9月14日(土)JFL(日本フットボールリーグ)第21節が行われ、FC大阪はホーム・服部緑地陸上競技場でMIOびわこ滋賀(以下、滋賀)と対戦し、1-0。4月14日(日)のラインメール青森戦以来となる5ヶ月ぶりのホームでの勝利となりました。
最近の試合ではFWを3トップにすることが多かったFC大阪。しかし、今節ではいつもは途中出場のFW・塚田卓を1トップでスタメン起用します。
この起用に和田監督は「攻撃の流れを変えるため。練習や練習試合で調子が良かったから」と話します。
前半から多くのチャンスを作ったのはFC大阪。前線で塚田がボールを受けると、キープしながら、チャンスを演出します。
さらに、MF・稲垣雄太がセンタリングを上げてシュートを狙いますが、なかなかゴールを決めきることができません。
一方の滋賀は、中で細かくパスを繋いでFC大阪ゴールに迫りますが、DF陣の集中したディフェンスやGK・永井文也のファインセーブもあり、前半はお互いに無得点で折り返します。
後半に入っても攻撃の手を緩めないFC大阪。前半同様、塚田にボールを集めます。さらに、稲垣がフィールド内を左右に動き回り、滋賀を翻弄。
すると後半13分、塚田からのセンタリングをMF・久保田駿斗がヘディングで落とします。そのボールを、後ろから走ってきた齊藤隆成が左足でシュート。
低い弾道のシュートはゴール左隅へ。GKが取れず、FC大阪が先制します。
得点を取った後も攻撃を続けるFC大阪。追加点を狙い、後半28分にFW・木匠貴大、30分にFW・横野純貴を投入。
その後は、攻撃に余裕が出てきて、滋賀ゴール前で相手DF陣を崩していきます。
後半は大きなピンチがほとんどなく、アディショナルタイムへ。
その後はボールをうまくキープし試合終了。
今シーズンホームで2勝めを挙げ、久しぶりにサポーターと勝利を分かち合いました。
次節は9月23日(月・祝)、アウェー・新青森県総合運動公園球技場でラインメール青森と対戦します。次節も勝利し連勝だ!
ホームで勝利すると、キャプテン&ヒーローインタビューが行われます。これも5ヶ月ぶり。
試合後の声
和田治雄監督
ー試合を振り返って。
和田 最近、失点が多かったので、ディフェンスに重点をおいた戦い方を考えました。選手は、狙い通りに集中してやり切ってくれました。
ー塚田選手の先発起用について。
和田 攻撃の流れを変えるという点で、練習や練習試合で調子が良かったから。途中から塚田選手が入るというのは相手は予測できますが、最初からとは予測できなかったと思います。
ー今後も勝っていくためには。
和田 今日のような戦いを今後も続けること。ただ、今日の勝利で勘違いしてはいけません。
ー次節(ラインメール青森戦)に向けて。
和田 青森とは順位的に見てもそこまで離れていない。少しでも上にいくためには、連勝をしなければ意味がありません。そこをよく考えて次節に臨みます。
舘野俊祐ゲームキャプテン
ー試合を振り返って。
舘野 自分たちが本来やりたいことをできた試合。背の高い塚田選手が1番前に入って、足が速い稲垣選手もいたので、それを活かしたプレーで相手にプレッシャーをかけようと試合に入りました。前半はそういう面では押し込めている場面が多かった。その代わり全員が走る距離が長くなったが、最後まで集中を切らさなかった結果だと思います。
ー今後も勝つために必要なこと。
舘野 決して楽して勝てるわけではありませんが、全員が同じ方向を向いて、今日のような戦いを今後も続ければ結果は出ると思います。ホームで勝って、お客さんに喜んでもらえる試合をしていきます。
ー次節に向けて。
舘野 次の青森戦が終われば国体が始まります。国体、そして残り試合にも良い流れを持って来れるような試合をして、勝点3を持って帰ります。
FW・塚田卓選手
ー試合を振り返って。
塚田 どっちに転んでもおかしくない内容。ただ、FC大阪みんなの気持ちが乗っていたからこそ勝てた試合でした。
ー久しぶりの先発出場。どのような気持ちで試合に入ったか。
塚田 監督からは途中出場ということが僕に与えられた仕事。ただ、僕の中ではスタメンを狙うことをモチベーションにしています。スタメンで出ることが常に目標です。
ー勝利に貢献しました。
塚田 ベンチ外のメンバーも含め、今週はチーム全員が雰囲気が良く、楽しくサッカーが出来ました。
ー次節に向けて。
塚田 久しぶりにスタメンで出て、やっぱり試合に出ることは楽しいと感じました。勝ったからこそ楽しいと思えているので、次節も勝って、改めて楽しいと思える試合にしたいです。
MF・齊藤隆成選手
ー試合を振り返って。
齊藤 負けが続いていて、チームとしては相手の裏を狙おうと入りました。相手のセカンドボールを拾って前に繋げることを意識しました。それが前半からうまく出来たので、今日の勝利に繋がったと思います。
ー得点シーンを振り返って。
齊藤 試合中に池永選手から「もう少し前に行け」と指示があったので、ポジショニングを取り直しました。ゴールシーンは足を振り抜きました。でも、あの得点は池永選手のおかげです。
ー次節に向けて。
齊藤 残りの試合全部勝つつもりで、練習からしっかり頑張って少しでも順位を上げたいです。
HMVP(ホッケー梶間のMVP)
MF・稲垣雄太選手
ー移籍後、初のホームでの勝利です。試合を振り返って。
稲垣 古巣相手だったので、すごく気持ちが入っていました。欲を言えば得点を取りたかったんですが、最近は勝利から遠ざかっていたので、泥臭くても良いので勝ちを取りにいきました。
ー古巣との対戦。気持ち的にはどうだったのか。
稲垣 僕がサッカーを初めて古巣と対戦するという経験は初めて。どのような気持ちになるのか自分でもわかりませんでした(笑)。試合が始まって、気持ちが入る部分が多々ありました。いつも以上に球際や自分の能力を引き出そうと意識しました。気持ちの面ではプラスになりました。滋賀サポーターにも知り合いがたくさんいたので、自分が頑張っている姿を見せることができ良かったです。
ー今後の試合に向けて。
稲垣 残り9試合全部勝つつもりで準備をして、チームのために走りたいです。
■FC大阪公式ホームページ:FC大阪公式ウェブサイト
■公式記録:JFL公式
フォトギャラリー
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。