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- ライナーズ、宮田・テイラーの活躍で追い上げるも届かず
先週、神戸製鋼に10-42で大敗した近鉄ライナーズ。
トンプソン、デアリエンディ、そして前節で負傷した高など主力選手の欠場に不安が残る中、順位決定トーナメント2回戦が秩父宮ラグビー場にて行われました。
対戦相手は、今シーズン初対戦のキヤノンイーグルス。リーグ戦グループBを4位で勝ち上がった、難敵です。
注目のスタメンは、年末に行われたドコモとの練習試合でトライをあげ、大活躍を見せた2人。ベテランの松井がウィング、若手のホープ宮田が高に代わってフルバックを務めます。公式戦ではプレシーズン以来の登場に、期待が高まります。
リザーブには次代の司令塔として成長中の三原が入り、欠けた主力選手の穴を埋めます。
勝てば5位決定戦進出、負ければ7位決定戦。過去最高成績5位のライナーズにとって、必ず勝ちたい一戦です。
快晴、弱風、ライナーズボールで10重光がキックオフ。
ますは両者PGで3点ずつ奪い、様子見。10分が経過すると、キック合戦でエリアを取り合います。キヤノン15ルルーの深く切り込むキックに苦戦するライナーズ。スクラムもうまく組むことができず、硬い動きの序盤です。
試合が動いたのは15分。キヤノンはゴール直前のマイボールスクラムから、15ルルーがのショートパントでインゴールへ。イレギュラーにバウンドしたボールを4アイブスが押さえてトライ。3-10とリードされます。
見事な連携プレーを見せつけられたライナーズ。なんとか挽回しようと攻めるも、22分、パスミスで生じた乱れからターンオーバーされ2トライめを許してしまいます。
3-17と突き放され、点差をつめたいところですが、スクラムでも押されるライナーズ。ハーフウェイライン付近から進めません。
33分、ハイタックルを犯した12ウィンターステインにシンビンが出ると、戦況はさらに悪化。自陣でのプレーを余儀なくされるも、なんとかディフェンスし、3-17で前半が終了します。
1人足りないまま、後半がスタート。前半の出遅れを取り戻すかのように、2分、ターンオーバーしたボールを外へ回し、15宮田が走って大きくゲイン。フェーズを重ね、前へ、前へ。ゴール直前まで迫ると、密集から9金がボールを持ち出し自らトライ!
10重光のGは僅かに外れて17-8。ようやく調子が出てきたライナーズ。前半のミスを修正し、ボールを外へ回そうとするキヤノンに対し、密集で圧力をかけ球出しを遅らせます。
12ウィンターステインが戻ると、さらに攻めに転じます。8分、相手陣ゴール直前でキヤノンがオフサイドを犯すと、10重光がPG。11-17と差し迫ります。
あと1トライ1Gで追いつくところ…でしたが、後半13分、ミスから隙をつかれてトライを奪われます。11-24と苦しい状況に。
しかし、23分、キヤノン15ルルーが交代で下がるとゲームの主導権は徐々にライナーズに。
キヤノン12三友がシンビンで抜けると、相手陣に迫ります。
35分、敵陣ゴール直前のマイボールスクラムからフェーズを重ねると、5松岡のパスを受けた23テイラーが相手のタックルをくぐり抜けて、右へトライ!難しい角度のGも自ら決め、18-24とします。
1トライ1Gで逆転。ライナーズは最後の猛攻を仕掛けます。自陣から果敢にボールを回し、アタックするとみるみる前へ。15宮田が、23テイラーがスピードでゲインし続けると、スタンドからは「いけ!いけ!」と大声援が上がります。
しかし、あと2mに差し迫ったところでタッチに出され、万事休す。18-24で試合が終了。
終了後の会見で、「前半イージーなところでミスをし、得点を与えてしまいました。後半は切り替えて点差を縮めましたが、前半の失点が響きました」と振り返る前田監督。5位決定戦には進めませんでしたが、次節は7位決定戦。1月23日(土)、NTTコミュニケーションズとの対戦です。
主力メンバーの復帰を願いつつ、次世代を担う選手たちの活躍にも期待しましょう!
【週ひがMVP】宮田一馬選手
今回の週ひがMVPは、公式戦初スタメンの宮田一馬選手。フル出場し、後半ではトライにつながる大きなゲインをきり、大活躍でした。「公式戦に80分間出るのは初めてです。前半は緊張していましたが、ハーフタイムを挟んで体を当ててアタックできるようになり持ち味は出せたと思います。次はスタートからもっと思い切って出しきります。」と話してくれました。
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