100年前にタイムスリップ!蓄音機展は驚きの連続
- 2017/8/28
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- 東大阪市民美術センター, 特別展, 蓄音機
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いきなりですが皆さん、蓄音機って誰が発明したかご存じですか?
そう、あの電球の実用化に成功したことで有名なトーマス・エジソンです。

ビクターⅡ タイプM 花柄がかわいい。
今回は、東大阪市民美術センターで開催されている『音楽再生の楽しみ~はじまりは蓄音機 ―大阪芸術大学博物館オーディオ資料室より―』展におじゃましました。

東大阪市民美術センター。今回の特別展の看板が出ています。
現代ではあまりお目にかかることができない蓄音機。なんと64台が展示されています。
これらはすべて大阪芸術大学の所蔵品で、今回展示されているものはコレクションのほんの一部だそうです。
まるで家具のような形・・・。こんなにも様々な種類があったなんて驚きです。
中でも特に目を魅かれたのがジュークボックスの蓄音機。

MULTIPHONE 個人的に大好きな形です。
聴きたい曲のレコードを選び、コインを入れて聴くことができます。
1905年から1908年にかけて作られた選曲ができる、最初のジュークボックス。
何といってもこのデザイン性!このくびれ!!
当時流行していたアールヌーボーのデザインなんです。
ただの蓄音機ではなく、オブジェとしても家に置きたいくらいです。
高さ約2.2mと、写真で見るよりも存在感があります。。。
時代を感じさせる聴診器型コードが付属している蓄音機も。

ALVA Coin-Slot Phonograph 時代を感じます。
ALVAは1台につき1曲だけ聴くことのできるジュークボックス。
聴診器のようなイヤーチューブで聴くタイプです。
なんとこれが元祖ヘッドホンともいえるものらしいです。
ギャラリートークでは、学芸部長の柳さんが蓄音機の誕生とその歴史を熱く語ってくれました。

ギャラリートークに耳を傾ける参加者。
一からの説明で、知識がゼロだった記者にも分かりやすかったです。
蓄音機1つ1つにその時代の背景があり、歴史についても学ぶことができました。

「魔王」鑑賞中。
最後には、実際に蓄音機で、シューベルトの「魔王」を鑑賞。
普段接することのない蓄音機に触れて、日常で聴いている音楽の根源を知れた気がしてなんだかうれしくなりました。
また、特別展開催期間中の土日は、13:30~約60分程度、無料で蓄音機によるSPレコード視聴会も行っています。
特別展期間は9月3日(日)までと、あと少し。蓄音機の音色を聴いてみたい方は、ぜひこの特別展に足を運んでみよう。

東大阪市民美術センター2F。
■音楽再生の楽しみ 〜はじまりは蓄音機 ―大阪芸術大学博物館オーディオ資料室より―
期間:2017年8月8日 (火) ~2017年9月3日 (日)
時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)
入場料:500円 (中学生以下・65才以上・障害手帳など持参の方は無料)
ギャラリートーク:8月29日 (火) 14:00~30分程度
SPレコード視聴会:開催期間中、毎週土日 各13:30~60分程度 1Fホール 無料
場所:東大阪市民美術センター
住所:大阪府東大阪市吉田6丁目7番22号
TEL:072-964-1313
駐車場:なし 近くにコインパーキングあり
公式HP:東大阪市民美術センター
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