話題爆発!東大阪八尾ウォーカーを作った人にインタビューしちゃいました!
- 2015/1/22
- おでかけ, 暮らし
- 東大阪八尾ウォーカー
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ついに発売されました、東大阪八尾ウォーカー2015。前回が2010とあって、満を持しての発売で、12月の発売日には小阪駅前でも販売され、栗林書房も大繁盛でした。
ということで、恒例の「東大阪本を作った人にインタビュー」は株式会社KADOKAWAの山田孝一さんと近藤智樹さん。忙しい合間を縫い、東大阪八尾ウォーカーを囲んで、気になるアレコレを聞いてきました。
読者の皆様も、是非東大阪八尾ウォーカーを片手に。臨場感たっぷり内輪ネタ満載でお届けします。
― 今日はお忙しい中ありがとうございます。
山田 昨日が別の仕事の校了だったので、今日はちょっと余裕ありますよ。
近藤 のんびり仕事していましたから問題ありません。
― では、遠慮なく質問しちゃいます。ぶっちゃけて、売れてますか?
山田 いきなりですね(笑)おかげさまで。無茶苦茶ってことではないですが、手応えはいいですね。
― なんせ4年ぶりですもんね。今回のコンセプトはなんでしょうか?
山田 過去2回(2007年、2010年)は名店紹介だったんです。なので今回は「新しいお店」です。
― 確かにここ1年から1年半くらいにできた勢いのあるお店がたくさん載ってます。
近藤 週ひがさんに情報提供いただいたお店もありますね。
― ちょっとはお役に立てたかな(笑)
日本中が注目する近畿大学
― 山田さんは東大阪に住んでいらしたんですよね。
山田 近畿大学出身なんですよ。大学進学と同時に住み始めました。
― それで近大の特集企画(P56)があるんですね(笑)
山田 それもありますが、近畿大学は全国的に注目されていますから。近大マグロもメディアによく露出してますしね。
― 「すわん(P60)」がガッツリ載ってるメジャー誌ははじめてなんじゃ?
山田 他でも取り上げてますよ(笑)
― 近藤さんも近大の取材に行かれたんですよね。
近藤 学内を歩いて移動したのですが、広さにビックリしました。「まだ着かないんだ」て思ったりも(笑)
― 確かに街中にあるキャンパスなのに大きすぎるかもですね。山田さんはどちらに住んでたんですか?
山田 初めは大蓮です。
― あれ?近大から遠くないですか?
山田 そうなんですよ。なんせ九州から出てきて、土地勘がなかったので。3年の時に友井に引っ越しました。
― なるほど、大学から近すぎず遠すぎず、便利ですね。駅から遠いけど。
山田 実は、東大阪に住んですぐは馴染めなかったんですよ。
― 18才の少年に東大阪の濃さはなかなか理解できませんよね(笑)
山田 でも、住めば都。段々好きになってきて。上司に今回の企画を通すときも時も「大丈夫、僕が言うから間違いないです」という気持ちで。通しやすかったですね。
― どっぷり東大阪に漬かってますやん(笑)
東大阪ってどんなところなんだろう?
― 近藤さんは、神戸出身なんですよね。オシャレな神戸市民から見て、東大阪ってどんな街ですか?
近藤 正直に言うと、今回の仕事をするまで東大阪になんのイメージもなかったんですよ。
山田 存在は知ってたの?
近藤 それはもちろん(笑)仕事をしながら山田が「こんな雰囲気で〜」とか「こんな店があって〜」とか教えてくれて。それでイメージを膨らませていました。
― 「駅を降りたら世紀末…」みたいなイメージ持ってたとか?
近藤 まさか(笑)取材に向かう電車の雰囲気が「なんか違うな」とは思いましたね。
山田 鶴橋の焼肉の匂いがしたからじゃない?
近藤 それもあるかもですが、いいとか悪いとかではなく。「違う」って思いましたね。
山田 東大阪って、もともと三市(布施市、河内市、枚岡市)が合併したこともあり、キーステーション(中心駅。八尾市の近鉄八尾駅、大東市と住道駅など)が無いんですよ。いい意味でも悪い意味でも凹凸がないというか。
― よく「平たい」って言われますね。
山田 駅を中心に、お店が集中している場所があって。でも東大阪は市全体に広がっている。それが一番の特徴ですね。
東大阪八尾ウォーカー2015に込められた想い
― 確かに他の街角ウォーカー(地名のついたウォーカー)は、新しい商業施設が出来たとか駅が改装されたとか、そんな話題が中心に来ますよね。
山田 東大阪にそれがないなら、東大阪を網羅しよう。そう思って作ったんですよ。
― うん、確かに隅から隅まで。
山田 「近鉄奈良線ばっかりや」と言われがちですが、JR学研都市線も近鉄大阪線も、地下鉄中央線・近鉄けいはんな線もちゃんと入ってるんですよ。
― 週ひがは徳庵が大好きなので、Le Show(P34)が入っていてかなりうれしかったです。
近藤 あと、今回はじめて地域メディアの方にページを作ってもらって(P54)、面白いページになりました。
― 瓦版ですね。
近藤 ドーナツとかナンとか、僕達わかりませんからね。あと、カレーパンが美味しかった。
山田 美味しかったって言ってたね(笑)
― 取材時にも鳴門屋のラグカレー買ってはりましたよね(笑)
近藤 本当にビックリしたんですよ。「ウマ!」って。あと、瓢箪山のドーナツ屋さん。
山田 僕も買ってきてもらって食べたんですが、ほんと美味しかった。レベル高いですよ。
― 激戦区って書いてよかった(笑)
地元へのこだわり
― 地元の人が作ったなって思えるのが、次世代の職人(P62)。これって他の地域ではされてませんよね。
山田 はじめてなんですよ、この企画。やっぱり東大阪八尾らしさを出したくて。となると、モノづくりのまちです。それなら、今までにないモノづくりをと。
― 実際に上手工作所(P62)やグラステイラー(P64)が、かっこいい写真で載ってると感慨深いですね。
山田 皆さんよくしゃべってくださいましたし取材に協力的で、助かりました。
― 他にも生駒山特集(P74)。東大阪の学校の校歌には生駒山が必ず出てくるし、ハイキングや遠足の定番。
山田 実は僕、ラッキーガーデン(P74)で畑を借りているんですよ。
― そうなんですか(笑)
山田 野菜を作っていて。こんないいとこ、いつか特集したいと思ってたんです。
― 東大阪人の生活、遊びを直に知ってる。
山田 大学入ってから13年お世話になりましたから。今でも近鉄に乗ったら懐かしいというか、帰ってきた気分になります。良いことばかりじゃなかったんですが、この仕事で少しでも恩返しできたかなと、思っています。
― 恩返しどころか、これで東大阪は大きな借りができました。いい本をありがとうございます。
記事:前田寛文 @MaechanYK
写真:mihorobot
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