この夏に開催を控える東京オリンピック。予定通りいけば、あと58日(7月23日開会式)で開幕します。
2021年5月25日、2人の出場内定選手が野田義和東大阪市長を表敬訪問。アーチェリーの古川高晴選手と山内梓選手です。

山内選手(左)と古川選手(右)。2人とも近畿大学生駒総合グラウンドで練習しています。
2人とも近畿大学出身。現在は近畿大学で職員をしつつ、競技を行っています。古川選手はロンドン五輪で銀メダルを獲得しているので、知っている人も多いでしょう。
2人のプロフィールを簡単に。
古川選手は青森県出身の36歳。高校でアーチェリーをはじめ、近畿大学へ進学。卒業後はそのまま大学職員となり、競技を続けています。過去に4度五輪出場経験があり、今回で5度め。ロンドン五輪では個人で銀メダルを獲得しました。

「アーチェリーを始めるまでは、サッカーと卓球をやっていました」。
山内選手は静岡県出身の22歳。古川選手と同じく高校からはじめ、昨年まで近大の学生でした。卒業後に近畿大学職員となり、五輪は今回が初出場です。

「アーチェリーを始めるまでは、水泳と卓球をやっていました」。
今年の3月に行われた最終選考会にて、古川選手は2位、山内選手は3位となり出場権を獲得。
2人とも東大阪市民です。
ご存知の通り、アーチェリーは弓で矢を射ち、標的上の得点を争う競技。日本では、主にターゲット、フィールド、インドアと呼ばれる3競技が行われています。
ターゲット・・・正式名称はアウトドア・ターゲットアーチェリー。屋外の平坦なグラウンドで行われます。
フィールド・・・正式名称はフィールドアーチェリーラウンド。山の中や草原など自然の地形を生かして標的を設置したコースを、ゴルフのように回って行射します。
インドア・・・正式名称はインドアアーチェリーラウンド。体育館などの屋内で行われる競技です。
いずれも2年に1回世界選手権大会が開催されており、オリンピックで実施されるのは3つのうちターゲットのみです。
より詳しく知りたい人は、全日本アーチェリー連盟のサイトをご覧ください。

この日は野田市長をはじめ、副市長も総出でお出迎え。
古川選手は、「今までの経験から『メダルを取ってやるぞ』と思うと力んでしまう。普段の国際大会のようにリラックスしてプレーし、自分の持っている力を全部出せるようにがんばります」と冷静に分析。
山内選手は「初めての出場なので、挑戦者の気持ちで臨みます。目標はメダルを取ること」と意気込みます。

集合写真撮影時には、近畿大学体育会のマスコット「KINDAI BIG BLUE」(左端)も登場。
この日付き添いで来ていた近畿大学アーチェリー部の山田秀明監督は、「山内は五輪開催が1年間延期になったことが技術面でプラスになった。この1年でかなり成長した。地元開催なので、何かしら結果を残してくれたらうれしい」と期待を込めます。

山田監督(左)。「古川は5度目の出場なので、今までの経験を生かして伸び伸びとプレーしてほしい」と話します。
2人の表敬訪問に野田市長は、「東大阪はラグビーの街ですが、さまざまなスポーツを応援していこうと打ち出している。有観客での開催となればぜひ応援に行きたい」と話しました。
東京オリンピック、アーチェリー競技は7月23日(金)〜31日(土)まで。夢の島公園アーチェリー場で行われます。詳細は公式サイトにて。
次にお二人にお会いするときは、ぜひ金メダルを持って。東大阪に凱旋してください。
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