東大阪の、いや全国のゆるキャラ®︎界に激震が!4月19日(木)、無邪気なこんなツイートが配信されました。
みんなお待たせ!僕の公式ツイッターが今日から始まったで〜。
これから東大阪の魅力やゆるキャラグランプリ2018の情報をどんどん発信するのだ。
応援よろしく~!#トライくん #東大阪 #ゆるキャラグランプリ2018 pic.twitter.com/9v5ZMEopSO— トライくん【公式】 (@tryhigashiosaka) 2018年4月19日
2017年ゆるキャラ®︎グランプリ全国3位。東大阪市民なら誰もが知ってるあのトライくんが、Twitterを開始したのです。
そもそもゆるキャラ®︎はしゃべることができません。おっさん臭い地声で音声など出てきたら、興ざめもいいところ。
そこで数々のゆるキャラ®︎が活用するのがTwitter。文字と写真で構成されるため、情報がユニット化しやすくお知らせをしつつキャラ立てしやすい。
なかにはTwitterから人気が爆発するケースもあり、ゆるキャラ®︎にとってどんなつぶやきをするかは成功へのマイルストーンなのです。
よってトライくんにも以前から「Twitterやってほしいです」や「Twitterやらないんですか?」や「Twitterやらないなんて怠慢じゃないの?」など硬軟あわせたご意見がありました。
ところが、ちょっと考えてください。トライくんはゆるキャラ®︎ではありません。20年以上市民に愛されてきたマスコットなのです。キャラクター付けを必要とするゆるキャラ®の概念とは別のところにいるはず。
今までの運用上のゆるさを持ち続けるべきか、それとも新しい時代に対応すべきなのか。
初めてゆるキャラ®︎グランプリに参加した2015年のあの日から、ずっとトライくんは考え模索し続けていました。2017年ゆるキャラ®グランプリ3位入賞、そして2018年のゆるキャラ®グランプリ決選投票会場の誘致。新たな階段を上るたびに、思いのズレは大きくなる。そそして新年度を迎え、大英断が下されます。
トライくんの基本イラストのリニューアルと、Twitterの開始。
つまんないなと思うかもしれません。リニューアル前の味も素っ気もなかった彼に恋していた人もいるかもしれません。でも、トライくんは時代の流れに合わせてフォーマットを変えても、変わるからこそトライくんの根本である「市民が愛して気軽に使えるマスコット」の役割を堅持できるのです。
トライくんの力を持ってすれば、フォロワーを集めることは容易い。週刊ひがしおおさかも関西ラグビー協会もあっという間に抜き去られるでしょう。
でも、それがトライくんたちにとって成功ではないはずだ。トライくんを好きになって、そこから東大阪を好きになった人が花園や東大阪市に来てくれるようにならなくちゃいけない。
始めのうちはキャラクターが定まらず、ブレがあるかもしれません。試行錯誤が続くでしょう。そこを受け止める大らかさと度量は、東大阪市民にもしっかりとあるはずです。ともにキャラクターを作るつもりで、新しいデザインに合致した役割をみんなで見出していかなければなりません。
ただ一つ覚悟をしなければならないのは、今風なリニューアルを敢行してしまうと、これから言い訳ができなくなったということです。伝統を捨てて、変わることを選んだのです。徹底的に実を取る必要があるのです。
Twitter開始後初のトライくんの活動は、4月22日(日)に愛媛県で行われるイベントだと聞きました。昨年同様のフットワークの軽さに少しホッとしています。彼らならやってくれるはず。
【イベント情報】
4/22(日)に愛媛県のエミフルMASAKIで開催される"愛媛えがおのご当地キャラ博"に遊びに行ってくるで!
愛媛県はもちろんやけど、全国からお友達のキャラがいっぱいくるんやって!めちゃ楽しみやぁ〜。みんなも遊びに来てな!https://t.co/11U8zoloPR— トライくん【公式】 (@tryhigashiosaka) 2018年4月20日
週刊ひがしおおさかも、トライくんたちの今後の取り組みに期待しつつ、終わりのない戦いをともに続けていきたいと思います。
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