東大阪市をホームタウンとするFC大阪。2024年9月15日(日)、2024明治安田J3リーグ第28節が行われ、アウェイ・愛鷹広域公園多目的競技場にてアスルクラロ沼津と対戦しました。結果は1-0で勝利。10勝11分7敗の勝点41、現在の順位は6位です。

試合終了後、沼津まで駆けつけたサポーターと勝利を分かち合う選手たち。

「前節勝てたことで、プレーに自信が戻ってきた」(大嶽直人監督)と、AC長野パルセイロ戦でリーグ後半戦に入ってようやく初勝利を収めたFC大阪。ここまで7試合勝利から遠ざかっていましたが、先制点は取れていました。ただ、その後追加点が奪えずに同点に追いつかれたり逆転されたり。

「1点を守り切るのではなく2点目を取りに行こうと、全員が同じ方向を向けていたのが勝利に繋がりました」とMF武井成豪。

今季からFC大阪に加入した武井。ここまで27試合/28試合に出場している。

最近のFC大阪は先制点を取った後、1点を守り切るのか、2点目を取りにいくのかを明確にできず、動きがバラバラになって相手に得点を許してしまい勝ち切れずにいました。
しかし前節、複数得点を取れたことで攻守の自信が戻りこの試合でも上位相手(4位)に勝利。J2昇格プレーオフ圏内の6位に浮上しました。

前節ゴールを決めたFW増田隼司。この試合でも攻撃の要に。

「この1週間準備してきたことがしっかり出せた」(大嶽監督)と、前半から相手陣内で試合を進めるFC大阪。好調のFW古川大悟や増田隼司を中心にゴールに迫りますが、相手の好守にも阻まれて前半は無得点。一方の守備では相手にシュートを1本(前半)しか打たせず、大きなピンチもありません。

「動き出しの速さやテンポを上げた」(中山雅史監督/沼津)と後半開始直後は沼津に攻め込まれる展開に。後半はFC大阪を上回る7本のシュートを打たれますが、体を張った守備で得点を許しません。

沼津の監督は”ゴン中山”こと、元日本代表の中山雅史氏。

試合が動いたのは後半13分。敵陣でDF舘野俊祐、増田、MF久保吏久斗とパスを繋ぐと、最後はDF美馬和也のクロスに武井がヘディングシュートで決めて、FC大阪が先制します。

ヘディングシュートを打つ武井。なんとか撮れた！

このゴールについて武井は、「ハーフタイムにどちらか1枚、ボランチがペナルティーエリアの中入って行けっていう指示があって。思い切って中に入っていったらそれが形になって良かったです」と振り返ります。

ゴールシーン↓

／
🗣本日のGOAL⚽️
＼
🏆明治安田J3リーグ第28節
📆9/15(土) 18:05 KICK OFF
⚔#アスルクラロ沼津

DF #舘野俊祐 からのロングボールをFW #増田隼司 、MF #久保吏久斗 、DF #美馬和也 とつなぎ、最後は美馬かのクロスボールにMF #武井成豪… pic.twitter.com/kV6wSOHBST

— FC大阪【公式】 (@FCosakaOfficial) September 15, 2024

その後は選手交代をしながら追加点を目指しましたが、得点は生まれず。守備では最後まで1点を守り切って1-0で試合終了。これまでの苦い経験を乗り越え、準備してきたことがしっかりと出せたFC大阪が勝利しました。

現地には多くのサポーターが駆けつけた。

次節は9月23日(月・祝)、ホーム・東大阪市花園ラグビー場で福島ユナイテッドFCと対戦します。約2ヶ月後ぶりの花園での試合。アウェイで対戦した際には0-2で敗れていますが、久しぶりの花園で、しっかりとリベンジしてもらいましょう。

この試合のハイライト

フォトギャラリー