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ライナーズ、堂々勝利!サニックスのアタックに屈さず、プライドでもぎ取る
昨シーズンの和歌山・紀三井寺での雪辱を覚えているでしょうか。
格下だと信じ込んでいたサニックスに、ライナーズは5点差負け。
けが人も多く出て不調だったとはいえ、こんなに悔しいことってありません。
あの時の思いを忘れまい…とメラメラ闘志を燃やし、やってきました福岡県宗像市。サニックスの超ホームであるグローバルアリーナ!
朝5時起きしてPeachで空を飛び、レンタカーを借りて…。もはや悔しさが原動力。
カーン・ヘスケスがモチーフのハンバーガーや地鶏の炭火焼きなどお祭り感ある会場を一通り楽しんでしまい、闘志がやや削がれましたが試合は別。
今シーズンは同カンファレンスに強豪がそろい、2勝3敗のライナーズですら現在下位。カンファレンス的にも絶対に負けられない戦いです。
アグレッシブなBK中心のサニックスに対し、FWで勝っていきたいところ。
ただ、メンバーに弱冠の不安があるのも隠せません。
PR前田が前節の怪我で離脱し、開幕から出場していたFL田淵も直前に外れます。
「FWは誰が出ても問題ない」と常々話す坪井監督の言葉を信じましょう。本職での出場となったWTBコンブリンクにも期待です。
13時、キックオフ。
序盤から相手に走られるライナーズ。抜群の走力を持つサニックスBK陣に翻弄され、12分にさっそくトライを献上してしまいます。
逆にアタックする場面もありますが、ノットロールアウェイでPGを許すなど今ひとつ調子が上がりません。昨年の悪夢がよぎります。
しかも、今季はスクラムも強化されているサニックス。絶対に勝たねばならないスクラムも、サニックスはしっかり強化。優位には立てず、前節のNTTドコモ戦同様、逆に押される心も見受けられます。ライナーズのプライドがぁ…。
が、坪井監督は「ドコモ戦からはメンタリティを切り替え、自分たちでコントロールできるところをしっかりやることを意識した」とあって決して焦っていません。
PGでしっかり得点し後を追います。
一方サニックスは、前半中盤からシンビンを続けて2人出し、13人に。ライナーズが優位に試合を進め始めます。
チャンスをつかむべくアタックに出るライナーズ。29分、敵陣に入ると左右に展開。右に長いパスで大きく振ると、14コンブリンクの前にスペースが!そのまま走りきってトライ。コンバージョンも決めて10-8と逆転します。
さらに38分には、キック、アタックで抜群の動きを見せていた15マシレワがここで本領発揮。
13井波がゲインすると11矢次からマシレワへ。いつもの軽やかなステップで抜けて、トライを奪います。
野口のGも決まって8-17と引き離し前半が終了します。
人数で勝ってトライをもぎ取った前半ですが、後半はFWでもぶっちぎりたい。昨年やりたかったことです。
序盤は前半と同じくパスを回され、先にトライを許しますが、スクラムは次第に修正され、ブレイクダウンも良し。FWバトルで優位に立つと、相手のミスを誘いどんどん前へ出ます。
そして、相手陣ゴール前まで迫った後半34分。マイボールラインアウトからつなぎ、何度もフェーズを重ねます。
よし、これはミスなく攻めれば取れるパターン。
右へ、左へ。ライナーズはどんどんFWで体を当てて、フェイズを重ねていきます。緊迫した攻防のなか、ついに8イオプアソが突破!倒れ込むとすぐに21榎本がボールを持ち出し、ダイビングトライ!G成功し、15-24に。
ようやくFW起点で取れたトライ。そう、ファンたちはこれが見たかったんです。
BKでカッコよくアタックするサニックスをねじ伏せる、汗と涙の肉弾戦。
THE・ライナーズのプレーを見せてくれてありがとう!
最後はサニックスが猛攻を仕掛けPGを許してしまいますが、ギリギリ耐え抜き18-24で試合終了。良くも悪くも最後までライナーズらしさ満点の一戦に。なんとかプライドを取り戻す勝利を収めました。
ファン的には満足ですが、「FWでもっと相手にプレッシャー与えるつもりだった。そこをもっと出したかった。」と口を酸っぱくする坪井監督。
確かに、甘い部分はありました。しかし、次回にもつながる”勝利”を手にしたサニックス戦。
次節は同じレッドカンファレンスのクボタ戦です。勝利したからといって、うかうかしていられません。
次も絶対に、勝つぞ!
【週ひがMVP】セミシ・マシレワ選手(FB)
今回の週ひがMVPは、エリア取りで勝ち、キレのあるアタックを見せたセミシ・マシレワ選手。
※マシレワ選手のサインをプレゼントします。応募は記事の最後からどうぞ。
ー今日のコンディションはかなり良かったように思いますが。
来日時に比べて、かなり体を絞っているんです。軽くなればフットワークも良くなりますから。100kgから96kgになりました。95kgが目標かな。加入時に撮った写真を見たら別人みたいに見えます(笑)
ー確実に決めたトライでしたね。
本能的に取りにいきました。まだ時間に余裕もあったので、チームも僕も焦りはなかったです。
サニックスは素早いアタックのチームなので、僕もフットワークで勝ろうと考えていました。
【週ひがピックアップメンバーの試合後】
豊田大樹選手(PR)
ー後半、スクラム修正ができていた印象ですが。
いえ、自分たちの力不足でうまく対応できなかったです。相手もスクラムに力を入れて、補強もしてきましたからね。圧倒したかったですが、こだわっている部分で勝てなかった。
ークボタ戦に向けて。
FWでプッシュして、前に出たところをBKが取る。それを実践していきます。
高島卓久馬選手(PR)
ー出場時間は多くありませんでしたが、古巣相手の試合。期するものがあったのでは?
ここをターゲットに頑張ってきました。
ーライナーズに来てから転向したHOではなく、サニックス時代のPRでの出場です。
どのポジションでも、どんな時間からでもなんでもやります!
ー今日の出来を100点満点で表すと?
気合いの分も入れて70点!
榎本光祐選手(SH)
ー故郷の福岡での試合。応援団の声援が聞こえていました。
早く出してくれって思ってました(笑)
ーサニックスを突き放す、すばらしいトライでした。
イオプがゴール前までハーフブレイクしてくれたので。あとは行くだけでした。
【週ひがプレゼント】
本日週ひがMVPに輝いたセミシ・マシレワ選手のサイン入りDAENをプレゼント!
週刊ひがしおおさか発行のフリーペーパー「DAEN」に、日付入で書いてもらいました。
応募締切は10月8日(月)23:59まで。以下のフォーマットからお申込みください。
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