先日、週刊ひがしおおさかの制服が新しくなりました。
白と黒の2パターンのポロシャツ、胸元には週ひがロゴ。そして背面には…
「舞いあがれ東大阪」がどーん!
現在NHKで放送中の朝の連続テレビ小説「舞いあがれ!」にあやかり、東大阪をさらに盛り上げるため市の事業の一環としてつくられたオリジナルロゴをプリント。
なかなか好評で、毎日の仕事着ほかラグビーの試合会場やイベント開催時に着倒しています。

弊社の子ども記者三四郎もおそろいで着用。
制作をお願いしたのは、シルクスクリーン印刷の「株式会社システックナカハラ」さん。
感謝の意をこめて、製造の現場へお邪魔しました。

住所は八尾市、登記は東大阪市。中環沿いのほぼ市境にあり。法人登記は東大阪なのだ!
「週ひがならSNSとか色々なところでポロシャツを露出するから、東大阪の宣伝になるでしょ」と話すのは社長の中原祥弘さん。
玉美小学校・花園中学校出身で、現在も地元で暮らす生粋の東大阪人です。

3代目社長の中原さん(右)と社員の田中さん(左)。社員数4人、ゴリゴリの町工場。
工場数が減るこの街にもっとパワーを与えたい。そんな思いを我々週ひがに託し、印刷してくださいました。
さて地元愛の強い企業だと感じたわけですが、その愛とはどこから来るのか。
会社の基本情報からアプローチしましょう。
システックナカハラは1959年に東大阪・若江本町でシルクスクリーン印刷専門の「中原印刷」として創業。
91年に現在の八尾市新家へ移転しましたが、お客さんや生活は東大阪に向いています。

シルクスクリーン印刷の様子。浮世絵のように、手摺りで色を重ねていく。
主力商品はTシャツにステッカー、銘板、かばん、歯ブラシなどの印刷ですが「一番の主力は、床材やね。印刷は関係ないけど」と中原社長。
…床材!?
フローリングとか、壁と床の境い目に使われる巾木とか。
床材をプレスで型抜きする加工を行っているのです。
ほかにもマスクのシールドフィルムや卒業生用のミニランドセルを作ったり…。もはや印刷の枠を飛び出しまくっています。
その理由を聞くと、
「世の中で求められていることですし、できるから」。
もともと異業種交流会に参加するなど、新しいことには前のめり。
インタビュー中にも、「石切の◯◯さんのWEBサイト作ってくれるところないかなぁ?」「週ひがの事務所のご近所さんも知り合いやで」と、様々な人が話題に登場します。どうやら横のつながりをどんどん作ることが強みの模様。
印刷業はお客さんの業種も幅広く、中でもシルクスクリーン印刷は水と空気以外何にでもできると言われています。
「長く仕事をやっていると『こんなことできひん?』と色々な相談が来ます。そのうち印刷に関係ない相談も来るようになって、今は何屋かわからん状態です(笑)」。

これぞ町工場の事務所。酸いも甘いも噛み分けてきた経験値がここにある。
できることはなんでも仕事に。
お世辞にも今風とは言えない事務所の隅でタバコを吸いながら語る姿に、ずっと戦い続けてきた仕事人の貫禄を感じました。
作ってもらったロゴ入りポロシャツに敬意を込めて、着倒します。
ポロシャツやTシャツを作りたい方は、どなたでも気軽にお問い合わせを。
■システックナカハラ
住所:大阪府八尾市新家町5-29-4
電話番号:072-922-8411
公式サイト:https://www.sistec-n.com
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