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- ライナーズ大敗。でもスクラムは圧勝!満員の「ホーム」橿原沸く
奈良の橿原といえば、有名なのは橿原神宮?いいえ、違います。
これからは、橿原公苑陸上競技場と覚えてください。
この場所で、9月3日(日)トップリーグ第3節、近鉄ライーナーズ対NTTコミュニケーションズシャイニングアークスの試合が行われました。

応援で埋め尽くされたスタンド。観客数4000人越えで、ぎゅーぎゅー!
トップリーグ初開催となる橿原ですが、ライナーズにとっても悲願の開催地。
なぜなら、近鉄で行ける「ホーム」だからです。
何がなんでも勝利を収めたい。いや、歴史を刻むこの戦いで、絶対に勝たなければ。
そんな気迫が感じられる今回のメンバー編成。
第1節から好プレーを見せた田淵や野口、矢次。今季初先発の山口、井波。リザーブには新人山口(知)が公式戦初出場と、若手が多くメンバー入りしています。
新外国人選手のマシレワ、イオプアソ、コンブリンクがどう機能するか。
1勝1敗の戦績で挑む第3節が始まります。
ライナーズは風上。NTTのキックオフで試合が始まります。
「ファーストスクラムは様子見でキープしにいきましたが、いけると確信してどんどんプレッシャーをかけにいきました」と後の会見で語ったのはキャプテン・HO樫本。
序盤から相手のフロントローをめくり上げ、スクラムで圧勝します。
誰が見てもボロ勝ち。完成されたスクラムで攻めの姿勢を見せると、NTTコムは焦って反則を犯します。

最前列は豊田、樫本、前田。現在最強と言われる布陣。
ディフェンスも悪くありません。
ゴールラインギリギリに攻められる場面もありますが、着実にタックルを繰り返し、相手のミスを誘います。
スクラムとディフェンスで相手を牽制したライナーズは、精神的に勝っています。

No.8イオプアソはタックルに突破に大忙し。
一方NTTコムは風の向きが災いし、思い切ったプレーができません。
勝負が動いたのは前半23分。ライナーズは、前へ出るディフェンスで相手をどんどん下げていくと22mライン内へ。
一瞬のすきを見逃さなかったのはCTB井波。相手のパスを奪い取り、インターセプトでトライを決めます!SO野口がGを決め、7-0と先制。

トライ直後、拳をあげる井波。
その後は1本返されるもスクラムで得たPGで取り返し、10-5と離します。
しかし、徐々に修正してきたNTTコム。高い機動力でアタックを仕掛けてくる相手に対し、ライナーズは後ろへ下がってしまいます。
37分には、NTTコムSO小倉のキックパスから2本目のトライを許し10-10の同点に。
次第に守る時間が長くなってきたライナーズ。ディフェンスラインの間を抜かれることが多くなります。
前半終了間際まで、ゴールライン前まで攻め込まれるもなんとか耐え抜き、10-10で前半が終了。

後半開始9分、重光が入るとFBとして機能。攻撃のチャンスが増えていきます。
後半は、さらにスクラムに注力していくライナーズ。
スクラムでボールを取り、BKでパスを回してジリジリと前へ。
ハンドリングエラーはややミスが目立つものの、スクラムが勝っているので許容範囲。
相手ボールのスクラムでも、会場からは「いけるぞー!」の声が飛び交います。
しかし、点数に結びつけることができません。
「トライを取りに行って切り替えされたとき、ほころびが出ました」と坪井監督。
後半15分、一度トライを許してしまうとさらに1本取られ、10-22に。一気に離されます。
流れを変えたいライナーズは、コンブリンクを投入するなどメンバーを大幅にチェンジ。
ようやく相手陣に入ると、ここで出たのはお家芸スクラムです。
意地でもスクラム。とにかくスクラム。相手の反則を何度も招きます。
そうして陣地を前へと進め、ゴール前へ。
しかし、残り10分、今度は自らスクラムを崩してしまうとハーフラインまで戻されます。
そこからはもうNTTコムの思うがまま。ダメ押しでさらに2本取られると10-36。
後半は合計4本を取られ、一矢報いることはできませんでした。
スクラムを武器に挑んだこの戦い。
前半は接戦でしたが、後半は細かなミスが災いし、スコアすることなく終了しました。
ホームでの勝利を逃し、悔しいのは当たり前。しかし次週のキヤノン戦に向け、次のことを考えなければなりません。
「セットピースを支配し、キヤノンさん以上のプレッシャーを与えたい」と坪井監督は話します。
よし、次回もスクラムで勝負だ!
第4節は9月9日(土)、徳島・鳴門のポカリスエットスタジアムにて。
次こそ勝つぞ。GO LINERS!
【週ひがMVP】井波健太郎選手(CTB)
本日のMVPは、インターセプトで先制トライを決めた井波選手。
※サイン色紙を読者プレゼントします。応募は記事の最後からどうぞ。
ー今季初出場ですね。
はい。前節吉川さんがHIAで、僕が代わりに。
ー期するものがあったのでは?
春に怪我があったりと、順調ではないこともありましたがやってやろうと。
ーインターセプトから見事なトライでした。
チョリさん(金)やトモ(トンプソン)がプレッシャーをかけてくれて、相手がプロップだったので。体を入れたらいけるぞと思って。
【週ひがピックアップメンバーの試合後】
豊田大樹選手(PR)
ー今日の手応えは?
最後らへんは玉を振られて、全部が後手に回ってしまいました。前半みたいにスローダウンさせれば、自分たちのペースに持ち込めたんですが。
ーファーストスクラム、良かったですね。
いい感触でした。1、2本良くないスクラムもありましたが、全体的には良かったです。
山口知貴選手(PR)
ールーキーにして、3節でトップリーグ初出場。いかがでした?
7、8分しか出てませんけどね(笑)スクラムは1回だけです。
ートップリーグのレベルは感じましたか?
バインドからセットが近いなと感じました。大学だともっと距離があって。これを経験できたのは収穫です。
ー来週からも期待しています。
豊田さんがあれだけ動けてスクラムが強いと…(笑)たくさん試合に出られるようにがんばります。
野口大輔選手(SO)
ー今日は2つのPGが入りませんでしたが、要因は?
うーん。なんでなんでしょう…。いろいろ風やシチュエーションを考えすぎて…やっぱり練習不足なんだと思います。
ー相手はサンウルブズも多数いました。
あまり意識はしませんでした。スタンドオフ(小倉)の対決を楽しもうと思って挑みました。
ー来週以降への抱負を。
敵陣に入って、効率よく得点して帰れるようにしないといけないですね。
【週ひがプレゼント】井波健太郎選手日付入りサイン色紙
週ひがMVPに輝いた井波健太郎選手のサイン色紙を1名様にプレゼントします。
応募期限は2017年9月8日(金)23:59まで。当選された方へのご連絡となります。どしどしご応募ください。
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