高校ラグビー大会二回戦から抜粋 頭脳プレーを必死に練習したあとあり!東京、天理の基本に忠実なラグビーに敗退
待ちに待った第93回全国高校ラグビー大会が12月27日(金)、開幕しました。
今回は、3日目(30日)に行われた、2回戦の模様をお届けします。
ノーシードの東京都代表東京が、6年ぶり出場にしてBシードの奈良県代表天理にチャレンジした試合。後半15分まで東京がリードする展開でしたが、最後は天理が2本続けてトライをあげ22−12、面目を保ちました。

してやったり!相手から見えにくい位置で、ボールをスイッチしトライ!
最初のトライは東京でした。スクラム最後尾8から、9へパスすると見せかけて7へ手渡しスイッチ!天理ディフェンスは完全に裏をかかれてトライを許し、7−0となりました。
対する天理は終始ボールを支配し、11分にはモールから、18分にはラックから展開してトライをあげ10−7と逆転。総合力の高さをしめします。

モールからトライ。天理はモールが成立すると俄然脚の動きが良くなります。
東京は少ないチャンスをものにします。25分に天理陣22m内ラインアウトから、細かくパスを左右に揺らせて天理ディフェンスを翻弄。一番左に1人余らせて、トライ。12−10と再逆転し、スタンドから大きな歓声が起きました。

ハンドオフでタックルを交わす。
後半に入ると、天理ディフェンスが機能し始めます。自陣から果敢に回してくる東京を前でしっかり止めて、自由にボールを動かせません。
ついに後半15分、ラインアウトからモールを作り、トライ。21分にもトライを上げて22−12で試合終了。

モールからのサイドアタック!
ここ一番で華麗なパス回しを見せた東京と、それに焦らず対処した天理。両チームミスが少なく、気持ち良い試合でした。
文:前田寛文 @MaechanYK
写真: @mihorobot
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