鷹殿町にある「珈琲とコインランドリーのお店。ハレ」。
その名の通りコインランドリー併設のカフェで、ビルの上階はシェアハウス、イベントスペースと人が集まりやすい空間です。

鷹殿町の交差点すぐ、枚岡郵便局東隣に位置するハレ。

そんなハレの火曜日は、いつもとは違う光景が店内に広がっています。

どのテーブルにも、ハンバーガー。

「珈琲とハンバーガーのお店。アメ」に変身するのです。
2月2日からハレの定休日を利用し、大学生の2人がハンバーガーショップを開店。最終営業日の2月23日まで、火曜日限定で営業しています。

高校では「はみ出し者だった」という2人。左から有田さん、羽野さん。

八尾高校の同級生という、大阪教育大学4年生の有田亘さんと立命館大学3年生の羽野雄大さん。
「近い将来、カレーとハンバーガーがメインのカフェを開きたくて…その練習として、2月限定で間借り営業をしています」と、会話をリードするのは有田さんです。

話上手で朗らかな有田さん。「こだわりが強いのは羽野の方」と笑います。

バンズやパテなどの仕入れルートを自分たちで開拓し、開業に向かって準備をする2人。
夢に燃える若者は、とにかく前向きです。

もともとハレの利用客だって羽野さん。オーナーと話し、間借り店舗を出すことに。

…ん、待てよ。
夢を追う凸凹コンビで帽子っていうと…藤子不二雄だ！！
何を隠そう記者ミホロボットは大の藤子不二雄ファン。
社交的で器用な安孫子素雄に、天才肌で我が道を行く藤本弘。
ふたりにピタッと重なる重なる。

「ハレ」にはないメニューで、将来自分たちの店舗で出したいハンバーガーを提供。

息ピッタリのふたりは、ハンバーガーのサイズから具材まで徹底して考えぬきます。
バンズは持ちやすいよう厚みがあるものを特注。
パテ担当の羽野さんは、
「時間はかかりますが、合い挽き肉を蒸らして焼いています。その方がおいしいので」とこだわりを見せます。

フライパンでパテを焼く羽野さんの姿は、ペンを持つ藤本弘のよう。

スライスオニオン、レタス、トマト、パテにオリジナルのネオオーロラソースで「パンチのある味に仕上げました」と有田さん。
つけあわせのポテトにはケチャップ、オリジナルのソースの2種類をつけボリューミーに。650円って安すぎでは。

オリジナルバーガー(650円)。ンマーイ！！安孫子素雄が食べたら、鼻血を出しただろうな。

「アメ」は一旦2月23日(火)の営業をもって終了。
有田さんは就職、羽野さんは大学を卒業するため学業に勤しみます。
「開業資金を貯めつつ、カフェを開く準備をしていくつもりです。」とのこと。

ハンバーガー界の藤子不二雄が魂を燃やすその様を、この目に焼き付けよう。
ハンバーガー道から羽ばたく若者に、幸あれ！

コーヒー豆はコロンビアを基調としたオリジナルブレンド。そのほか瓢箪山サイダーなどのドリンクも。

■珈琲とハンバーガーのお店。アメ
住所：〒579-8036 大阪府東大阪市鷹殿町19-2 サマービル  １F(珈琲とコインランドリーのお店。ハレ)
営業日：2月の火曜日　※2月23日(火)が最終営業日