FC大阪 試合終了間際に同点に追いつき連敗は6でストップ! 鈴鹿アンリミテッドFCとの試合はシーソーゲームに

6月29日(土)、FC大阪はJFL(日本フットボールリーグ)第13節で鈴鹿アンリミテッドFC(以下、鈴鹿)と対戦しました。結果は、試合終了間際の後半44分にFW・横野純貴の同点ゴールが決まり、2-2の引き分け。ようやく連敗から脱出しました。

会場はアウェー・AGF鈴鹿陸上競技場。

前節のホーム・テゲバジャーロ宮崎戦でも、最近の課題であったセットプレーから失点し、敗北。また攻撃においても、試合を支配している状況で点を取ることができず、攻撃のアイデアや質の改善が求められていました。

2試合連続のスタメン起用となったMF・吉森海斗。中盤からチャンスを何度も作った。

鈴鹿は今シーズンからJFLに参入したチーム。FC大阪はJFLの先輩としても勝ちたかった今節。試合は、前半からFC大阪ペースで進み、課題であったコーナーキック(CK)や決定的なフリーキック(FK)を与えませんでした。試合終了後、和田治雄監督は「今週はセットプレーに時間をかけました。その成果が出たと思います」と話しました。

1対1で勝負強さを見せたDF・橋本侑紀。

シュート数は共に6本ずつ。前半、鈴鹿に許したシュートは1本のみでしたが、そのシュートを決められてしまい先制を許します。さらに、後半は鈴鹿にペースを握られシュート数も5本と、厳しい時間帯が続きました。

最近の試合はセットプレーからの失点も多いですが、先制点を与えてしまうことも敗戦が多い理由の1つ。カウンターからの失点も多いだけに、DF陣の集中力をより高めることも必要となってきます。

最後列から声を出し続けたGK・永井文也。

では試合を振り返ります。
蒸し暑い中行われた試合は、鈴鹿ボールで試合開始。序盤から積極的に攻め、ペースを握るFC大阪。対する鈴鹿は、カウンターからチャンスを作ります。

単純な攻撃が多かった最近の試合に比べ、サイドへの展開、縦への長いボール、ゴール前での細かいパスなど、バリエーション豊富に鈴鹿ゴールへ迫ります。

シュートを打つMF・木匠貴大。

すると前半17分、ペナルティエリア内でスルーパスを受け取ったMF・須ノ又愉。そのままシュートを打ちますが、惜しくもゴール上を通過し、先制点とはなりません。

惜しくも先制点とはならず…。

前半最大のチャンスは、前半21分の左サイドから木匠へのスルーパス。そのまま抜け出した木匠はキーパーと1対1になりますが、キーパーに阻まれ、決定機を逃します。

得点が入らず、感情を顕にする木匠。

すると、前半35分。カウンターから右サイドを攻め込まれ、鈴鹿MF・佐藤和馬がセンタリング。これをMF・和田篤紀に決められ先制点を許してしまいます。

今節も先制点を許す展開に。

前半のうちに追いつきたいFC大阪は、木匠を中心にシュートを狙うも決めきることができず、前半は0-1で折り返します。

FC大阪ボールで始まった後半。
ゴール前で木匠が須ノ又からの浮き玉を受けます。そのままゴール右隅に決めて後半開始30秒で同点に。

一瞬の出来事にカメラが準備できなかった…。

FC大阪ペースで進んでいた前半に対し、後半は徐々に鈴鹿が支配していきます。我慢する時間帯が増えながらも、さらなる追加点を狙うFC大阪。しかし、次に得点を奪ったのは鈴鹿でした。

後半41分、右サイドを鈴鹿MF・遠藤純輝に突破され、そのまま強烈シュートを打たれ1-2に。会場にいる誰もがこのまま試合が終了すると予想したでしょう。しかし、FC大阪イレブンは諦めていませんでした。
直後の後半44分、途中出場のMF・町田蘭次郎が左サイドからセンタリングを上げます。

途中出場ながらチャンスを多く作った町田。

このセンタリングに、ゴール前にいたFW・横野純貴がヘディングで合わせ、ゴール右隅に決まります。

横野の気持ちで押し込んだダイビングヘッド。

残り時間も果敢に攻め続けましたが、その後スコアは動かず。2-2の引き分けで試合は終了しました。

長く続いた連敗が6でストップ。勝利こそはならなかったものの、4月28日の流経大ドラゴンズ戦以来の勝点となりました。
次回の試合は、7月3日(水)19:00から、アウェー・ユアテックスタジアム仙台でJ1ベガルタ仙台と天皇杯2回戦です。格上の相手ですが、チャレンジャーという気持ちで、ジャイアントキリングだ!
週刊ひがしおおさかももちろん取材に行きます!


和田治雄監督

久々の勝点に少し安堵の表情が見えた和田監督。

ー今日の試合を振り返ってください。
和田 試合を通してFC大阪のほうがボールを持つ時間は長かったです。しかしその中で、前半は効果的な崩しができませんでした。攻めている中での失点は起こりうることなので、なぜボールを奪われてしまったのか考えないといけません。攻撃で決定的な形が作れない、得点が取れない時間が多くなっているので、今後はいかに攻撃を効果的にするかを考えないといけません。苦しい展開でしたが、交代選手が頑張ってくれました。勝点3を取りたかったですが、試合終盤に同点に追いついたこと、選手が勝利に向けて頑張ったことは、以前の試合に比べて改善されました。

ー引き分けに持っていくことができた要因は。
和田 攻撃において単純にクロスを上げるだけではなくて、ドリブル突破、ゴール前まで攻め上がってのパスワークなど変化があったことです。

ー今週はどうのような練習をして、試合に臨みましたか。
和田 やはり、最近の課題であるセットプレーに時間をかけました。他にもディフェンスの練習をしました。今日の試合で、CKやFKをあまり与えなかったのは、その成果だと思います。

ー7月3日(水)の天皇杯2回戦・ベガルタ仙台戦に向けて。
和田 中3日での試合になりますが、今節で連敗を止めることができ、選手たちもモチベーションが上がっています。なかなかJ1のチームと真剣勝負できる場はないので、この機会に我々には何が足りないのかを見つけます。FC大阪の名前を全国に広めたいです。

舘野俊祐ゲームキャプテン

ディフェンスで何度もピンチを救った舘野。

ー今日の試合を振り返ってください。
舘野 前節、前々節はセットプレーでの失点が多かったのと、それ以上に攻撃でチャンスを作れていませんでした。今週は、その点を中心に練習しました。今日の試合では前半からチャンスを多く作れ、最後同点に追いつくことができたは成果だと思います。

ー最近の試合と違った点は。
舘野 嫌な時間で失点をしてしまいましたが、全員が最後まで諦めなかった点。引き分けでしたが、今のチーム状況を考えると、とても大きいポイントです。

ー天皇杯に向けて勢いがついたのでは。
舘野 今日の試合の結果は自身を持っていいと思います。天皇杯2回戦の相手はJ1のベガルタ仙台ですが、チャレンジしていきます。

ー天皇杯2回戦へ向けて意気込みを。
舘野 JFLでは中3日での試合はありませんが、コンディションを整えて思いっきりぶつかりにいきます。


アシストの須ノ又選手と町田選手。得点を取った木匠選手、横野選手。ディフェンスで体を張った橋本選手。

MF・須ノ又諭選手

後半開始直後にアシストをした須ノ又。

ーアシストシーンを振り返ってください。
須ノ又 最近練習していたプレーができました。木匠選手が決めてくれて良かったです。

ー久々の勝点1です。試合はどうでしたか。
須ノ又 前半のチャンスを決めきれなかったのが痛かったです。内容からすると勝てた試合でした。

ー天皇杯2回戦に向けて。
須ノ又 J1の相手ですが、しっかり立ち向かって勝ちにいきます。

MF・町田蘭次郎選手

途中出場から結果を出した町田。

ーなかなか勝ちが取れない中での引き分けでした。
町田 1-1の引き分けの状況だったので、自分が決めてやろうとピッチに入りました。途中で失点はありましたが、最後に追いつけたので、最近の試合からすれば大きい勝点1です。

ー2点めは町田選手のアシストです。
町田 練習から「思い切っていくところはいけ」と監督に言われていたので、タイミングを見てセンタリングを上げました。その後、自分のシュートチャンスもあったので、決めきれていればもっと良かったです。

ー天皇杯2回戦に向けての意気込みを。
町田 格上の相手ですが恐れることなく戦います。FC大阪はチャレンジャーなので、絶対に勝って天皇杯3回戦に進みたいです。

MF・木匠貴大選手

後半開始直後に得点を決めた木匠。

ー得点シーンを振り返ってください。
木匠 前半何度もあったチャンスを決めきれなかったので、後半はガンガンいこうと決めてました。シュートチャンスが来れば必ず打とうと思っていたので、入って良かったです。諦めない気持ちが勝って、引き分けに持ち込むことができました。

ー前半、熱くなる場面もありました。
木匠 勝てない試合が続いていたので、気持ちに出てしまったのだと思います。ただ、後半に入るときに切り替えることができました。

ー天皇杯2回戦に向けての意気込みを。
木匠 連敗が止まったので、次は勝ちにこだわってジャイアントキリングを起こしたいと思います。

FW・横野純貴選手

「週ひがのインスタフォローしてもいいですか?笑」と、週ひがファミリーの仲間入りを果たした横野。

ー貴重な同点弾でした。
横野 気持ちで押し込みました。欲を言えば、前半得点を取れるチャンスもあったので、先制点を取りたかったです。同点に持ち込むことができたのは、次に繋げられたと思います。

ー横野選手にとっても久々のゴールとなりました。
横野 得点が取れずフラストレーションが溜まっていました。チームにとっても貴重なゴールでしたが、周りが作ってくれたチャンス。しっかり決めることができて良かったです。

ー次の試合は中3日での天皇杯です。意気込みを。
横野 お互い条件は同じ。アウェーでの試合が続きますが、気持ちを切り替えて勝ちにいきます。

DF・橋本侑紀選手

何度もピンチを救った橋本。

ーディフェンスで貢献する場面が多くありました。
橋本 FC大阪は先制点を取ることができれば勝率が高いので、今日は絶対に先制点を取りにいこうと。しっかりディフェンスをしてゴールを守りたかったのですが、先制を許してしまい、苦しい展開になりました。ただ今日の結果は、悲観することなく最後まで戦った証です。

ー橋本選手の持ち味は。
橋本 空中戦と1対1で負けない強さです。

ー今後の意気込みを。
橋本 ケガをすることなく、シーズンを通して試合に出続けることです。

■FC大阪公式ホームページ:FC大阪公式ウェブサイト

■公式記録:JFL公式

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