1月27日(月)、ジャンクションが夜景となって綺麗に見える、東大阪市役所22階の一室。何やらスパイシーな香りをさせた、秘密の会議が開かれていました。
「こんにちは~」と中へ入ると、みんなもぐもぐと口を動かしています。手元には、カレーパン、カレーパン、そしてカレーパン!
そう、この秘密の会議は、「東大阪カレーパン会フィリング作成委員会」の集いだったんです。
東大阪でカレーパンを普及させるパン屋さんの会「東大阪カレーパン会」の面々と、ハウス食品が手を組んだこの委員会。
「東大阪のカレーパン」をカレーパン会の全員で作り広めていくというコンセプトの元、カレーパンの具、すなわちフィリングの味を検証し、より良いフィリング完成させることが目的です。
完成されたものは、カレーパン会各店舗共通で使われます。
第4回目の今日は、前回の検証を元に更なる改良を重ねたフィリングの試食と、意見交換をする日でした。
揚げたカレーパンに、焼いたカレーパン。2種類が机の上に並びます。
「まずはどうぞ食べてください!」とカレーパン会事務局の大原さんに勧められるがまま、焼いた方をガブッと一口。
少し辛めのフィリングで、酸味が効いています。
続いて揚げた方。
パンと甘めのフィリングがマッチして、子どもでも食べやすい感じ。
「実は、どちらも同じフィリングを使っているんです」と、ハウス食品のスパイスアドバイザー伊藤さん。
えー!!辛いのと甘いの、別々だと思ってました!
「パンによって、フィリングの味や風味も変わって感じるんですよ」と、カレーパンの秘密を教えてもらっちゃいました。
パン屋さんごとに生地や調理法に工夫を凝らしているので、中身は同じでも食べ比べできちゃうんです!
パンをほおばりながら、わいわいと会議は進みます。
「もっと甘くして、粘度を少し変えてみるのはどうでしょう?」「焼いた方は、少し後味に辛みが残りすぎるかも」と、次々と感想が飛び交います。
和やかな雰囲気ながら、意見はちょい辛なものも。カレーパン会のフィリングへの想いは、ホットなんです。
そして、今回の意見をベースに再度フィリングの調整を行うことで合意し、会議は終了です。
委員会で作られたフィリングは、カレーパン会のパン屋さんがパン生地や作り方を各々アレンジして、販売して行くとのこと。
色々な衣をまとって、様々な表情を見せてくれるパン界の異端児、カレーパン。東大阪の顔として一人前になるべく、委員会でグングン育てられています。作られたフィリングのデビューは、春頃になる予定。
具沢山のフィリングのように、たくさんのパン屋さん、そして住民が一体となって、東大阪の新しい楽しみを増やしていきたいですね。もっともっと、東大阪がホットになりますように!
文・写真:@mihorobot
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