2021年6月12日、静岡・エコパスタジアムにて日本代表vsサンウルブズの試合が行われました。
結果は32-17で日本代表が勝利。
我らが近鉄ライナーズからは、セミシ・マシレワ、シオサイア・フィフィタの2選手が日本代表メンバー入り。2人とも今回が初選出です。
しかし、2日前のメンバー発表25名の中には、マシレワの名前はありません。日本代表・ジェイミー・ジョセフヘッドコーチによると、「合宿中に軽いケガをしてしまい、大事をとって今回は欠場」とのこと。
フィフィタは25番(試合出場時は、当日のメンバー変更で24番に変更)のリザーブでメンバー入りです。
「デビュー戦を見届けに行かなければ」と、取材に行ってきました。
この試合は、日本代表が6月26日にブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ(4年に一度結成されるイングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランドの連合チーム)、7月3日にアイルランドと対戦するのを前に、強化試合という位置づけで開催されました。
本来であれば、ラグビーワールドカップ(RWC)が終わってから海外のチームとの試合も多く予定されてた日本代表。しかし、新型コロナウィルスの影響ですべて中止に。RWC後初めての対外試合となりました。
対戦相手は2020年シーズンをもって解散したサンウルブズ。コロナ禍で海外からチームを呼ぶことができないため、1日限りの再結成となりました。
試合はサンウルブズボールでキックオフ。序盤はお互いにノックオンが多く、なかなかスコアが動きません。
試合が動いたのは前半20分。⑨荒井康植のトライで、サンウルブズが先制します。
その後、日本代表は⑩田村優のペナルティゴール(PG)成功で3点を返しますが、39分に再びサンウルブズがトライ。3-14で前半を折り返します。
フィフィタの代表デビューは後半開始すぐ。⑪ゲラード・ファンデンヒーファーに替わって、WTBでの出場です。
すると、ファーストプレーでいきなり会場がどよめきます。
後半1分、敵陣でサンウルブズ⑩山沢拓也がキックしたボールをハーフウェイライン付近でキャッチすると、22mラインまで一気にゲイン。あと少しでトライかと思われましたが、最後はタックルに捕まってしまいます。
その後試合は再び膠着状態に。次にスコアが動いたのは後半20分でした。サンウルブズ陣内(ゴールまで約10m)、日本代表ボールのラインアウトからモールで押し込んで⑯堀越康介がトライ。ゴールも決まって、10-14と追い上げます。
さらに日本代表は後半25分にもトライ。ゴールも成功し、ついに逆転(17-14)します。後半28分にサンウルブズがPGで同点に追いつきますが、日本代表が2T1G1PGを加え、32-17と逆転勝ちしました。
この試合トライこそなかったものの、持ち前の突破力でチャンスを作りました。
試合終了後の記者会見で「出場したら自分の役割を果たそうと考えていました。今後はボールを持ってないときの動きを意識していきたいです」と話します。
次のライオンズ戦では暴れてくれることを期待。
マシレワは今回メンバー外でしたが、フィフィタの日本代表デビュー戦を目に焼き付けることができました。
そして今日(6月13日)、日本ラグビー協会公式サイトにて、欧州遠征のメンバーが発表。マシレワ&フィフィタの名前もバッチリありました。ライナーズが世界へ羽ばたく日はもうそこだ!
Goマシレワ!Goフィフィタ!WeAreLINERS、そしてBraveBlossoms!
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