待ってた松井!いいぞストーバーク!ライナーズ敗れるも、MOVE FIRSTを体現
- 2016/12/26
- ラグビー, ライナーズ応援日記
- 神戸製鋼コベルコスティーラーズ, 近鉄ライナーズ
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クリスマスプレゼントに、ライナーズの白星を。
毎シーズン白熱の展開を見せる、神戸製鋼との阪神ダービー。今年は2016年12月25日(日)、キンチョウスタジアムにて行われました。前に出るディフェンスとアタックで好プレーが見られましたが、願いは叶わず8-38の敗北。
「波状攻撃を受けたが、リアクションも良くMOVE FIRSTを体現してくれた」と試合後の会見で坪井監督が話したように、前節から成長を見せたライナーズ。
けが人が相次ぐ中、よくここまでやってくれたという感想です。
今日のメンバーにBKの外国人選手はゼロ。松井、吉川などベテラン選手がスタメン入り、新人田中がPRに入るなど、いつもとは異なる顔ぶれです。

キャプテン豊田キャプテンはリザーブ。宮田選手がゲームキャプテンを務めます。
弱風の中、ライナーズボールでキックオフ。序盤は神戸製鋼の攻撃にディフェンスに徹するライナーズ。しかし、今日のディフェンスは違います。前へ、前へ出るタックル。自陣22m内に入れさせません。
14分にはPGで先制され、そこからさらなる攻撃を受けるも、ひるまないライナーズ。
ゴール前まで迫られてもギリギリのところでしのぎ、我慢比べに打ち勝ちます。

11松井のキックでエリアをこじ開ける場面も。
が、ついに18分、すばやいパス回しで駆け抜ける神戸製鋼に追いつけず、トライを許してしまいます。0-10。機能していたディフェンスも、1対1では抜かれてしまうのです。
それでも気持ちはまだまだこれから…でしたが、反則が多発してしまったのもこの日の反省点。
28分、自陣ゴール手前で4ストーバークがオーバーザトップの反則でシンビンに。1人欠いたライナーズは、すぐさま2本めのトライを奪われます。
35分にはPGで追い上げを図るも、序盤のようなディフェンスができないまま3-17で前半を終えます。

不利な戦況でも、ボールをもてば猪突猛進の7辻。
ただ、フィジカルでは負けていない。後半は最初から前へ出る姿勢で挑みます。広いエリアを使ってパスを回し、ガンガン攻めていきます。
特に光ったのはLO陣の連携パス。4ストーバークが、「そう、そこ!そこにいてほしかってん!」という場所に走ってくるのです。
6トンプソンがチャージしたボールを4ストーバークへ渡すと、大きな体を活かして縦に突っ込みます。

6トンプソンから4ストーバークへの華麗なパス連携。このシーンが2度も。
そうした連続アタックでチャンスを得た後半10分。何度もフェーズを重ね、相手陣10mラインへ。密集から左へ展開すると、10重光が駆け込んできた11松井へ飛ばしパス。豪快に走って、タックルを受けながらも左隅にトライ!8-17に。

今シーズンリーグ戦で初トライの11松井。左端へ滑り込み、執念を見せた。
ここから追い上げたいところでしたが、このトライで目覚めたのは神戸製鋼。13分、16分と連続トライを奪われるライナーズには、疲れの表情。
その後はしばらく神戸製鋼の攻撃が続きます。再び、ディフェンスで我慢の時間です。
このまま終わらせるわけにはいかない。試合終了間近、自陣からキックでエリアを取り、最後の攻撃を仕掛けます。
しかし、ボールを奪われチャンスを活かしきないままノーサイドのホイッスル。
終わってみれば8-38。一見すると大差。しかし、前回の課題だったディフェンスは粘ることができました。
「ディフェンス、アタックで前に出ることにフォーカスをあてて、(この1週間)やってきました。そこができているシーンもあったので、ポジティブに捉えたい」と、宮田ゲームキャプテン。
そう、メンバーが欠ける中でも、修正しているのです。入替戦も視野に入ってはいるものの、「次の試合でどう勝つかが、モチベーションに繋がっています」と、チームの雰囲気も悪くない様子。
今シーズン、残すところ2戦。まずは目の前にあるゲームに集中。MOVE FIRSTで乗り切っていきましょう。
【今週の週ひがMVP】松井寛将選手
執念のトライをあげた、松井選手が今週のMVP。インタビューに応えてもらいました。
Qチーム唯一のトライのシーンを振り返って。
あれ以外にもチャンスはあったんですが、タイミングが合わなかったりしていました。あの時は重光さんも僕の方を見ていてくれたので、来るなと。いけるシチュエーションでした。
Qここ数試合スタメン。コンディションがいいように見えましたが。
個人的にはいいコンディションで試合に出場できています。でも勝ちたかったですね。
Qいいコンディションでいるための秘訣は。
一戦一戦(体を)リカバリーしています。もう34歳ですからね(笑)
今週の週ひがピックアップ選手
吉川修司選手
Q今日の感想は。
勝ちたかったです。前半から前へ出ようとチームで話していました。が、できている時間帯が短かったです。
Q後半最初は、攻撃を仕掛けていましたがいましたが。
後半最初は相手が14人だったので。攻めるように意思統一していました。
Q神戸製鋼と実際対戦してみて難しかったところは。
フィジカルで対抗しないといけないなと試合前からチームで話をし、強いランナーをマークしていましたが、走られました。
辻直幸選手
Q久しぶりのスタメンでしたね。
とにかく出し切って、行けるところまで行こうと思っていました。さすがにしんどかったですね(笑)
Qいい形で前に進むプレーもありました。
ボールをキャリーしたところはまずまず良かったと思うのですが、サポートがまだまだ。感が鈍っていたところもあったと思います。
Qご自身で良かったと思うところは。
タックルを課題に持っていました。今回はいけたんではないかと思っています。
井波健太郎選手
Q今日は後半ラスト10分から、チームが攻めている時からの出場でしたが。
僕自身は、何もできなかったです。終盤は点差があったので、ここまで来たら攻めるしかないな、と少し盛り返すことはできました。
田中健太選手
Qトップリーグデビュー戦でしたね。
ほろ苦いです。スクラムは押し込まれたときに姿勢悪くなったので、そこがこれからの課題です。
自分がいい姿勢を取れたらキープはできたので。
Qフィールドプレーはどうでしたか?
一回相手にボールを取られて、悔しかったです。真正面じゃなく、かわせばよかったなと。(フィールドプレーは)自分の持ち味だと思うので、頑張りたいです。
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