高校ラグビーは年末年始だけのもの?いえいえ、高校生に休みはありません!
3月11日(日)より花園(トライスタジアム)ほかで開催される第69回近畿大会に向けて、高校ラガーマンは切磋琢磨しています。
3年生が引退し、新しいチームで行われるので「新人戦」とも呼ばれる大会が、各地で行われています。
今回は、2月11日(日)に神戸ユニバー補助競技場にて開催された、兵庫県予選の決勝と3位決定戦に行ってきました。
兵庫県は3校出場できるので、優勝の行方と同じくらい3位がどのチームになるかが重要なのです。
関西学院40-12市立尼崎
昨秋の花園予選準決勝と同じカード。花園常連の関西学院に、市立尼崎が勝利しラグビーファンを驚かせた。関西学院にとっては、近畿大会出場とともにリベンジマッチの意味合いもある。
前半、風上に立った関西学院はキックで敵陣に入り、コンタクトで積極的に仕掛ける。開始10分までにFWで2本トライを奪うと、その後も敵陣で攻撃を続ける。市立尼崎はオフロードを多用しかつフラットなパスでゲインを図るも、敵陣に入ることができない。関西学院が4トライを奪って26-0とリードして折り返した。
後半は一転して市立尼崎が攻め込む。開始早々に関西学院のディフェンスのギャップを突いてトライを奪うと24分にも1トライ。26-12と2トライ2ゴール差に迫るが、ここで体力の限界。関西学院がとどめを刺す2トライで、試合を決めた。
点差はついたものの、風に大きく影響された試合。前半開始時のサイドが逆なら、結果は違ったかもしれないと思わせる後半の市立尼崎の奮闘だった。
報徳学園34-7神戸科学技術
先日行われた花園では、ベスト8の実績。今年も戦力は充実している報徳学園に、神戸科学技術が挑む構図で試合が始まった。開始早々からFW・BKともに優位に立つ報徳学園は試合開始から接点で勝ち、外に回してゲインを繰り返す。神戸科学技術も一つずつタックルで止めるが、次第に遅れはじめる。前半15分、報徳学園は外で2対1を作ってトライを取りきると、その後はコンスタントにトライを奪い、気がつけば4トライ。しかしコンバージョンが決まったのは角度と強風の影響で1本のみ。22-0前半を終える。
後半は神戸科学技術が粘り、1トライを返して食い下がるも、目を覚ました報徳学園が2とライト逆襲。34-7で圧倒した。
点差以上の強さを見せた報徳学園。近畿大会では多くの強豪と対戦することになる。ツメの甘さを修正できるかに注目。逆に神戸科学技術は近畿大会でどこまで通用するのか楽しみである。
上位の報徳学園、神戸科学技術、関西学院は、3月11日(日)鶴見緑地ほかで行われる近畿大会に進出。うち上位5チームが、全国選抜大会への出場権を獲得します。
今年は波乱が起こるのかな?
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。