近鉄電車に、団体専用列車があることを知っていますか?
修学旅行に企業の旅行に…そして、近鉄ライナーズの応援列車に!
多くの団体旅行で30年使用されてきた「楽」が、大幅にリニューアルし生まれ変わりました。

2階建車両の、いわゆるVISTA CAR(ビスタカー)。車体の色は「漆メタリック」。リニューアル前は白とオレンジでした。
車体の骨格はそのままに、外観や内装を一新。
旧バージョンの「みんなでワイワイおでかけを楽しむ」といううイメージはそのままに、パワーアップして帰ってきました。

運用路線の大阪、京都、奈良、伊勢志摩、名古屋5つの地域をイメージした和のデザイン。シックな外観に、鮮やかな内観。
目玉はフリースペース。
両先頭車両にソファに座ってパノラマビューを楽しめるスペースが登場しました。

4号車の先頭車両。三角形で、6〜 7人は座れそうなソファ。
運転席が丸見えで、前景良し!窓は天井まで届くほどの大きさで走行中は大迫力のビュー。こりゃあワクワクが止まらない!

1号車は様々な方向を向いた個がけのソファ。「眺め、めっちゃ良いですね〜」とホッケー梶間。
フリースペースはほかにも。
VISTA CARといえば階上室と階下室それぞれに座席があることが特徴ですが、階下室へ行ってみると…。

くつろぐホッケー梶間の姿が。い、家?家なのかここは?
なんと階下室もフリースペース。靴を脱いで利用する仕様になっています。
1号車はカーペットとクッションタイプのソファ、4号車は天然木のフローリングに円形ソファが並び、自由に使えます。
みんなでくつろいだり、荷物置き場として使ったり多目的に利用できます。
団体専用列車なので、遠慮して席を譲り合う必要もなし。
電車に乗っているのに家にいるかのような新感覚…。
フリースペースは、車両改修時に旅行会社へヒアリングを行い出てきた意見から導入を決定しました。
用途を限定しない、それぞれの目的にあったスタイルで利用が可能です。
最新設備もバッチリ搭載。長距離旅行にかかせないフリーWi-fiが飛び、電源コンセントも各座席にあり。
座席の机も広く、お弁当を広げるのもパソコン仕事をするのも不自由なしです。

快適!さっそく社内で写真を整理するミホロボット。ランプで手元が照らされる。
車両は8月21日(金)から導入が始まり、今後は旅行会社や近鉄独自のツアーなどで利用される予定。
利用は乗車区間に応じた運賃と、別途「楽」乗車料金(大人400円、子ども200円)が必要です。通常の乗車運賃以外にかかる「楽」利用料が400円って…え、めっちゃコスパ良くないですか…?
東大阪の小学生たちは、伊勢志摩への修学旅行でこの車両を使うのか…う、うらやましくなんか…うらやましい!!!
家みたいにくつろげるし、仕事だってできちゃう。自由で新しい旅の形が凝縮されています。
次世代型の旅は、ここから始まる!利用しない手はありません。
団体専用列車20000系「楽」に乗って、旅を楽しもう!

シートは向かい合わせにも2列にもできる。
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