花園ラグビー場、大規模リニューアル!資料館もスタンドもロッカーも、週ひがは全部見せます!

   

2019年のラグビーワールドカップ日本大会(RWC)花園の開催に向け、リニューアルした東大阪市花園ラグビー場。
総工費72億6000万円をかけ、2017年2月からの改修工事の末、今年9月に完成しました。
9月20日(木)にはメディア向けの内覧会が行われ、10月から関係者・一般にも順次公開されていきます。
メディアの端くれとして、週刊ひがしおおさかも新しくなった花園の様子を一足早くレポート!気になる改修箇所を、一気にお見せします。

雨の降る中、ミホロボットが行ってきました。まずは外観からいってみよう。

■外観
一番わかりやすい変化は、外観のフォームチェンジ。工事の頃から花園に訪れた人を驚かせてきました。
格子状にデザインされた壁に、赤字で「HANAZONO RUGBY STADIUM」。

夜は電気がつくとこんな感じ(工事中に撮影)。場内壁裏の階段を登ると窓から噴水広場の様子が伺える。

改修前の花園。比べてみると見た目がなかりが変わったことがわかります。記憶に焼き付けよう。

また、ゲート前には大会日数カウントボードが設置。RWC公式マスコットのレンジーと、トライくんがそろってお目見え。

ここにしかない特別仕様のボードだ!9月20日はちょうど1年前。

■正面入口
メイングラウンドへの正面入場ゲートを抜けると、エントランスが広がります。ゲート前方にラグビー資料館、右手に総合案内所。以前よりも開放感があり、多目的に使えそう。

資料館側から入場ゲートを撮影。立派な総合案内所。

階段を登ると、格子状の窓から外の景色が見える。

■ラグビー資料館
「これはもう、改修工事のメイン事業や」とミホロボット記者が涙ながらに語ったのは、ラグビー資料館の改修。改修工事のおまけ的に、こっちもリニューアルか…とのんきに構えていたら、ところがどっこい。
花園の歴史や貴重な資料を観戦の合間に楽しんでもらう文字通りの「資料館」が、今風の体験型ミュージアムに変貌していました。

入り口からしてかっこいい「Hanazono Rugby Museum」。

黒を基調とした壁と暗めの照明が、近未来的。

そして全ラグビーファンが感涙必至なのは、近鉄ライナーズへのリスペクト。
壁面にライナーズの選手が登場し、館内を盛り上げてくれるのです。

樫本敦選手、矢次啓佑選手がドアップで!かっこ良すぎぃ!!

展示場のメインとなる場所にはファーストジャージが展示。背番号は「10」でした。

ファーストジャージ展示の周辺には日本選手権優勝時の寄せ書きや、2015年のRWCでトンプソンルーク選手が着用した日本代表ジャージも展示。

さらに、今話題のVR(バーチャルリアリティ)体験もライナーズ一色。専用眼鏡を装着すると、選手とラグビー体験ができるのです。

「あっ!わたし今、島にタックルした!わ、今度はトンプソン!」とつい一人で叫んでしまう。

VRのプログラムは、オフェンスとディフェンスの2種類。憧れのあの選手と対決できるなんて、夢のようじゃないですか。
「この時代に生まれてよかった。もう思い残すことはありません。いつ死んでも良いっていうくらい感動しました。」と、遺言を残し資料館を後にするミホロボット記者。
もう一度言いますが、全ライナーズファン、いや全ラグビーファンなら涙なしには見ることができない現代型ミュージアムです。

■スタンド(第1グラウンド)
さあ、ここからがさらなる見どころ。第1グラウンドのスタンドです。
収容人数は26,544人(9月20日時点)。座席の改修と大型映像装置、照明設備が新設され、ナイターも可能になりました。ぐるりと見渡してみましょう。

青で「HANAZONO」と描かれた東スタンド(バックスタンド)。天気の良い日は生駒山が見えて、東大阪らしい景色に。

南スタンド。立ち見席はRWCまでになくなり、座席がある状態になるとのこと。

西スタンド(メインスタンド)は記者室の存在感がアップ。緩やかな階段で、記者室への上り下りがスムーズになりそう。柱は健在。

一番のリニューアルは北スタンド。もとは屋根のあるコンクリートの平地でしたが、座席と大型ビジョンが新設されました。ゴールポストもRWCの基準に合わせ、13mから17mへと変更。

北スタンド。「ビジョン、意外と小さくない?」は禁句だ。逆に考えるんだ、場内が広いからそう見えると。

改修前の第1グラウンド北側。昔はゴルフの打ちっぱなしとしても機能していたため平らだった。

スタンド下の1Fには、多目的に使用できる「2019TMルーム」と、大阪大学がラグビー検証のために使用する部屋が新設されました。

2019TMルーム。試合がグラウンド目線で見られる部屋。アフターマッチファンクションにも使えそう。

以前、トンガ代表のトウタイ ケフHC(ヘッドコーチ)が絶賛した真っ赤な座席も公開。
今まではベンチや立ち見席、こたつ席など様々なタイプのシートがありましたが、改修後は全席セパレートタイプに変更。

手前が旧バージョン、奥が新設。背もたれが付いていてありがたい!

■2019ロッカー
メインスタンド1F、選手が使用する旧「国際ロッカー」も名称と内装をチェンジ。代表戦やトップリーグ、高校ラグビー準決勝以上の試合などで使用されます。

2019ロッカーも黒が基調。広い!

ロッカーから続くシャワールームやトイレも美しく生まれ変わりました。トイレはウォシュレットがついています。

シャワールーム前の更衣室。コンセントもばっちり。

バックスタンド1Fにもロッカーが新設され、第2グラウンドでの試合時も選手の移動が楽に。

ピッカーン!見た目はあまり変わっていませんが、きれいになりました。

ちょっとマニアックなんですが、今まで高校ラグビー時は選手がメインスタンド1Fのロッカーから第2グラウンドや練習グラウンドへ向かうのに場内をぐるっと半周せねばならず、移動に時間がかかっていました。バックスタンド側に新設され、選手への負担は減るのではないかと思います。

練習グラウンドにもほど近い。動線の効率化!選手にとっては地味にうれしいはず。

■その他
デザインのちょっとした「遊び」も見どころのひとつ。

外観に合わせ、場内案内板が格子状のデザインに。矢印もよく見るとラグビーボール。

ドアを調べてみよう。あ!こんなところにトライくんが。隠れ◯ッキーを見つけた気持ち。

いかがでしたか?一般公開がますます楽しみになってきました。

メディア向け内覧会の会見で、野田義和市長はこう語ります。
「スポーツとまちづくり、スポーツとものづくりなど、融合させていくことが新たな花園のレガシーの構築になる。ここから生まれるたくさんの感動・夢・希望を実現していけるように努めていきます。」

トライくんとともに報道陣に囲まれる日本代表ジャージの野田市長。

ラグビーそしてスポーツを主体に様々な融合を試みて、新たな感動の創造を。
花園の未来がまさに今、始まろうとしています。

さあ、いよいよ一般公開も間近です。
公開日程と関連イベントは以下の通り。

日時試合・イベント
10月11日(木)
10:00~16:00
関係者・寄付者向け内覧会
10月14日(日)
10:00~16:00
一般向け内覧会、
東大阪の夕べ・アメリカンデー2018
10月26日(金)
19:00頃K.O
オープニングマッチ 日本代表vs世界選抜
10月27日(土)
15:00K.O. 
パブリックビューイング ニュージーランドvsオーストラリア
10月28日(日)
12:00K.O. 
14:00K.O.
2018ムロオ関西大学Aリーグ
京都産業大学 VS 大阪体育大学
近畿大学 VS 天理大学
11月4日(日)
14:00K.O.
近鉄ライナーズvsNTTドコモレッドハリケーンズ
11月17日(土)・18日(日)
9:00〜16:00
ゆるキャラ®グランプリ2018 in 花園〜ラグビーのまち東大阪〜

あなたはいつ、新しくなった花園を見に行きますか?

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mihorobot

mihorobot東大阪探検隊・記者

投稿者プロフィール

生粋の八戸ノ里っ子。人気の八戸ノ里東小・小阪中学校校区に住んでいる。
取材へ行けば、同級生のお父さんがやってるお店だった・・・ということが多々あり。
尊敬する人は藤子・F・不二雄先生。

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