あの「鳥貴族」が創業の地・俊徳道に1号店を復活オープン。おかえり、そしてこれからも。歴史の味をここで噛み締めるべし。

   

「鳥貴族」の創業の地は、東大阪の俊徳道だったって知ってましたか?
言わずと知れた税込390円均一の焼鳥屋チェーン。
思い起こせば筆者のミホロボットも初めての焼き鳥屋は小阪のジャンカラ下の鳥貴族でした。
だいたいみんな行ったことがあって、お気に入りのメニューがあって、思い出もある。すげぇな鳥貴族。

今回の主役は俊徳道。JR・近鉄俊徳道駅の東側。府道24号線、「田代珈琲」のすぐ隣です。

さて、今や海外にもガンガン進出し止まるところを知らない勢いの超有名店から東大阪的ビッグニュースが出るなんて。
5月1日、40周年を機に俊徳道で「鳥貴族 俊徳店」を復活オープンしたのです。
内覧会をはじめ、オープニングセレモニーも行われ、ついに俊徳道の時代が来た…そう確信しました。だって週刊ひがしおおさかは、俊徳道を愛しているから。

過去にこんな連載もやってました。

ということで、当日の様子をレポートしました。

1.当時の店内を再現した俊徳道店。整理券配布に行列も。

オープン初日、店舗前には多くの人が。入店の整理券配布のため早くから並ぶ人々に、テレビ局や大手マスコミの報道陣も。
5月1日の平日に俊徳道に人が並ぶ光景が見られるとは…。

オープン当日は早々に整理券配布終了。

1985年に創業した同店。赤と黄色のド派手な看板は今でこそ当たり前ですが、当時はかなり奇抜だったそう。暖簾をくぐって中へ入ると、穴蔵のように奥へと続いています。

テーブル席14席、カウンター席13席。

あえて低めの天井や手書きのPOPは当時の様子を再現したもの。みっちり報道陣が着席する中、創業者である大倉忠司会長が歴史と概要を説明してくださいました。

創業の地で創業者の話を聞ける、なんという贅沢。

各テーブルには当時のメニューを再現した「鳥平焼」「鳥チーズ焼」が運ばれ試食。

「鳥平焼」と「鳥チーズ焼」。トリキの味がしておいしい。ほかにも酎ハイ「ホイス」が復活。

当時、焼き鳥は男性がお酒と一緒に楽しむものでした。
女性層や若者に来てほしいという意図のもと考案されたメニューです。

2.グッとくる記念館。創業当時が詳しく分かる。

店舗2Fにはなんと記念館も。え?どっから入るの?とウロウロすると…

店を出てすぐ北。ここ!?「記念館」の案内板が。

東大阪でよく見かけるフツーの鉄の階段をカンカン上がって、事務所っぽいドアをあけると広がるのはにわとりワンダーランド。

一瞬事務所かと思ったけど、記念館!

年表や歴代のグッズ、大倉会長の等身大パネルなどが展示されています。

創業者パネルが良い味出してる。

創業当時のチラシに目をやると、1号店の場所を示した地図が描かれていました。

「城東貨物線」の表記。歴史を感じる。

場所は現在、駅ロータリーになっているところ。当時は城東貨物が走っていた西側です。再開発の立ち退きにより2008年で閉店しました。
Googleマップで見るとこのあたり。

2〜3年前まで東大阪に住んでいたという大倉会長。「ここはランニングコースだったので、なくなってからも時々走っている最中に立ち止まって眺めていました」と1号店への思いを話します。
変わったなぁ俊徳道…。鳥貴族が俊徳道の歴史と共に生きてきた証が、こんなところで見つかるなんて。

布施のスタバもよく利用していたという大倉会長。めっちゃ東大阪人してる。

東大阪人には、トリキが世界へ羽ばたいていることを知る機会に。ファンにはこの街からはじまったということを知ってもらうため。
そんな思いで記念館の設置に至りました。

3.大倉忠司会長と大倉忠義さん親子で共演

取材も大詰め、最後は大倉会長と、子息でアイドルグループ「SUPER EIGHT」のメンバーである大倉忠義さんによるオープニングセレモニー。
会場にはどこからともなく人が集まり、黄色い声が飛び交いました。

待って、ここ俊徳道やで…!?

俊徳店の復活は、40周年を機に、同じく40歳の忠義さんがX(旧Twitter)上で会長に呼びかけたことがきっかけ。
遠くで見ていたスーパースターも、東大阪で育ってビブレとか近鉄ハーツとか行ってたのかなと思うと感慨深い…。

大倉忠義さんによるスピーチ。かっけえ。

ちなみにもう1人、鳥貴族の有名人が。
池島のさば専門ラーメン店・元「さばね」の店長だった筒井信人さん。現在、韓国進出を主導する鳥貴族韓国社長として活躍中です。
過去の記事はこちらから↓

グローバル化を進めると同時に、原点にも帰って地元凱旋開店。トリキの勢いは止まるところを知りません。
さあこれを読んだらもう今すぐトリキが食べたくなってるはず。私はもうトリキの口です。貴族焼き食べたい!
なお営業は2025年10月末までを予定。
おかえり、そしてこれからも。歴史の味をここで噛み締めるべし。

この風景が俊徳道。

■鳥貴族 俊徳店
住所:大阪府東大阪市永和一丁目26-22
営業時間:17:00~22:00
オープン期間:2025年5月1日(木)~10月31日(金)
定休日:鳥貴族公式サイトよりご確認ください

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mihorobot東大阪探検隊・記者

投稿者プロフィール

生粋の八戸ノ里っ子。人気の八戸ノ里東小・小阪中学校校区に住んでいる。
取材へ行けば、同級生のお父さんがやってるお店だった・・・ということが多々あり。
尊敬する人は藤子・F・不二雄先生。

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