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- ショック!近鉄、大阪ダービー初黒星。インターセプトの見せ場飛び出すも勝利ならず
前節、モールを武器にキヤノンを下し、トップリーグ1クールめを2勝2敗の成績で終えたライナーズ。
1週の休養をはさみ、気持ちを新たに挑む9月24日(日)は、同じく2勝2敗中のNTTドコモとの大阪ダービーです。
昨シーズンのトップウェストでぶっちぎり全勝し、トップリーグへ戻ってきたNTTドコモ。
今回のメンバーには強力外国人BKを配置し、勝つ気マンマンといったところ。
同じ大阪をホームにもつライナーズとしては、絶対に負けるわけにはいきません。プライドをかけた対決です。
注目のメンバーは、何と言ってもルアン・コンブリンク。前節までは後半からの登場でしたが、今日が初先発です。怪我のファインガに替わって、CTBでの出場です。
17時キックオフ。開始早々ライナーズは反則を繰り返し、PG2本を許してしまいます。
しかし、気持ちを切り替え強力なモールで相手陣へと迫るライナーズ。
14分、相手陣残り5mで4トンプソンがタックルを受けながら12コンブリンクへ渡すと、右へ素早くパス。後ろで待ち構えていた15マシレワが飛び込んでトライ!野口のGも決まって7-6とすぐさま逆転します。
さらに18分、自陣10mラインのスクラムから相手が右へ回そうとしたボールに11矢次が即座に反応し、インターセプト!一気に走りきって、連続トライを奪います。SO野口のGも決まり、14-6に。
2トライを奪い良い流れでしたが、直後に7田淵が負傷により交代を余儀なくされ、不穏な空気が。
21分には危険なプレーをしたコンブリンクにシンビンが出ると、NTTドコモはゴール前へと迫ってきます。
ディフェンスで粘るも、不利な状況のライナーズはトライを奪われます。14-11。
なんとか1トライの失点のみで抑えコンブリンクが復帰すると、相手陣でのプレーが続きます。
ただ、肝心のトライが決まりません。
相手陣ゴール直前、モールから押し込みトライを狙う場面もありましたが、自らのミスで、取りきることができません。
前半終了間際まで攻め続けるライナーズ。38分には相手のペナルティーから、22mラインやや後ろよりPGを狙います。
が、難しい角度。惜しくも外れ、14-11と3点をリードし前半が終了します。
後半も序盤からアタックを仕掛けるライナーズ。しかしNTTドコモは冷静に対処。逆に7分、フィルヨーンのゲームメイクにまんまとしてやられ、トライを奪われます。18-14とあっさり逆転されます。
キックを使ってエリア取りしたいところですが、前に出てプレッシャーをかけてくるNTTドコモ。攻撃に出てもディフェンスに阻まれ、思うように進めません。
さらに後半12分にも1本取られ、14-25と離されます。
今季フォーカスしているスクラムも、あまり調子が良くありません。
「スクラムは圧倒するように意識していた」と試合後の会見で語ったのは、NTTドコモ・ダヴィー・セロンHC。
しっかり対策をしてきた相手を前に、後半18分、コラプシングを犯してしまいます。
NTTドコモのPGは外れたものの、焦るライナーズ。
直後の後半20分にもライナーズの危険なタックル。今度はPGを許してしまいます。さらに3点を追加され14-28に。
でも、まだまだ取り返せる時間。キヤノン戦のように、ラスト20分の踏ん張りを見せてくれ!
そう望んだ後半23分、フェーズを重ねてゴール前まで迫りますが…ノックオンでトライならず。
その後もトライのチャンスがあったものの、活かすことができずに下げられます。
残り10分。
NTTドコモのオフサイドから、ライナーズは一気に攻め上がります。右へ回し、一番右端の14森田がインゴールへ飛び込みます。ざわつく会場。TMO判定で、トライ!
角度あるGも22重光が決め、21-28と追い上げます。あと1本と、1G!
しかし、リスタートのプレーでターンオーバーされ、焦ったライナーズはここでもペナルティ。
フィルヨーンがPGを決め、21-31と10点差に離されてしまいます。
勝ち点すら消えてしまうPG。NTTドコモはライナーズを完全に潰しにかかります。
もう後がないラスト5分。
相手陣でプレーしますが、相手陣ゴール前まで迫ったラストワンプレーはノックオン。試合終了のホイッスルが鳴り響きます。
NTTドコモとの公式戦で、初黒星となったライナーズ。
相手のディフェンスとFWに苦しみ、勝ち点を得ることなく大阪ダービーは幕を閉じました。
得意のモールドライビングでトライを取りきることもできず、ショックの大きい一戦。
「序盤にけが人出て苦しい立ち上がりで、流れが変えられなかった。いいプレーもあった。これから4週連続の試合なので、気持ちを切り替えてベストを尽くしたい」と話す坪井監督。
そう、次は宗像サニックスとの対戦。いつまでも負けを引きずっているわけにはいきません。
互いに調子が上がらないチーム同士、こちらも負けられません。敵地・福岡での活躍に期待し、必ずや勝利をつかみましょう。
次こそ勝つぞ!We Are LINERS!
【週ひがMVP】矢次啓佑選手(WTB)
今日の週ひがMVPは、インターセプトでトライをあげた矢次選手。記者はライナーズのインターセプトを初めて見ました。
※矢次選手のサインを読者プレゼントします。申し込みは記事の最後から。
ー見事なインターセプトでした。
タックルを狙っていましたが、インターセプトができる距離だったのでいきました。気持ちよかったです。来た!と思いました(笑)
ー後ろからリリダム選手が追ってきてましたが、振り切れましたね。
はい。同じ大学で一緒にプレーしていましたし、トイメンで当たったので意識していました。
【週ひがピックアップメンバーの試合後】
尾池享允選手(PR)
ー前田選手の負傷退場により、想定よりも早い交代でしたが。
いつでも出られる準備はしていたので、大丈夫です。
ースクラムの手応えは。
去年より自信がついていますが、まだトップリーグで押し切ることができていないな、と。
ー今日の収穫と課題は。
自分のミスは少なくできたかと思います。フィールドプレーも見せていきたいです。ただ、人に譲ってしまうところがあるので、若手らしくアグレッシブにいきます。
森田尚希選手(CTB)
ー今日の手応えは。
試合前は「BK勝負」と言っていましたが、BKは勝負できるところが多く、とんとんでした。逆転された時も、返せる手応えはありました。
ー後半、森田選手がゲインしている場面ありましたが。
後半の序盤ですね。チームとしては負けましたが、ギャンブルプレーができたのは良かったです。
野口大輔選手(SO)
ー相手のキックにだいぶやられましたね。
そうですね。うちは僕だけじゃなく、色々な人が蹴れる。それをもっと活かすべきなのかもしれません。
ーゲームメイクに焦りなどはありませんでしたか?
それは大丈夫でした。でも、もっとうまく周りを使っていけるようにしなきゃですね。
【週ひがプレゼント】
週ひがMVPの矢次啓佑選手のサイン入りDAEN2号を読者1名様にプレゼントします。
「DAEN」は週刊ひがしおおさか発行のラグビーフリーペーパー。2号のテーマは「深掘り!ルーティン」です。重光選手や野口選手など、ライナーズの選手も掲載しています。
応募締切は10月1日(日)23:59まで。以下のフォーマットからお申込みください。
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