- Home
- ライナーズ応援日記, ラグビー
- 新外国人クックが大暴れ!激しいプレーで、1トライをもぎ取る活躍
6月19日(日)、近鉄ライナーズ春のオープン戦第4戦が枚方市立陸上競技場で行われました。対戦相手は東芝。昨年のトップリーグで、完膚なきまでに打ちのめされた相手です。打倒トップ4を掲げる今シーズンのライナーズにとって雪辱を期するとともに、開幕の8月26日(日)に向けて、しっかり成果をもぎ取りたい試合。
東芝のフィジカルにどこまで対抗できるのか。数多く出場する若いメンバーの上積みはどの程度なのか。ファンが注目する一戦は、12時に開始。結果は19−33と雪辱はかないませんでしたが、フィジカルや基本プレーでは全く引けをとらず、成長がはっきりと感じられました。
朝からしっかりと降った雨がまだまだ残る中、東芝SO田村熙のキックで試合が開始されます。早々から東芝らしく当たりの強さが炸裂するアタックに、ライナーズは戸惑ったような立ち上がり。ペナルティを続けてしまいます。結果、連続して4本のトライを許して0−26とされ、ファンも意気消沈してしまいます。
そんな逆境の中でも奮闘していたのが、新戦力。特に新外国人選手のジーン・クックは鬼の形相で、東芝のアタックを止め続け攻めても次々にディフェンスをなぎ倒す、パワフルな活躍ぶりです。
クックに触発されたのか、時間が経つに連れライナーズのアタックにキレが戻ります。リズムよくボールが動くと、東芝ディフェンスも後手に回らざるを得ません。
そして34分、敵陣ゴール前で相手ミスによりスクラムを得ると、右に展開して密集を作ります。そこから7田淵がディフェンスをこじ開けてトライ。スタンドからいつもの歓声が起こります。Gも決まって、7-26。
さらに41分。東芝のミスに乗じて自陣から、一気に攻め上がり連続攻撃。22mラインの内側に入って、一番外ウィングの位置にはなんと8クックが待っています。クックは大声で味方に合図。もちろんすぐにボールが運ばれて、ダイビングトライです。左隅からの難しいコンバージョンも新人・野口が決めて14-26とし前半を終了しました。
いい流れで前半を終え、メンバーをチェンジしたあとの連携や接点の攻防が気になる後半。一層強くなる豪雨とも言えるコンディションの中、両チームハンドリングミスが目立ち攻めきれません。
均衡を破ったのは東芝です。後半22分、ゴールライン前のラックで、ライナーズディフェンスの遅れを一瞬でついてトライ。さすが東芝というプレーで14−33とします。
得点されたとはいえ、その後の当たりやディフェンスでは互角以上の戦いをしたライナーズ。
後半29分に敵陣で東芝のミスからこぼれたボールを、7田淵が捨て身のセービングでマイボールに。FWとBKが一体となった猛攻を続け、最後は途中出場の重光がラックからディフェンスを乗り越えてトライを奪いました。Gは失敗して19−33となります。
その後はお互いチャンスを作るものの、ミスでトライには結び付けられず。19−33のまま試合終了。
「前半、ペナルティが多くトライを重ねられてしまった。修正してからは、フィジカルも東芝に引けを取らず戦えている。経験値を上積みできる、いい試合だった。」
と坪井監督が話すように、東芝にも十分戦えていたライナーズ。
そんなフィジカルバッチバチの試合での週ひがMVPは、こちら!
来日したばかりですぐに試合に出場し、1トライを含む大暴れ。強烈なインパクトをすべての人に与えたジーン・クック選手です。
「ありがとうございます。私はラグビーも含めて人生の全てに全力をつくそうと思っています。」
とプレーからは想像できない、紳士的なコメントとそして愛くるしい笑顔。
これは、いろんな意味で即戦力!「新人さんいらっしゃ~い2016」が待ち遠しいですね!
次回はいよいよ春のオープン戦最終戦。6月25日(土)15:00から花園第2グラウンドで、宗像サニックスと対戦です。
フォトギャラリー
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。