ライナーズが帰ってきた Hondaとの合同練習で試合並みの気合いと意気込み

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チームから新型コロナウィルス感染者が出たことで、活動を一時停止していた近鉄ライナーズ。本来なら12月19日にHondaHEATとの練習試合が予定されていましたが、これも中止になりました。
そのかわり、12月18日に花園で合同練習を実施。実戦を想定し、シチュエーションを作ってから互いにここまで作ってきたアタックやディフェンス、セットプレーなどを試します。

FWはスクラムを入念に。東大阪出身・在住の山本篤志レフリーが駆けつけました。

15分ほどのタームに分けて、3本実施。ライナーズは
1本め 外国人選手も全部入れてフルスペック
2本め 飛車角を落としながら枠を考慮したメンバー
3本め 日本人主体で底上げを想定したメンバー

ストーバークのパフォーマンスが目立たないくらいに全体がいい。

9月のヤマハ発動機戦、11月の中国電力戦で顕著になったのは「メンバーによってパフォーマンスに差が大きい」ということ。
世界最高峰のハーフ団で元オーストリア代表のゲニアとクーパーを筆頭に、スーパーラグビーでも大活躍したストーバークやマシレワは日本代表を飛び越してどこの国の代表としてでも活躍できるレベル。

何度も相手をステップで交わす場面があったセミシ・マシレワ。

合同練習でも1本めはHondaに圧勝(※イメージです)。ゲニア・クーパーが現役ワラビーズさながらのコンビネーションを見せ、マシレワが軽快なステップ。ワクアもウィングばりの走力を見せてライナーズは強いと感じさせてくれました。

ロングパスや正確なキックなど、”さすが”と言えるプレーを連発したクーパー。

しかし、2本めからは徐々に劣勢に。「メンバーが変わると勢いがなくなる」というほとんどのトップリーグのチームが持つ問題を、ライナーズも引き続き露呈してしまいました。

ワクアはものが違う。

そんななか、輝きを見せていたのが新人のSO吉本です。長短のキックを組み合わせて、若さのある思い切ったプレーを連発してくれました。

クーパーとポジションを争う吉本。キックが魅力。

CTB片岡も、中国電力戦で見せたボールキャリーで前進。近い未来、ライナーズを支えるであろう2人のポテンシャルを感じることができました。

今足りないことが明確になった合同練習。そのなかで終始好感が持てたのは、全選手から大きな声が出ていたこと。
練習とはいえ、トップリーグに属すHonda相手に試合形式。全員が、戦える喜びを全身で表現していました。

ゲニアのパスは、クーパーとその先へ。

「フォーカスするのは次のリコー戦ですが、大きな意味ではトップリーグ2ndステージです。」
と練習後に話す有水ヘッドコーチ。そう見るのは次の試合と、2021年4月。

ライナーズを指揮する有水剛志ヘッドコーチ。

いろいろあった。そしてたぶんこれからもいろいろある。でも、この喜びを持続させることができるなら絶対にライナーズは強くなる。
トップチャレンジをぶっちぎりで通過して、トップリーグのチームをギタギタのボロボロにする未来が見え…るかもしれない。

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編集長 前田

編集長 前田東大阪探検隊隊長・編集長

投稿者プロフィール

特定非営利活動法人週刊ひがしおおさか代表編集長兼東大阪探検隊隊長。
ふとした思いつきからはじめたWEBサイトが、13年。
これからは地域に嵐を呼びます。覚悟しろ!

好きなモノ:花園近鉄ライナーズ、阪神タイガース、競馬、ゲーム、プラモデル、楽でお金になる仕事。
嫌いなモノ:愛、本物

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