F.C.大阪2022年シーズン始動、今シーズンのテーマは「奪取速攻」 ホッケー梶間の注目はFWエフライン・リンタロウ選手
Jリーグ参入を目指し、東大阪市をホームタウンとするJFL(日本フットボールリーグ)所属のF.C.大阪。昨シーズンは残念ながら7位でシーズンを終了し、J3参入は果たせませんでした。
シーズンが終了して約1ヶ月が経った今日1月11日、2022年シーズンの始動式を開催。既存の選手21名(全22名)に新加入選手8名(全12名)とチームスタッフが、東大阪商工会議所の4階に集まりました。
近藤祐輔社長のあいさつでスタート。
F.C.大阪の歴史や、なぜJリーグに参入したいのかなどの思いを改めて全選手・スタッフに共有します。

社長に就任して2年目となる近藤社長。
「今シーズンはJFL優勝、J3参入を絶対に達成させる。選手のみんなは毎日、『JFL優勝&J3参入』を声に出して言ってほしい。言葉にすれば形になる」と、檄を飛ばします。

引き締まった表情で話を聞く選手たち。
その後は新たに就任した岩崎勇一郎強化担当、岡崎将太ゼネラルマネジャー、塚原真也監督のあいさつと続きます。
塚原監督は「昨シーズンから残っているメンバー、新加入選手の顔ぶれを見ると目標を達成できると感じています。今までは守備に重きを置いてきましたが今シーズンは攻撃重視に、シーズンを通して64得点以上30失点以下で。失点の倍以上得点を取れば優勝が見えてくるはず」と話します。

指揮を執って3年目となる塚原監督。
また、試合テーマは「奪取速攻」。
昨シーズンのテーマは堅守速攻でしたが、「より前線でサッカーをし、前で積極的に相手のボールを奪って得点を取りに行く」という意味が込められています。
12名の新戦力はこちら。※今後も発表の可能性あり
ポジション | 氏名 | 前所属 | 過去のJリーグ所属経験 |
---|---|---|---|
GK | 永井 建成 | FCティアモ枚方(JFL) | ロアッソ熊本、京都サンガFC |
GK | キム・スハン | 韓南大学校 | |
GK | 笠原 淳 | MIOびわこ滋賀(JFL) | いわてグルージャ盛岡 |
GK | 櫻庭 立樹 | 筑波大学 | |
DF | 山崎 舜介 | 日本大学 | |
DF | 大桃 海斗 | AC長野パルセイロ(J3) | |
DF | 谷口 智紀 | ガイナーレ鳥取(J3) | |
MF | 西矢 健人 | 明治大学 | |
MF | 髙橋 大 | 東京国際大学 | |
FW | エフライン・リンタロウ | 鈴鹿ポイントゲッターズ(JFL) | 柏レイソル、FC岐阜 |
FW | 今村 優介 | アスルクラロ沼津(J3) | |
FW | 伊能 玲生 | 松江シティFC(JFL) |

左から髙橋、櫻庭、西矢、永井、笠原、伊能、谷口、大桃選手。エフライン、今村、山崎、キム選手は欠席。
Jリーグ経験者も多く加わり、「今年こそはJ3に参入するぞ」という覚悟が伝わってきます。
この中でもホッケー梶間の注目は、エフライン・リンタロウ選手。柏レイソルやFC岐阜など、Jリーグのチームでプレー経験があり、2019年には鈴鹿アンリミテッドFC(現鈴鹿ポイントゲッターズ)で得点王にもなっています。鈴鹿のエースストライカー的存在で、F.C.大阪と対戦する際も苦しめらた印象です。また背番号は10番と、F.C.大阪からの期待度合いもわかります。今シーズン最大の補強と言ってもいいのではないでしょうか。

鈴鹿時代のエフライン選手(写真右、背番号7)。
2022年のJFLは3月13日(日)に開幕が決定しています。2年連続であと少しのところでJ3参入を逃し、誰もが「今年こそは」という思いを持っているはず。F.C.大阪を取材して4シーズン目になるホッケー梶間。僕もより一層力を入れて取材をしていきます。
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