3月11日(日)より第69回近畿高校ラグビー大会が始まりました。毎年近畿の都道府県が持ち回りで開催するこの大会。今年は大阪・花園(多目的球技広場)と鶴見緑地でやってます。週刊ひがしおおさかでは、花園で行われた1回戦をもちろん取材。レポートをお届けしたいと思います。
常翔学園が盤石!光泉を1トライに抑えて圧勝。
常翔学園50-5光泉
(前半26-5)

抜ける抜ける!常翔学園が光泉のディフェンスラインを突破する。
全盛期に比べ、近年やや成績が振るわない常翔学園に対するのは、滋賀県の光泉。
先制は常翔のミスを光泉が拾って一気に駆け抜けたトライから。しかし常翔は慌てず、着実に自分たちのラグビーを実行する。7分にフェイズを重ねてのトライおよびコンバージョンで逆転すると、9分、14分、22分とコンスタントにトライをあげて、前半終わって26-5。後半開始すぐにもトライを奪うと、最終スコアは50-5で圧勝だった。
後半15分からスコアが動かなかったことが、常翔の唯一の不安点か。
- 抜ける抜ける!常翔学園が光泉のディフェンスラインを突破する。
シーソーゲームを制したのは天理!
天理19-17大阪朝鮮
(前半7-3)

トライか!?左隅に飛び込んで、天理が逆転!
1回戦の中で、最も注目されたカード。試合開始から、天理が優勢に試合を進めるが、あと一歩でペナルティを犯してしまいなかなかスコアに至らない。大阪朝鮮もいくつかチャンスはあるものの、前進しても深くには入れない序盤。試合が動いたのは19分、天理が敵陣でのアタックで大阪朝鮮のディフェンスを突破。そのままインゴールに飛び込んでトライ。7-0とする。このトライにエンジンがかかったように大阪朝鮮は、22m内に入り何度もゴールラインに迫りますが天理のディフェンスに阻まれる。ようやく29分に大阪朝鮮がPGを決めて、7-3。このまま前半を折り返す。
後半も互角の戦い。8分、大阪朝鮮がスクラムから展開すると、ディフェンスラインを抜けてゲイン。ゴールライン前でオフロードをつなぎ、念願のトライを奪い7-10。天理も負けじと16分にラインアウトからモールでトライを奪い返して14-10と逆転する。
これぞまさにシーソーゲームと言った試合展開で、次にトライを奪ったのは大阪朝鮮。25分にゴール前まで迫ると、FWでフェイズを重ね、12が抜けてトライ。14-17と再逆転する。
あと5分しか残されていない天理だが、焦ることなく中盤からボールを回すと、左一番外の11がライン側を走り左隅にトライ。ギリギリ奪った渾身のトライが決勝点となり、試合終了。
実力伯仲の両者が繰り広げた60分間に、スタンドから大きな拍手が送られた。
- トライか!?左隅に飛び込んで、天理が逆転!
同志社奮闘も昨季王者・東海大仰星に完敗
東海大仰星69-7同志社
(前半22-7)

強さもうまさも兼ね備えた東海大仰星のアタック。
前後半通して、東海大仰星が自分たちのラグビーを完遂し10トライで62-7。穴のないラグビーで、強さをアピールした。
- 強さもうまさも兼ね備えた東海大仰星のアタック。
縦への攻撃で圧倒!洛北を完封した大阪桐蔭
大阪桐蔭75-0洛北
(前半42-0)

とにかく強い!大阪桐蔭は年々強くなる。
今年も身体能力の高さが際立つ大阪桐蔭に、京都の洛北が挑む構図。試合開始から縦にアタックを繰り返し、ゲインを繰り返す大阪桐蔭が、15分で2トライ14点を奪う。その後洛北は10がけがで交代するとプレーの精度が下がり、前半だけで6トライを許す。
後半も開始2分で大阪桐蔭がトライを奪うと、そのままワンサイドゲーム。洛北はよく粘ったが、全国レベルの強豪の前にスコアすることができなかった。
- とにかく強い!大阪桐蔭は年々強くなる。
2回戦は19日(月)に鶴見緑地球技場にて行われます。日程や組み合わせなど大会の詳細は関西ラグビーフットボール協会公式サイトでご確認ください。
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