子どもの頃、一度はあこがれたお店屋さん。
「ケーキ屋さんになりたい」とか「ペット屋さんになりたい」とか、将来の夢をぼんやりと話していたなぁ。
そんな子どもたちの夢を夢にしない、ガチマジの「お店屋さん」になれる取り組みが2月17日(日)、ニトリモール東大阪で行われました。
その名も「第3回 ぼくも、わたしもお店屋さん」。
米穀店やパン店など8つのブースで子どもが「お店屋さん」となり、物販などの職業を体験できるイベントです。
2016年7月に東大阪市立男女共同参画センター・イコーラムにて第1回を開催し、今回ニトリモールで初開催。若江岩田エリアの商店が集まり、地域活性化のため活動する「若江岩田きらりプロジェクト」が主催です。
「スペースが広いニトリモールで開催できてよかったです」と話すのは主催団体きらりプロジェクトの会長・「ひらた米穀店」の平田さん。
ひらた米穀店がイベント用の米をニトリモールに納品していたことをきっかけに、「お店屋さん」の会場として使用できないかを相談。今回の開催に至りました。
さて、「お店屋さん」の参加方法は簡単。受付で「求人票」から体験したい店舗を選びます。
指定の時間にブースへ行って、お菓子を売ったりアナウンサーになったり…。
これは楽しい。絶対楽しい。あと20年遅く生まれたかった。
「お店屋さん」体験をしてもしなくても、1枚100円(5枚綴り500円)の金券を買えば各ブースで買い物ができます。
そんななか、「いらっしゃいませ~!!パンいかがですかぁ〜!」とめちゃくちゃ呼び込みをしていたのは、パン屋さんブース(ベーカリー トレント)の店長3人。
なぜ、こんなにも呼び込みをがんばっていたのか。お仕事終わりにうかがってみると、
「あんまり売れてなかったから、恥ずかしいけど『いらっしゃいませ』って言った」。
な、なんだと…。
お店の名誉のために言っておくと、たまたまその時間に人通りが少なかっただけであります。この後は完売したのであります。
しかし、この店長たちの判断は素晴らしい。売れ残りというリスクを考慮し、即行動に移している。結果、見事週ひがはメロンパンを購入したわけです。
「ごっこ」じゃない、本物の金券のやりとり。
個人事業をすることの難しさ、リスク、そして達成感。遊びじゃないんだぜ、俺たちは。
商店のリアルを肌で体感できるのが、このイベントだったのです。
こうした取り組みがあれば「将来の夢」に対してのイメージができるはず。
未来の職業選択の取っ掛かりとして、リアルな仕事感を体験できる最高の機会ではないでしょうか。
なお、次回開催は未定。労働意欲ある若者に、もう一度仕事を!
■第3回 ぼくも、わたしもお店屋さん
日時:2月17日(日)10:00〜14:00
会場:ニトリモール東大阪 東館2Fフードコート側入り口
住所:東大阪市西岩田2-3-25
アクセス:近鉄奈良線若江岩田駅から徒歩10分
主催:若江岩田きらりプロジェクト
お問い合わせ:若江岩田きらりプロジェクト(ひらた米穀店) TEL 06-6728-5385
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