁進し続ける覚悟も必要です。
週刊ひがしおおさかでは余すところなく読者のみなさんにお伝えしますので、ご期待ください。

開幕戦は12月18日(日)グリーンロケッツ東葛と敵地・柏の葉公園総合競技場にて対戦。
Jsportsオンデマンドでは、会員登録すれば無料視聴が可能。
ライナーズではTime’s Place西大寺にてにてパブリックビューイングを予定しています。