東大阪市をホームタウンとするFC大阪は2024年3月9日(土)、明治安田J3リーグの第3節でアウェイ・金沢ゴーゴーカレースタジアムにてツエーゲン金沢(以下、金沢)と対戦。6-2で勝利し、開幕3連勝としました。

2024年2月18日に会場したばかりの新スタジアム。通称「ゴースタ」。
金沢は昨季J2で最下位となり、J3に降格。下馬評的にはFC大阪が受け身になるかと思われましたが、先制したのはFC大阪でした。

この試合のスタメン。3戦を通してある程度メンバーが固定されてきた。
6分、左サイドからのスローインを受けたDF美馬和也のセンタリングに、DF秋山拓也がヘディングで合わせて先制点を挙げます。秋山は2試合連続のゴール。
🔵3/9 明治安田J3第3節 vs.ツエーゲン金沢🔵
⚽本日のGOAL❗⚽
スローインからボールを受けた美馬和也のクロスボールに秋山拓也が頭で決めて2試合連続の先制弾✨06' #秋山拓也(アシスト:#美馬和也) pic.twitter.com/hjbTtnXJ4b
— FC大阪【公式】 (@FCosakaOfficial) March 9, 2024
「相手のビルドアップのテンポが遅かったので、ボランチのところやGKにボールを下げたところを狙っていました」と大嶽直人監督。この試合ではいつも以上に前線から積極的にプレスをかけて相手ボールを奪いにいきます。すると28分、相手がディフェンスラインでパス回しをしている際にGKが少しボール処理にもたつくと、FW古川大悟がボールを奪取。そこからボールをつないで、最後はMF田中直基が落ち着いて右端に決めてリードを広げます。
🔵3/9 明治安田J3第3節 vs.ツエーゲン金沢🔵
⚽本日のGOAL❗⚽
相手のミスを古川大悟が見逃さずボールを奪取❗
こぼれ球を久保吏久斗が拾って、フリーで飛び込んだ田中直基が今季初ゴールで追加点⚽
'28 #田中直基(アシスト:#久保吏久斗)#FC大阪 #fcosaka #J3 #東大阪 #スローガン #絶対 pic.twitter.com/HTI12nk7Td— FC大阪【公式】 (@FCosakaOfficial) March 9, 2024
その後もFC大阪ペースで進みますが、追加点とはならず。2-0で試合を折り返します。

雪やあられが吹き付ける時間帯も。
後半は凄まじい得点の奪い合いに。51分、金沢の素早いセンタリングにマークが追いつけず、FW杉浦恭平(金沢)に決められて1点差に迫られてしまいます。

失点直後、ビジョンを見ながらプレーを確認する選手たち。
勢いが出てきた金沢はさらに攻勢を強めますが、次に得点を奪ったのはFC大阪でした。57分、右コーナーキックからのこぼれ球を、DF舘野俊祐が再度センタリングを上げ、これにDF齊藤隆成が左足で合わせて3-1とします。

開幕戦でもゴールを決めている齊藤。今季2ゴール目。
🔵3/9 明治安田J3第3節 vs.ツエーゲン金沢🔵
⚽本日のGOAL❗⚽
1点を返され嫌な流れの中、コーナーキックのこぼれ球を舘野俊祐が拾ってクロスを上げ、これを齊藤隆成が左足で決める❗
齊藤隆成の今季2得点目で相手を突き放す🔥
'57 #齊藤隆成(アシスト:#舘野俊祐)#FC大阪 #fcosaka #J3 #東大阪… pic.twitter.com/rHszVzlJaD— FC大阪【公式】 (@FCosakaOfficial) March 9, 2024
風下となり苦戦する後半。63分、自陣ペナルティエリア内からのクリアボールが風に押し戻され相手に渡ると、DF小島雅也(金沢)にミドルシュートを決められて再び1点差に詰め寄られます。
追加点がほしいFC大阪は69分、MF利根瑠偉、FW島田拓海、FW西村真祈と攻撃的な選手を投入。

開幕戦に続き、3枚交代がハマった。今年はこの形が定着するのか?
すると、直後のプレーで西村がハーフウェイライン付近で相手ボールを奪うと一気にゴール前へ。利根のセンタリングから島田がダイビングヘッドで飛び込み4-2とし、交代直後の選手たちがすぐに結果を残します。
🔵3/9 明治安田J3第3節 vs.ツエーゲン金沢🔵
⚽本日のGOAL❗⚽
直前の途中交代で投入された3選手が躍動✨#西村真祈 が相手からボールを奪取、このボールを受けた利根瑠偉がクロスを上げて、島田拓海が華麗なダイビングヘッド🔥🔥
70' #島田拓海(アシスト:#利根瑠偉)#FC大阪 #fcosaka #J3… pic.twitter.com/P3gNy8IEzs— FC大阪【公式】 (@FCosakaOfficial) March 9, 2024
この得点で勢いに乗ったFC大阪は、73分と81分にセンタリングから相手のオウンゴールを誘い、終わってみれば6-2で快勝。なお、6得点はFC大阪がJリーグに参入後の最多得点となりました。

6点目はルーキー西村が放った強烈なセンタリングがオウンゴールを誘った。
試合後に大嶽監督は、「昨季までJ2にいた金沢さん相手にここまでやれたのは自信になる。開幕3連勝と良いスタートを切れたが課題も見えてきたので、しっかり修正してさらに上を目指して戦っていきたい」と振り返りました。

試合後、記者会見に出席した大嶽監督。
サッカーでは2-0が1番危ない点差とよく言われます。1点を返されると相手に勢いが出てきて、同点・逆転ということがよく起こるのです。この試合では2度1点差に迫られる場面がありましたが、それ以上にFC大阪が攻撃の手を緩めることなく追加点を奪いにいき、相手の追撃を許しませんでした。今季、大嶽監督を招へいし「失点してもその倍以上得点を取る。昨季よりも攻撃的なサッカーを」と話していたことが、早速体現されているのではないでしょうか。

後半途中から出場し、わずか1分で得点を挙げた島田。昨季チーム2位の得点を挙げた島田をリザーブに置けるのも大きい。
次節はリーグ戦ではなく、今季からJ3も参加となったYBCルヴァンカップが3月13日(水)に東大阪市花園ラグビー場で行われます。19時キックオフで、J2のいわきFCと対戦します。両チームともにフィジカルが持ち味のチームなので、サッカーですが球際での身体のぶつかり合い(ファールにならない程度の)にも注目です。仕事終わりに花園でサッカー観戦はいかが?

余談ですが、ファールが起こるたびにどんなファールだったかビジョンで解説してくれていて、観戦初心者でもわかりやすいと思った。
この試合のハイライトはこちら↓
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