英語を日常で使うことなんてそうそうないし、落語だって、ほとんど鑑賞したことがない…でも、そんな人でも笑える「英語落語」の発表会が、2月16日(火)大阪樟蔭女子大学円形ホールで行われました。
9回めの開催となる「大阪樟蔭女子大学 英語落語発表会」。大学の国際英語学科3、4年生が授業で学んだ「英語落語」を披露する場です。今年は樟蔭中学校・高校も参加し、学園全体で英語を使った笑いに取り組みました。
予備知識のないまま取材へ出向いた記者。果たして英語を聞き取ることができるのか…?と不安でしたが、「英語が聞き取れなくても、(雰囲気で)笑ってください!」との司会の言葉で、会場からはどっと笑いが起こります。
中学生・高校生による小咄をはじめ、大学生による「A Cat’s Bowl 猫の茶碗」や「TENGU 天狗裁き」といった長めの古典落語まで、バラエティ豊かに演じられました。
ジェスチャーを交えながら聞き取りやすいトーンで演じるので、思っていた以上にスッと耳に入ってきます。おお、わかる…わかる!落語は身振り手振り、上下(かみしも)の視線を使って表現するものなので、英語とも親和性が高いのです。
中入りをはさみ、最後はゲストによる「お楽しみ英語落語会」。落語家で英語落語第一人者の桂かい枝さんと桂あさ吉さん(お二人は大学の非常勤講師でもあります)、樟蔭OGのくすのき亭朝がおさんの3名が、少し日本語を交えながら英語落語を披露しました。
初心者でも気張らずに、リラックスしてジャパニーズ・ジョークを。「英語落語発表会」は相性抜群な、英語と落語のどちらも楽しめる次世代型エンターテイメントでした。
■第9回 大阪樟蔭女子大学 学芸学部 英語落語発表会
主催:大阪樟蔭女子大学 国際英語学科
日時:2月16日(火)13:00~15:30
会場:大阪樟蔭女子大学 円形ホール
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