花園を支える最強のボランティア集団TEAM NO-SIDEが本格始動!咲洲庁舎でオリエンテーションが行われました
- 2019/2/8
- ラグビー
- TEAM NO−SIDE, ボランティア, ラグビーワールドカップ
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「4年に1度じゃない、一生に一度だ。」
何のキャッチフレーズか分かりますか?
2019年に日本、そして花園にやってくるラグビーワールドカップ2019日本大会(RWC)のそれです。
「いえ、一生に一度じゃない。もう一回やるぞ!という気持ちで取り組みます」と意気込んだのは、野田義和東大阪市長。
「TEAM NO-SIDE(チームノーサイド)」のオリエンテーションが、2月2日(土)大阪府咲洲庁舎にて行われました。
TEAM NO-SIDEとは、RWCのために集ったボランティアたち。2018年4月〜7月に募集し、応募者はなんとRWC史上最高の38,000人超え。
9月には面接会「インタビュー・ロードショー」が実施され、全国合計で約13,000人、うち東大阪市では約900人が採用となりました。
「RWCとはこんなイベント」「こういう気持ちで取り組もう」といった共通の意識をもつべく、採用者に向けてのスタートミーティングとなるオリエンテーション。
開催都市ごとに会場・日程が決められ、今回は東大阪市(花園)での採用者が集まる日です。
RWCが開催されるまであと半年と少し。
それまでに数回研修やトレーニングを重ね、本番に望みます。
ボランティアといえば当日に会場に行ってその場でやることを言い渡されて…というイメージでしたが、TEAM NO-SIDEはその概念を吹き飛ばします。
まず驚いたのは、TEAM NO-SIDEにのみ配布される「Principles」という全43ページの冊子。英語で原理や主義という意味なので、おそらく「TEAM NO-SIDEの根本方針」的なことを言っているのでしょう。教えて翻訳家!
「こういうときはこう対応する」「困った時はこうしよう」といったHow to が書かれた説明書ではありません。
RWCへの気運・意識を高めるキャッチフレーズ、イメージが全ページに散りばめられているのです。
何度「これ、もらっちゃダメですか?」と言いそうになったことか。
面接を乗り越えた者だけに与えられるプレミアムな冊子なんですから、気軽に「くれ」とは言えません。観戦だけでは絶対に味わえない付加価値も、ボランティアの醍醐味です。
野田市長のあいさつも終わり、冊子を元にオリエンテーションが始まります。
…と思ったら主催のRWC組織委員会から、「まずは4人くらいでグループを作って、自己紹介してください!」
名前や出身地はじめ、なぜ参加したのか、「あなたにとっての一生に一度とは?」など、ラグビーはお互いを理解することからはじまる、とばかりに参加者同士コミュニケーションを取っていきます。
さらには2015年のイングランド大会の様子や花園にRWCがやってくるまでのヒストリームービーを流したり、「Principles」を眺めながら言葉の意味を考えたり…。
RWCまでのマインドセットといって良いでしょう。
…あ、すみません。ついラグビー用語を使ってしまいました。マインドセットは経験や教育から作られる考え方・信念のようなものです。
「ボランティアは搾取」なんて言ってるのはどこの誰だ!
「良いことをする」だけがボランティアの目的じゃない。自分自身が楽しいから、アツくなれるから、一生に一度しかないから参加する。
それで良いじゃないか。みんなが幸せになることが重要じゃないか。すばらしいよRWC。かっこいいよTEAM NO-SIDE。
オリエンテーションが終わったあと、記者はめちゃくちゃ一人でアツくなっていました。
大切なのは他者を理解し、自分自身が楽しむこと。それを体現してくれるオリエンテーションでした。
さて、今後のスケジュールは以下の通り。
2月以降 Eラーニングによる研修
6月頃 活動日・活動内容など決定
6月以降 活動研修(トレーニング)
9月20日 RWC開催
週刊ひがしおおさかは、これからもTEAM NO-SIDEの活動を追っていきます!
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